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ひふみ投信の月報にだって多少の脚色はある

kage

2018/08/26 (Sun)

今月は酷暑と夏休みボケの影響で新規エントリー数が少なくなっっておりますので、安易な発想で誠に恐縮ではございますが引き続きひふみ投信ネタを引きずって更新数を稼がせていただきます。

ひふみ投信に関しては相互リンクさせていただいている【L】米国株投資実践日記で「(ひふみ投信)純資産残高増加の運用に与える影響について公式回答」というエントリーが公開されております。これはひふみ投信8月度中間報告「ひふみのあゆみ」の中にある「ひふみのはてな」というコーナーで「純資産残高が増えることによる運用の難しさはありますか?」という問いに対する回答が掲載されたことを取り上げたものです。その詳しい内容についてはあえて私の方では触れませんので、ぜひエルさんのエントリーでご確認ください。

この回答は私も拝読しましたが、正直なところ本音半分、建前半分くらいであろう捉えました。なぜならもし仮に「カンブリア宮殿効果」による純資産残高急増で運用に困っているとしても、正直に「実は大いに困っています」とは口が裂けても言えないと思うからです。ですからどうしても「確かにデメリットもあるがメリットだって決して少なくはない」という無難な回答にならざるを得ないのでしょう。そういう意味で私はタイトルに掲げたように、ひふみ投信の月報にだって多少の脚色はあると考えております。

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ひふみ投信の黒歴史をほじくり返して誠に恐縮ですが、2009年のリーマンショック時にレオス・キャピタルワークス社の経営状況が急激に悪化し、同社は身売り同然の形でISホールディングスの傘下に入りました。その時の公式発表を私は「本音と建前」で紹介していますが、今になって読み返してみれば建前100%の内容ですよね。しかしあの時、正直に「実は倒産寸前なのです」とは口が裂けても言えなかったでしょう。もし真実を知れば多くの受益者が「これは大変だ!すぐにひふみ投信を売却して資金を引き揚げなくては」と思ったでしょうから。そういう意味で私は企業の公式発表(ニュースリリース)にだって多少の(かなりの?)脚色はあると考えております。

ただ個人的には、どうせ脚色をするのならもっと大風呂敷を広げて規模拡大のメリットを堂々とぶち上げればいいのにと思いました。例えば投資先の企業が真に「いい会社」になることを目指して規模の力を利用して変革を促すとか、投資先同士の協業やM&Aを仲介してシナジー効果を狙うとか、共に新興市場から東証1部への指定替えを目指すとか、もっと熱く夢や理想を語ってもよかったのでは?と私は思います。私の持論は「アクティブファンドの評価は良くも悪くも結果がすべて」ですが、実際のところはファンドマネージャーが語る夢や理想をどこまで信じられるのか?も投資を決める上でかなりのウエートを占めることは間違いありませんので。

このように世の中にあふれる情報の中から本音(真実)をあぶり出すのは決して簡単ではありません。例えば来月からいよいよ営業がスタートする丸井グループのtsumiki証券にしても、収入は信託報酬の一部でそもそも薄利なのにクレジットカードのポイント還元をしては利益が出ないのは明白です。それでも丸井グループは顧客の長期的資産形成を応援するために利益度外視で敢然と立ち上がった、なんてことはあるはずもなく、これは明らかに優良顧客の囲い込みを狙ったものですよね。だって考えてみてください。長期間毎月コツコツと積立投資ができる人はまず間違いなく家計に余裕があるはずです。さらに家計管理能力も高く、クレジットカード決済でも多重債務に陥って支払いが滞るリスクは低いと思われます。それにもし仮に支払いが滞ったとしても積立投資といういわば担保を押さえてあるわけですから、最終手段としてそれを売却してもらって支払いに充当することも可能です(NISA口座はiDeCo口座と違っていつでも売却、出金できますので)。しかし丸井グループからあからさまにtsumiki証券の設立理由が語られることはおそらくないでしょう。ですから私たち受益者は常に疑い深く、物事の裏の裏を読もうとする努力が必要なのかも知れませんね。

最後に文字通り蛇足の指摘を一つ。上記「ひふみのはてな」の回答に「運用する金額の多寡で運用の難易度が増すことはないとは言い切れません」との一文がありますが、多寡(多いことと少ないこと)の意味に対応するなら「運用の難易度が変わる」とすべきでしょう。そもそも難易度とは 物事のむずかしさとやさしさの程度という意味ですので、「難易度が増す」というのはおかしな表現です。ここは前の文章からの流れを考えて難しさが増すという意味で、「運用する金額の増加で運用の難度が増すことはないとは言い切れません」が適切でしょうか?以上、蛇足ながら少々気になったためあえて指摘させていただきました。

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