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投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018

kage

2019/01/15 (Tue)

こちらのエントリーで私自身が投票したことをご報告していた「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」の結果が発表されました。そこでいつものようにあまり参考にはならないと思いますが私の投票内容を公表して言い訳をさせていただきたいと思います。なお「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」の投票結果につきましては下記公式サイトをご参照下さい。また発表会当日の模様については実際に参加された皆さんのブログやSNSをご覧いただくと臨場感を味わえるのではないでしょうか?

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018

foy2018

ご承知のとおり昨年は相場環境が思わしくなかったため、投票報告エントリーで私は下記のような懸念を書いておりました。

個人的に心配なのは「このアワード自体が盛り上がるのか?」であり、具体的には投票するブロガーの数が昨年に比べてどうなるのか?に大いに注目しております。


果たしてその結果はどうなったのか?と申しますと、公式サイトによると今回の有効投票人数は241人だったそうで、前回の198人を大きく上回りました。このように私の懸念は杞憂に終わったわけで、ひとまずはホッと安堵しております。

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発表された今回の順位をザッと眺めた率直な感想としては、まあ順当な結果と言えるのではないでしょうか?ハイリスク投機家を自認するバリバリのアクティブ派である私としては、ベスト10がインデックス運用ばかりなのはいささか残念ではありますが、昨年のような相場環境ではアクティブファンドの苦戦も致し方ないと思いますので。昨年は現実に私自身も、相場を先読みすることの難しさや運用コスト低減の重要性を痛感させられました。もしも投信ブロガーの多くが同じような感想を持ったとすれば、低コストのインデックスファンドが高評価を得るのも納得せざるを得ません。

そういうことであれば今回の投票で私も潔くアクティブ派の旗を降ろしたのか?といえば、決してそんなことはありませんでした。具体的には今回もかたくなに全ポイントをアクティブファンドに投じております。その投票先とは、ズバリ下記のファンドでありました。

農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンド(農林中金全共連アセットマネジメント):5ポイント

思い起こせば「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2011」以来、長きに渡り私はひふみ投信(ひふみプラスも含む)に投票を続けてきました。しかし今回ばかりはいかに志が高くとも、いくら受益者重視であろうとも、票を投ずることはできませんでした。その理由はひとえに運用成績の低迷にあります。私は常々当ブログにおいて「アクティブファンドの評価は良くも悪くも結果がすべて」と申し上げ続けてきました。ですから投票時点で過去1年間の運用成績がマイナスに沈んでいたひふみ投信については断腸の思いで候補から除外した次第です。ご参考までにひふみ投信の11月度月報から運用成績の部分を切り抜いて以下に貼り付けておきますので、ご参照ください。

ひふみ投信

ご承知のとおり、ここからさらに1ヵ月が経過した12月末時点では「クリスマス暴落」の影響でもっとひどいこと(過去1年間の運用成績が-21.4%)になるのですが、投票の時点では知る由もありませんでした。現状と比べると11月末時点の-5.1%は「何とか踏ん張っている」と思えなくもありませんが、それは惨憺たる結果を見た上での相対的な感覚に過ぎません。ひふみ投信が過去1年間で私たちが信じて託した大切な資産を減らしてしまったことは紛れもない事実なのですから、私個人としてはアクティブファンドとしての評価はできないと判断しました。

そこで私は、今回の投票基準は完全成績重視にしようと決断しました。具体的には、アクティブかインデックスかに関わらず、実際に保有しているファンドの中から過去1年間の運用成績が最も優れている1本に全ポイントを投じようと決めたのです。その結果、選ばれたファンドが農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンドでありました。このファンドはその名が示すとおり、米国株の中から長期運用を目的に投資銘柄を厳選して運用を行うアクティブファンドです。私がこのファンドに投資を始めたのは昨年4月のことで、その経緯についてはこちらのエントリーでご報告しておりました。実はこのファンドは知る人ぞ知る優良アクティブファンドであり、運用方針や顧客対応は十分信じるに足るものがあります。しかし今回の投票理由は上記のとおり単純に「保有するファンドの中で過去1年間の運用成績が最も良かったため」でした。ご参考までに11月度月報から運用実績の部分を切り抜いて以下に貼り付けておきます(左)。またベンチマークとして同じ米国株式を投資対象とする楽天・全米株式インデックス・ファンド(いわゆる「楽天VTI」、今回は堂々の第4位に入賞)の11月度月報から騰落率の部分を並べておきますので(右)、比べてみてください。

農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンド 楽天・バンガード・ファンド(全米株式)

ご覧のとおり11月末時点では楽天VTIに圧勝で、まさにアクティブファンドの面目躍如といったところでしょう。この結果を見ただけでも、今回の私の投票は間違っていなかったと実感できます。もっともご多分に漏れずこちらも「クリスマス暴落」で12月末にはマイナスに沈んでしまうのですが、それは言わないお約束ということでお願いします。

以上、今回の投票について私の言い訳をつらつらと書き連ねさせていただきました。今年もまだまだ難しい相場展開が続きそうでアクティブファンドには逆風となりますが、それでも私はアクティブ派の旗を降ろすつもりは毛頭ありません。願わくば次回の投票ではいずれも優れた運用成績ばかりで投票先に迷うような状況になりますように。

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