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守るべきものと変わるべきもの

kage

2018/05/12 (Sat)

今回のタイトルは私たちが一人ひとりの人間として、あるいは組織としての会社にとっても、守るべきものと変わるべきものがあるよなぁという意味です。例えば前者は個性やアイデンティティーの源泉となる信念や習慣であり、後者は時代や環境の変化に対して柔軟に適応する思考や行動と言えるでしょう。すでに一部投資系ブログで話題になっている下記のニュースリリース(注意:リンク先はPDFファイルです)を拝読しながら、私はふとそんなことを考えていました。

丸井グループが“つみたて専門”の証券会社を設立します
~10年後に100万人へサービスを提供、預かり資産残高1兆円をめざします~


私個人としてはこのニュースリリースからはいろいろな環境の変化を予感させられました。例えば異業種からの証券業界参入、“つみたて専門”という思い切った業態、クレジットカード決済の標準化などです。ただし投資信託のクレジットカード決済についてはいわば借金をして投資をするようなものでもあり、これまでも普及は進まず、これからも社会的な理解が得られるのかは不透明でしょう。とはいえいくら現金決済至上主義のわが国においても将来的には確実にキャッシュレス社会が到来するものと思われますので、もしかするとこれも時代の趨勢なのかも知れません。案外数年後にはクレジットカードだけでなく、電子マネーや仮想通貨による決済だって当たり前の投資環境になっていると妄想するのは発想が飛躍し過ぎでしょうか?

異業種からの参入という面では、私はどうしてもセゾン投信の設立時とイメージを重ねてしまいます。あの頃の私はクレディセゾンの子会社なら決済にセゾンカードが使えて投資をしながら永久不滅ポイントも貯められて一石二鳥だ!と今にして思えば余りにも安易過ぎる期待に胸を躍らせていました。しかし皆さんご承知のとおりその淡い期待は無残にも打ち砕かれ、セゾン投信でのクレジットカード決済はいまだに実現しておりません。しかしこれからは顧客から「丸井はできるのになぜセゾンはできないの?」との声が高まるであろうことは容易に想像できます。そうなるとセゾン投信としても安穏とはしていられないはず。これこそが本エントリーで申し上げたい「変わるべきもの」に他なりません。もしもクレジットカード決済を求める顧客の声が本当に高まるのであれば、その期待に応えて柔軟に体制を変えていくのが真の意味での「顧客本位」なのではないでしょうか?

またこの際ですから決済に関連しての不満を言わせていただければ、セゾン投信は自動積み立て投資の銀行引き落としから約定までの時間がかかり過ぎです。具体的には4日に銀行引き落とし、19日にセゾン投信の口座に入金、21日に約定というスケジュールになっており、これは設立時から一切変わっておりません。4日の銀行引き落としはセゾンカードと同じですので、おそらく親会社であるクレディセゾンのシステムを流用しているのでしょうが、真に顧客の利益を第一と考えるのであればこれも間違いなく「変わるべきもの」のひとつではありませんか?言うまでもなく受益者の立場としてはリスク覚悟で投資したお金には一刻も早く市場で働いていただきたいもの。セゾン投信ではお財布を出てから買い付けまでにこんなにも時間がかかるのに、クレジットカード決済が可能な丸井であれば極端な例では買い付けの方が先でその代金は後払いもあり得るので資金効率の面では圧勝と言えます。これでセゾン投信がまったく危機感を抱いていないとすれば、私はその将来性に大いに不安を覚えずにはいられません。

もっとも実際に丸井がセゾン投信の強力なライバルになり得るのか?はひとえにその品揃え次第であると考えてほぼ間違いないでしょう。その内容によっては大風呂敷を広げた割には鳴かず飛ばずの可能性もありますし、積み立て投資の先駆者であるセゾン投信ですら簡単に蹴散らしてしまう台風の目になる可能性も秘めています。そういう意味で当ブログとしてはまたネタになるような続報が出ることを大いに期待しております。

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