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山崎バズーカ第15弾炸裂 後編

kage

2018/02/25 (Sun)

それでは前編に引き続き、後編も放送の一部を文字に起こしてご紹介いたしましょう。後編のテーマは「あなたはどのサイトで買い物をしていますか?加熱するネット通販戦争について考える」です。なお毎度のご注意となり誠に恐縮ですが、以下に掲載する出演者のご発言は私の判断で言い回しを変えておりますので、ご本人の真意とズレてしまっている可能性のあることをあらかじめご承知置きください。

日本のネット通販業界事情に詳しいネット通販コンシェルジュ・遠藤奈美子さんにお話を伺った。

遠藤さん:ネット通販の市場規模は年々右肩上がりで増加しており、今後もさらなる増加が見込まれる。2017年のネット通販大手3社(amazon、楽天、Yahoo!)の販売総額は約6兆7千億円で百貨店の約5兆9,532億円を超えた。この拡大に既存の小売業者は危機感を持ち、ネット事業者とリアル事業者の提携が次々に進められている。例えばセブン&アイ・ホールディングスはアスクルと連携してIY FRESHという生鮮食品宅配サービスを開始した。またイオンはYahoo!やソフトバンクグループと提携して新たな取り組みを始めると発表している。

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1ヵ月間で利用したECモールの割合(2017年4月ドゥ・ハウス調査)

楽天 43.9%、amazon 33.3%、Yahoo!ショッピング 8.1%

遠藤さん:大手3社の内、出店店舗の管理・監視が最もしっかりしているのが楽天。なので利用者の安心感は楽天市場が一番高い。安さならYahoo!ショッピングが一番。店舗数が圧倒的に多く価格競争が起きやすい。また出店手数料が無料なのでその分商品を安く提供できる。ポイントの貯めやすさはいつでもポイントが最大8倍になるスーパーポイントアッププログラムを開催している楽天が有利。楽天は楽天トラベルや楽天銀行などのグループ会社のサービスをすべて同じアカウントで利用できることが大きなメリット。Yahoo!ショッピングは月額498円の会費でプレミアム会員になればTポイントが5倍になる。ソフトバンクの携帯電話ユーザーならスマートログイン機能を設定するとTポイントが10倍になる。スピードはamazonが最も早い。有料のプライム会員になれば当日お急ぎ便の送料が無料になる。また専用アプリで使える最短1時間で届くプライムナウもある。プライム会員の年会費は3,900円だが、通常配送料が350円なので年間11回以上利用しないとかえって高く付くので注意が必要。

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拡大するネット通販が今後日本経済にどのような影響を与えるのか?物流ジャーナリスト・森田富士夫さんにお話を伺った。

森田さん:高齢化や女性の社会進出を背景にネット通販はますます伸びる。高齢者にとっては買ったものを持ち帰る労力を削減でき、若年層にとっては買い物に行く時間の節約になる。そんな中で、「ラストワンマイル」と呼ばれる配送拠点から玄関先までの最終区間には人手不足や長時間労働などの問題点が浮上。このためネット通販会社も大都市圏では独自の配送網構築に動いている。今後は大都市は独自配送、大都市以外は宅配便という使い分けが形成されるだろう。力のあるリアル店舗は自分もネット通販に進出するが、力のないリアル店舗は経営が厳しくなる。ただ買い物自体を楽しむ需要はなくならないと思う。今後は買い物弱者(高齢者など)・販売弱者(商店街の小売店など)・生産弱者(例えば地域のお豆腐屋さんなど)の3つを結び付けるようなビジネスが出てくるのではないか。それが地域の活性化にもつながる。

買い物弱者・販売弱者・生産弱者をネットでつなげる取り組みはすでに始まっている。福岡にある株式会社Pearは創業半年、社員数25名、平均年齢24歳で通販サイトの運営代行やプラットフォーム開発を行う。代表取締役CEOの島井尚輝さんにお話を伺った。

島井さん:日本では通販サイトの運営が複雑化していて管理が大変。それを簡単にするプラットフォーム「オムニコア」を作っている。

「オムニコア」は複数の通販サイト運営を一括で管理するサービス。ある商品を売りたい場合にamazon、楽天、Yahoo!に一括で出店可能。管理や分析も一括で行える。現在は開発段階の無料版のみで50社に使ってもらっている。4月には有料版を発表予定。使用料金は1ヵ月の注文数が150件を超えた場合月々19,800円だが基本は無料。まずは多くの人に使ってもらいシステムの普及を図り、将来的には1,000億円の収益を目指している。

島井さん:商品は作れるがネットショップの立ち上げや運営が難しいなど、農家の方とかITリテラシーが低い方が誰でもビジネスを始められるようにしたい。

拡大するネット通販。皆さんはどうお考えですか?

田村淳さん:鈴木さんはネット通販はやられますか?

鈴木奈々さん:CDなんかはamazonで買うけど洋服とかは買いに行くのが楽しいから使ったことない。サイズとかもわかんないし。色味とかも違うじゃないですか、届いたら。

田村淳さん:阿部さんはどうですか?

阿部哲子さん:私もamazonはよく利用しますね。家電から文房具から何でも買います。

永濱さん:私、実は地方によく講演に行くのだが、地方で成功している企業はネット通販を上手く活用している。地方経済が潤っていなくてもネットがあれば日本中、世界中に販路が広がる。そういう意味で地方活性化に貢献していると思う。

山崎さん:端的に言って圧倒的に便利。ショッピングは時間のコストが結構大きい。年収500万円の人だと時給換算で約2,500円になる。だからショッピングに30分かければ1,250円のコストがかかった計算になる。そう考えればネット通販の利用は便利であるだけでなく、合理的でもある。なので今後もさらに拡大するだろう。ただリアル店舗とネット店舗が提携しても徐々にネットの世界が拡大するのでリアル店舗は縮小せざるを得ないのだろうなとは思う。今、自分が楽天グループの社員であることを思い出した。楽天証券という証券会社に勤めている。だから本当はこの場で楽天ポイントで投資信託も買えますよとしゃべらなくてはいけなかった。

田村淳さん:結果、伝えられたから良かったです。ちょっと僕が気になったのはネット通販が伸びているのは全然理解できるんですけど、百貨店がほぼ横ばいであること。

永濱さん:逆に言うと、外国人観光客が増えているからこれで済んでいる。百貨店も価格ではネット通販に勝てないのでそっち(=外国人観光客)にシフトしている。

山崎さん:ビジネス自体のトレンドはもっと急速に下がっているということですね。百貨店にも就職しない方がいいですね。

カジノはどこに造れば日本経済にとって良いと思うか?との視聴者からの質問に対して永濱さん:まあ外国人が来やすい所ですかね。東京とか横浜とか。

山崎さん:東京に造ればいいと思う。人口の多い所に造って積極的に利用すればいい。大阪、福岡、札幌もぜひ。私が北海道出身なので。

田村淳さん:急にしがらみにまみれるんですね。しがらみ嫌いでしょう?山崎さん。時々しがらみが出てきますからね。

以上、山崎バズーカ第15弾炸裂・後編をお送りいたしましたが、いかがだったでしょうか?実際のところ、現状においては多くの人たちにとってネット通販はすでになくてはならない存在になっているのではないでしょうか?もちろんかく言う私自身も日々の生活の中で何かと便利に活用させていただいております。ちなみに個人的にこのところもっとも利用しているのはYahoo!ショッピングです。本文中にある調査結果では大手3社中で圧倒的な少数派に甘んじていますが、やはり相対的に価格が安いことが大きな魅力ですし、私が契約している携帯電話がソフトバンク傘下のY!mobileであるため年会費なしでプレミアム会員になれることも大きなメリットになっていますので。amazonのプライム会員はお試しの1ヵ月間しか使ったことはありませんが、確かにヘビーユーザーにとっては便利なサービスだと感じました。私個人としては一般会員でも無料で使えるコンビニ受け取りサービスをよく利用させていただいております。これなら自分の都合に合わせて好きなタイミングで商品を受け取ることができますから。楽天のサービスで私が比較的よく利用するのは楽天トラベルです。楽天市場の方は最近ほとんど利用しないので、上にある利用シェアトップという結果は正直なところ意外でした。ネット通販業界の将来は一見してバラ色のように思えますが、物流ジャーナリストの森田さんご指摘のとおり配送業者の「ラストワンマイル」がボトルネックになるような気がします。途中の配送はいずれ無人運転車が担うことになるのでしょうが、「ラストワンマイル」にはやはりマンパワーが必要だと思いますので。これが米国ならamazonが実験を行っているドローンによる配達なども考えられるのでしょうが、日本での普及はなかなか難しそうです。配送業者を悩ませる再配達にしても米国ではamazonがドアの鍵をamazon製のものに交換した上で配送員が合鍵で開ける方法などの実証実験を行っていますが、日本で手っ取り早く対策を打つなら簡易宅配ボックスの設置を推進した方がいいのではないでしょうか?いずれにせよネット通販が継続的に拡大するためには宅配業界の革新が必要不可欠ですので、今後はこちらの提携や新戦略にも大いに期待したいものです。

以上で山崎バズーカ第15弾炸裂はすべて終了です。次回はいつになるのか分かりませんが、どうぞお楽しみに。

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