2020 04 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. »  2020 06

ピンチはチャンス

kage

2019/01/12 (Sat)

前回のエントリーの最後の方で私は、「このような環境(=ジェットコースター相場)であるからこそ、それぞれの投資スタイルを再検討する好機にもなるのではないでしょうか?」と書きました。すなわち本エントリーのタイトルにある「チャンス」とは、自らの投資と真摯に向き合う「好機」という意味合いに他なりません。このように今回は投資のピンチである今こそがむしろチャンスになる事例をいくつか列挙してみたいと思います。それではまず前回の内容をまとめてみましょう。

1.投資スタイルの確認および再検討の好機

相場が一度クラッシュしてしまった今だからこそ、リスク覚悟で積極的に売買タイミングを狙っていくのか、はたまた見えない未来を見ようとするだけ時間の無駄だと割り切って淡々と積み立て投資を継続するのか、それとも無理をしてまでリスクに付き合うことはないと達観して相場と距離を置くのか、胸に手を当てて自らの気持ちを正直に聞いてみましょう。

(Sponsored Link)


続いて他のチャンス候補を思い付くままに並べてみます。

2.リスク許容度の確認および再検討の好機

今般の株式市場における「クリスマス暴落」や為替市場における年明け早々の「フラッシュ・クラッシュ」を経験して、「もう我慢できない」と感じた方や「今回はなんとか耐えたけど、もう一度同じようなことが起きたら我慢できないかも?」と感じた方はリスクを取り過ぎている可能性が極めて高いと思われます。なぜなら今回の相場変動などはリーマン・ショック時と比べればまだまだほんの序の口に過ぎないのですから、本当のパニック相場に襲われれば簡単に自らのリスク許容度を超えてしまうでしょう。ただしリスク許容度には個々の精神力が大きく影響を及ぼすため、かなりの個人差が出てしまい管理が厄介です。ですからこちらでも胸に手を当てて自らの気持ちを正直に聞いてみましょう。

3.リバランスの好機

この場合は「好機」と表現するのは少し違うような気がしないでもありませんが、相場が大きく動いてしまったことでポートフォリオにおける各アセットクラスの占有比率が当初計画と大きくズレてしまった場合は淡々とリバランスを行いましょう。現状のような相場混乱期にあっても冷静に安くなったアセットクラスを買ってリバランスを行うことが長期投資の成功につながることは明らかですので。ここでヤケになって全数売却に踏み切ったり、思考停止に陥って何もしないまま呆然と時を過ごしていては将来の成功の種をみすみす逃すことになりますよ。こんな時だからこそ冷静にあらかじめ定めていたマイルールに沿って行動するようにしましょう。

4.コスト削減の好機

将来の値動きは神のみぞ知るで私たちがコントロールすることは困難ですが、運用にかかるコストは努力次第で大胆に削減することが可能です。考えてもみてください。投資信託の基準価額が急落して含み益が激減したとしても(あるいは含み損に転落したとしても)、運用会社や販売会社が責任を取って信託報酬を免除してくれることなど決してありません。私たちの窮状などまったくお構いなしに日々決められた比率で手数料は徴収され続けるのです。こんな時に割高なコストを支払い続けるのはバカバカしくありませんか? ここで少し考え方を変えてみれば、含み益が激減した今こそが譲渡益税の徴収を抑えて低コストファンドに乗り換える千載一遇の好機ともいえるのではないでしょうか?

5.乗り換えの好機

これは基本的に4.と同じ内容です。含み益が激減した今こそが譲渡益税の徴収を抑えて以前から気になっていた投資信託に乗り換える千載一遇の好機です。ただし4.と5.の場合は含み損を抱えて損失確定(=損切り)の形で乗り換えを行うと、同一口座内で損益通算ができない場合は損失を翌年以降に繰り越すために確定申告が必須となりますのでくれぐれもご注意を。理想は損益がプラスマイナスゼロになった瞬間に乗り換えることなのですが、なかなか都合よくはいきませんから、損失確定(=損切り)の場合はその後の状況も確認しつつ慎重に行うようにしてください。

ここまで書いてきて今さらながらに気付いたのですが、これらは一度売却するとそれきり非課税枠が消えてしまうNISA口座では使えませんね。しかも譲渡益税はそもそも徴収されませんし、仮に損切りしたとしても損失の繰越はできませんので。ですからNISAの場合は新たな投資分についてのみ上記の候補をご検討ください。

長期投資を続けていれば、いつもいつも順風満帆な航海が続くわけではありません。往々にして今回のような嵐に襲われるものです。それに一度起きてしまったことをどんなに嘆いてみても、決して過去を変えることはできません。それなら私たち個人投資家としてもピンチをチャンスに変える発想でもっとしたたかに長期投資に取り組んで行こうではありませんか!

(Sponsored Link)

関連記事

コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック