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ひふみ投信 よくある誤解 追補版

kage

2018/09/08 (Sat)

前回のエントリーを書いた後になって「これぞ紛れもない明らかな誤解」という事例を思い付きましたので、急遽追補版を書くことにいたしました。その誤解とはズバリこれです。

・ひふみ投信はTOPIXをベンチマークにしている

毎月の運用報告書(ひふみのあゆみ)に基準価額とTOPIX(配当込み)が比較するように掲載されているため、このような誤解を生むのも致し方ないのかも知れません。しかしグラフの右側にある注意書きをよく読むと、下記のような記述があることがお分かりいただけるでしょう。

TOPIX(配当込み)は当ファンドのベンチマーク(運用する際に目標とする基準)ではありませんが、参考として記載しています。


またひふみ投信の請求目論見書にも下記のような記述があります。

2【投資方針】
(1)【投資方針】
①基本方針
「ひふみ投信」は、受益者の長期的な資産形成に貢献するために、円貨での信託財産の長期的な成長を図ることを目的として、マザーファンドの受益証券を通じて国内外の株式に投資することにより積極運用を行ないます。
②投資態度
主としてマザーファンドの受益証券に投資します。
なお、運用成果について目標とするベンチマークは設定しません。



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以上のことから、ひふみ投信がTOPIXをベンチマークにしているというのは明らかな誤解であることがお分かりいただけるでしょう。すなわちひふみ投信はTOPIXに勝った負けたというような低レベルな(筆者注:あくまでも私個人の感覚です)争いをしているわけではないのです。ひふみ投信が目指しているのは上記にあるとおり「受益者の長期的な資産形成に貢献するために、円貨での信託財産の長期的な成長を図ることを目的」にしているのであって、TOPIXを上回ることではありません。ですからその評価基準は極めて単純明快です。すなわち、私たち受益者が信じて託した大切な資産を長期運用で増やすことができたかどうかに尽きるわけですね。裏を返せば、短期的な値動きでガタガタ言うなと読み取れなくもありません。ただしこの場合は、どの程度が短期でどこからが長期かの線引が難しいですね。個人的には1年程度なら低迷期として我慢できても、それ以上になると徐々に不満が高まるかも知れません。

余談ですが、今から7年以上前のセミナーで配布されたひふみ投信の資料でTOPIXが参考指標であるという注意書きが漏れていたことがありました(こちらのエントリーでネタにさせていただいております)。ですから以前はレオス社の中でもベンチマークと参考指標の厳密な違いなどあまり気にしていなかったのかも知れませんね。そう考えると今でも勘違いしている方々に「それは誤解です」といちいち指摘するのも大人げない行為なのかな?と、これを書きながらふと思ったりもしました。いずれにせよひふみ投信の海外株組入比率が増加するにつれてTOPIXを参考指標にすることに違和感を覚える人が増えてきたことも事実ですので、今後は全世界株式(MSCIオール・カントリーなど)への変更も検討する必要があるのではないでしょうか?

最後におまけとして前回のエントリー用に加工しておきながら掲載を忘れてしまった画像を貼り付けておきます。

ひふみ03

ご覧のとおり、昨日公開された8月度月報(ひふみのあゆみ)に掲載された5月末時点の組入上位30銘柄一覧です。堂々の第9位にTATERUがランクインしていることがお分かりいただけるでしょう。また規模の欄を見ると、上位こそ大型株で占められていますが、第9位のTATERU以下は中小型株の方が多いこともご理解いただけると思います。昨日提出された大量保有報告書(変更報告書)を見ると売却を進めている銘柄も結構ありましたので、8月末時点では11位以下の顔ぶれがガラッと変わっているかも知れませんね。

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