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山崎バズーカ第16弾炸裂 後編

kage

2018/05/07 (Mon)

それでは前編に引き続き、後編も放送の一部を文字に起こしてご紹介いたしましょう。後半のテーマはこどもの日にちなんで「子どもを取り巻くお金のいまとむかしを考える」です。なお毎度のご注意となり誠に恐縮ですが、以下に掲載する出演者のご発言は私の判断で言い回しを変えておりますので、ご本人の真意とズレてしまっている可能性のあることをあらかじめご承知置きください。

子どもの数が多かった団塊ジュニア世代と今の子どもたちでは環境にどのような違いがあるのか?子育てアドバイザー田宮由美さんにお話を聞いた。

田宮さん:約40年前と現在では子どもを取り巻くさまざまな状況が変化している。例えば大きな自然災害、ゆとり教育の導入から見直しへの転換、情報機器の普及、共働き家庭の増加など。こういったさまざまな変化の中で子どもの生活や意識、価値観を調査した資料がある(2017年博報堂生活総合研究所調べ、首都圏小学4年生~中学2年生対象)。これによると子どもたちの意識が20年間で最も大きく変わったのはお小遣いと情報の分野だった。お小遣いをもらっている割合は過去最低になっており、お小遣いを必要とする子どもが増えたと思われる。お小遣いの使いみちでは貯蓄が50%超でトップに。この背景にあるのは少子化とモノが豊かになっていることがある。欲しいものがあれば母親の買い物に付いて行ってその場で買ってもらえる。あるいは母親がインターネット経由で購入するケースも増えている。

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またモノに囲まれて育った今の子どもたちは新商品や流行への関心が低下傾向にある。

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しかし子どもが現金を使う機会が減っているからこそ注意しなければならない点もある。

田宮さん:最近はクレジットカードやお金をチャージして使うタイプのカードが増えてきている。またインターネット通販も増えているので実際にお財布の中からお金を取り出して使う場面が著しく減少している。このため子どももそういう場面を見る機会が減っており、お金の価値やモノの相場が感覚的に分かりづらくなっている。ネットゲームも盛んになっているが、最初は無料でもアイテムをゲットするのに課金されたりする。その際に指先ひとつで(ワンクリックで)支払いが完了したりするのでお金を使っているという感覚が希薄になってしまう。これにより高額請求などのトラブルが増えている。子どもにお金の使い方を教えたり金銭感覚を身に着けさせるのは子どもの自立を考える上でとても大切なこと。その手段としてお小遣い制は有効な方法のひとつ。

子ども関連産業は教育だけでなく子供服、レジャー、日用品など多岐にわたる。その市場規模は少子化が進行する中でも安定しており、ここ10年は12兆円前後で推移している(矢野経済研究所調査)。子ども関連産業について詳しい大正大学人間学部人間環境学科・白土健教授にお話を聞いた。

白土教授:昔に比べて子どもの数が減っているので子どもが大事にされている。今後も子どもはドンドン減っていく。しかし逆に言えば少子化の進行で子ども一人にかけるお金には余裕ができた。これにより一人あたりの単価が上がり、各社がそれに見合ったサービスを競い合っている。例えばランドセルも昔は男の子は黒、女の子は赤と決まっていたが、今では色だけでなくデザインや装飾など無数の組み合わせから自分だけのランドセルを作ることができる。そこから「ラン活」という言葉も生まれた。子ども用品でも高級品、ブランド品、プライベートブランド(PB)が伸びている。高級品を求める層がある一方で低価格でも良い品を求める層も存在する。これにより中庸のものが苦戦をする構図になった。習い事にしてもさまざまな可能性を追求するために漫画家教室やユーチューバー教室が生まれている。このように子どもが興味を持つ分野にはビジネスとしてさまざまなサービスが生まれている。また現代の特徴としては安全・安心に対する親の意識が非常に高い。これにより防犯ブザーが売れたり、送迎サービス付きの塾や高級学童保育が登場している。

子どもたちのスマホ保有率も伸びている。またネットでお小遣い稼ぎをする子どもも増えている。その方法はポイント交換、中古品の販売、LINEスタンプ作成など。

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山崎さん:お金を数字として計算する練習はもっと早くから取り組むべき。例えば小学校の算数で1割、2割はお金の計算問題が出てくるようにするとか。そうしてお金とはとにかく計算するものなのだという教育をした方がいい。お金はドンドンデジタル化して親も子どもも数字として出入りを見ることになるので。リアルなお金を使ってモノの価値を教えようというのはそろそろ時代に合わなくなってきているのではないかという感じはする。あなたにはいくらお金がかかっていて、家計にはどのくらいお金の出入りがあるのかについてはなるべく早く子どもにも伝えるべき。また貯蓄や借金がどのように増えるかについても早く計算で教えた方がいい。そういう計算を小中学校で教えるようになれば毎月分配型の投資信託だとか、つまらない外貨建ての保険だとかを買う人はものすごく減ると思う。

永濱さん:逆にお金の価値を高め過ぎると日本が長く苦しんだデフレ時代のように節約志向の子どもが増えてしまう懸念がある。

田村淳さん:確かに貯金する子どもが増えているので、そのままずっと貯金する人生になりそうですもんね。

永濱さん:そうなると日本のマクロ経済は悪くなってしまう。個人的にはお小遣いの一部をドルで渡せば経済感覚が結構身に付くのではないかと思う。日本は経済教育や投資教育が遅れていると言われているがこれが対策になるのではないか。

山崎さん:お年玉でETFを買うとか。お年玉を投資信託で渡すとか。

永濱さん:ドルで渡されると価値が刻々と変化する。そうするとどうして変わるのだろう?と経済を理解するきっかけにもなる。

次転職するとしたらどんな会社に入りたいですか?との視聴者からの質問に対して山崎さん:今のところ転職の予定はないので。こっちから辞めるという理由もないので。転職よりむしろみんな副業をした方がいい。

以上、山崎バズーカ第16弾炸裂・後編をお送りいたしましたが、いかがだったでしょうか?お金に関わる教育の重要性は私も十分に理解しているつもりですが、自分自身の経験を思い起こせばアルバイトなどで労働の対価としてお金を受け取らなければなかなかお金の本質は理解できないような気がします。そういう意味では番組でも紹介されていたキッザニア(KidZania)などが効果的だとは思いますが、実際にはあれも遊びの範囲であり真剣さがありませんからお金の本質を理解するのはなかなか難しいかも知れないですね。そう考えると永濱さんご提案の「お小遣いをドルで渡す」とか山崎さんご提案の「お年玉を投資信託で渡す」などはいきなり大人の世界と同じルールで価値が変化しますので現実を知るためには案外良い方法なのかも知れないと思いました。

以上で山崎バズーカ第16弾炸裂はすべて終了です。次回はいつになるのか分かりませんが、どうぞお楽しみに。

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