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確定拠出年金のスイッチングを実施

kage

2019/02/03 (Sun)

タイトルにあるとおり、このところすっかり月末月初の恒例行事となっている個人型確定拠出年金(iDeCo:イデコ)のスイッチングを1月31日(木)に実施いたしましたので謹んでご報告申し上げます。この日付からお察しいただけるかも知れませんが、今回は私のうっかりミスでスイッチングの指図を入れるのが一日遅れてしまい、結果的に昨日2月1日(土)に売却を実行することができませんでした。具体的には1月31日(木)に指図を入れ、翌2月1日(金)に実行となったのですが、スイッチング元の資産が外貨を含むため実際の売却は週明け2月4日(月)になるのです。このエントリーを書いている時点では日本時間の土曜日の朝終わった米国株式市場でS&P500指数はほぼ横ばいだった一方で、為替市場ではドル高円安が一気に進んでいますので私のうっかりミスも結果オーライとなりそうな雰囲気もあるのですが、実際にどうなるのか?は週明け月曜日の日本市場次第であり、まだまだ予断を許しません。

さてここで最近の相場環境に目を転じてみますと、株式市場は日米ともに昨年末の「クリスマス暴落」を目先の底にしてリバウンド継続の形になっていますね。ただしその勢いは米国株の力強さに比べて日本株は明らかに弱く、まだ市場参加者の疑心暗鬼が続いているようにも思えます。ご承知のとおり市場の懸念材料(米中貿易戦争、英国の合意なきEU離脱、米国のつなぎ予算など)は何一つ解決していませんので、後になってみれば「あの時の日本株の方が正しい反応だった」ということになるのかも知れません。しかし「将来の値動きは誰にも分からない(神のみぞ知る)」が相場の真理である以上、私は今回も自分が事前に決めたルールに則り、淡々とスイッチングを継続することにしました。

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それでは今回のスイッチングに話題を戻しましょう。その詳細につきましては下記添付画像をご参照ください。

スイッチング

ご覧のとおりスイッチング元が毎度おなじみのセレブライフ・ストーリー2055ではなくなっておりますが、これは前回のエントリーご報告したとおり、綺麗さっぱり売り切ったからです。そこで今回のスイッチングではかねてから宣言していたとおり、DCインデックスバランス(株式80)を売却の対象としました。また今回はアクティブファンドへのスイッチングがありませんが、これは最近のリバウンド相場で誠にありがたいことにすべての保有ファンドが黒字化したため、押し目買いを一時見合わせとしたためです。なおDCインデックスバランス(株式80)の保有数量はそもそも少なかったため、今回のスイッチングではきれいに二等分して売却のすることにしました。そうすると個々のスイッチング金額はおおむねいつもどおりになる計算です(厳密には1割弱程度多くなりそうですが)。これによりこのファンドも週明け月曜日には綺麗さっぱり売り切ることになります。ちなみに次回のスイッチングでは、今のところ野村外国債券インデックスファンドDCの売却を予定しておりますが、その時の相場環境に応じて他のファンドに変更するかも知れません(売却候補はまだ複数ありますので)。

ところで、直近の年金に関する話題といえば、何と言ってもこれでしょう。

GPIF、過去最大のマイナス運用14.8兆円 株安響く=18年10─12月期実績

東京 1日 ロイター:年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)によると、2018年12月末の運用資産額は150兆6630億円と、3・四半期ぶりの減少となった。年末にかけ世界的な株安に見舞われ、四半期ベースで14兆8039億円と過去最大のマイナス運用となったことが響いた。運用資産のうち外国債券は1兆9100億円買い越した。

10─12月の収益率はマイナス9.06%。四半期ベースの損失額としては自主運用を始めた01年度以降で最大だった。資産別では、国内債券の収益率が1.01%(4242億円)のプラスだったのに対し、国内株式が17.57%(7兆6556億円)、外国債券が2.74%(7182億円)、外国株式15.71%(6兆8582億円)と、いずれもマイナスだった。

GPIFによると、市場運用を開始した2001年度以降の累積収益率は2.73%、収益額は56兆6745億円で、年金財政上必要な水準は上回っている。累積収益額のうち、利子・配当収入は33兆3195億円。

主要資産の運用比率は国内債券28.20%、国内株式23.72%、外国債券17.41%、外国株式24.29%となった。10─12月期は国内債券を6630億円、外国株式を316億円それぞれ売り越した。

一方、外国債券と併せて国内株式を11億円買い越した計算になる。


昨年末の「クリスマス暴落」では私たち個人投資家も多大な被害を被ることになりましたが、当然のことながら年金運用も例外ではなかったということですね。この手のニュースが報じられると必ず聞こえてくるのが「私たちの大切な年金を株などのギャンブルに使うな!」という声です。しかし当ブログをご訪問いただいた投資に関心の高い皆さんなら先刻ご承知のとおり、運用の世界においては「リスクを負わない者にリターンなし」が原理原則であり、今回のような損失を防ぐためにリスクの低減を図れば自ずと将来の期待リターンも低下することになります。さらに言えば、年金運用のリスク低減は「言うは易く行うは難し」の典型でもあり、例えば全額現金保有にすれば日本年金機構や年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)という組織自体が不要になるため、官僚の猛烈な抵抗が予想されます。それに巨額な保有現金をどこに置いておくかという問題もありますし。ご承知のとおり民間銀行には破綻リスクがあり、ペイオフ制度もありますからね。では日銀に預ければいいのか?といえば、現状ではマイナス金利の適用を受けて元本が毀損することにもなりかねません。それなら年金資金だけ特別扱いしてもらえばいいのですが、それはそれで公平を欠くようにも思えますので難しい問題です。

それでは全額を日本国債で運用するという手はどうでしょうか?言うまでもなく現在の国内債券市場では日銀が国債を買いまくっており、価格形成を激しく歪めています。いわば現在の国内債券市場は日銀が一人で価格を決めているようなものであり、この状況で日本国債を買うということは取りも直さず日銀と心中する(運命を共にする)覚悟が求められます。株式投資をギャンブルと言うのであれば、日本国債投資もかなりのギャンブルであると私には思えるのですがいかがでしょう?それなら外国債券を増やしてリスク分散を図ればいいのですが、ご承知のとおり外国債券は為替変動リスクが大きく、期待リターンを簡単に上回ってしまいます。実際に上記記事にあるGPIFの10-12月期運用でも外債は-2.74%になっていますしね。事程左様に「年金運用のリスク低減」は口で言うほど簡単ではないという厳しい現実があるのです。

とはいえ年金を運用する立場として、本音では「もはや市場のリスクを負い切れない」という実感があることもまた事実でしょう。実際に企業独自の年金である厚生年金基金では従来の確定給付型(給付額は事前に約束した運用利回りで決まる)から確定拠出型(給付額は個人の運用成績で決まる)への移行が着実に進んでいますし。もし今後も「私たちの大切な年金を株などのギャンブルに使うな!」という声が根強く残るようなら、「そこまで言われるのであれば、分かりました。潔くGPIFは解散して今後は国民の皆さん一人ひとりに年金運用を委ねましょう。その代り将来の年金給付額はすべて自己責任で決まることになりますが、一切苦情は受け付けませんので悪しからずご了承ください」ということにもなりかねません。「他人に任せてはおけないというのなら自分でやれ」。いつ何時そう言われても困らないように、私たちもiDeCoを積極的に活用して年金運用に慣れておきましょう。

年金運用のヒントという観点で今一度上記記事を読み返してみると、いろいろと示唆に富んでいるようにも思えます。例えばこれまでの収益額の58.8%が利子・配当であること(年金運用はキャピタルゲインよりインカムゲイン重視?)、主要資産の運用比率(ポートフォリオ)は内外株式と債券でザックリと四等分に近いイメージであること(必ずしも実態経済の比率にこだわる必要はない?)、相場が大きく動いた時でも淡々とリバランスを行っていること(国内債券を売って他の資産を買っています。外国株式は売り越しになっていますが、これはトータルの評価額が下がったためそう見えているだけで、実際には買っているはずです。)などです。GPIFはこの運用方法でこれまでキッチリと結果を残していますので、私たちの年金運用においても参考にできるのではないでしょうか?

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