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ひふみ投信定期積立経過報告

kage

2018/02/17 (Sat)

またまたご報告が大変遅れてしまいましたが、2月13日(火)はひふみ投信の定期積立約定日でした。そこでいつものようにひふみ投信設立時からの同額の定期積立を行っている私の運用成績をご報告させていただきます。なお毎回のご報告に書いているとおり下記運用成績は定期積立の他に猫パンチ投資(スポット購入)2発分を含んだ結果です(猫パンチ投資2発の詳細はこちらで公開しています)。

<ご参考>ひふみ投信定期定額積み立て+猫パンチ投資2発の指数
●取得単価 : 17,316 円 (先月より98 円上昇)
●約定価額 : 48,453 円 (先月より4,966 円下落)
●騰落率 : +179.8% (先月より30.5%悪化)


先月の定時報告を書いた1月20日(土)の時点では、まさか今月の定期積立投資約定価額が5万円の大台を割り込むとは夢にも思っておりませんでした。しかし相場というものは時に想定外の事態を引き起こすものです。実際に今般の米国を震源地としたプチ・パニック的な市場混乱により今月の約定価額はご覧のとおり先月より5千円近くも安い48,453円となり、私個人の運用成績を示す騰落率も資産3倍増ライン(+200%)を大きく下回る+179.8%にまで悪化してしまいました。この数字だけを見ると今般の市場混乱により大打撃を被ったことは間違いないのですが、冷静に分析してみれば昨年11月の約定価額48,596円水準に戻っただけであり、「わずか3ヵ月分後戻りしただけだ」と思えばそれほど深刻に考える必要はないのかも知れませんね。とはいえもちろんこれは単なる気休めに過ぎません。長期金利が上昇しているにも関わらず上昇する米国株や円高が進行しているにも関わらず上昇する日本株の現状を見るにつけ、個人的には今はまだ行き過ぎた下落からの短期的な反発局面に過ぎないのだろうとの思いを強くしています。ですからおそらく私たち個人投資家としても、まだまだ混乱の渦中にあるのだという覚悟をしておくべきなのでしょう。しかしながらひふみ投信の過去の実績を振り返ってみると、数々の危機的状況から半沢直樹ばりに「やられたらやり返す、倍返しだ!」を実現して大復活を遂げてきたこともまた事実です。「過去の実績は未来を保証しない」が投資における真理であることは紛れもない事実ですが、私は今回もひふみ投信の倍返しに大いに期待しつつ、今後も投資を継続していくつもりです。

このように時ならぬ市場混乱の影響で基準価額が大幅に下落しても資産形成団応援金は着々と積み上がっており、ご覧のとおり1,500円を超えてきました。しかしながらこの応援金が信託報酬の一部還元であるという現実に改めて着目してみると、基準価額が大幅に下落しても信託報酬は日々着々と徴収され続けていることの証でもありますので、今のような市場混乱期こそコストと向き合う絶好の機会なのかも知れませんね。

応援金

ひふみ投信が絶不調ならもちろん姉妹ファンドのひふみプラスも絶不調ということで、NISA口座で保有するひふみプラスの損益率は先月の+80%目前から一気に63.77%まで後退してしまいました(なおこれ以下に掲載する実績はいずれも昨日2月16日時点の数値です)。先月の定時報告で私は、さらなる株価急騰も十分にあり得ると考えて「私たち受益者もジェットコースターに乗っているつもりで上下の変動リスクに備えてシートベルトを締め直す必要がありそうです」と書いていたのですが、上ではなく下方向への変動リスクが顕在化してしまうという皮肉な結果になってしまいましたね。一昨年、昨年と端数を埋めるために購入したiFree日経225インデックスも市場混乱による大打撃を受けているのですが、とりあえずこちらは投資元本が少ないため、今は損益がプラスであるだけまだありがたいと思っておくことにしましょう。

ひふみプラス

NISA投資本命の個別株も当然のことながら市場混乱の影響から逃れることはできませんでした。ご覧のとおり、ようやく黒字化を達成して喜んでいたNEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)はあえなく赤字転落し、昨年末の短期売買に失敗して保有を続けている最下段の銘柄の含み損は一気に3倍近くに拡大してしまいました。とはいえトータルの被害額がまだ約20万円(率で言えば7%強)程度で済んでいるのは、ひとえに昨日のドリームインキュベータ(4310)の頑張り(前日比+9.21%の急騰)に負うところが大きく、誠に感謝に堪えません。ちなみにドリームインキュベータはひふみ投信にも組み入れられていますので、受益者の皆さんの運用成績に対しても少しは貢献してくれたのでは?と思います。今年のNISA投資に関しては前回のエントリーに書いたとおり、少なくとも3月下旬頃までは様子見を決め込むつもりでおりますが、来月の定時報告を書く頃にはおおよその方向性が定まっているのではないでしょうか?実際の季節と同様に、相場にも早く厳冬を抜け出してもらい、春の気配を感じたいものですね。

NISA

ひふみ投信が絶不調なら姉妹ファンドのひふみ年金も絶不調ということで、iDeCo口座で保有するひふみ年金の損益率も先月の+51.4%から+38.4%まで急降下してしまいました。上で書いたとおり、今年のNISA投資に関しては少なくとも3月下旬頃まで様子見を決め込むつもりですが、iDeCoとなるとまた話は別です。具体的にはもしもまだしばらく市場の混乱が続くようであれば、3月1日(木)に予定している次回の定期スイッチングで久しぶりにひふみ年金への資金移動も考えてもいいかな?と現時点で漠然と考えているところです。もちろんこれは冒頭にも書いたひふみシスターズの反発力に期待してのものであり、こちらに関しては少なくとも2月27日(火)までには結論を出さなければなりません。いずれにせよ何かしら行動を起こした場合は、後ほど必ずご報告いたします。

ひふみ年金

さて、受益者の皆さんならひふみ投信の運用目標が「守りながらふやす」であることはご存知のことでしょう。しかしながら今般の相場混乱局面においてひふみ投信は残念ながら「守る」ことができませんでした。この結果に対して「何だよー、守りながらふやすんじゃなかったのかよー」とご不満をお持ちになる向きがあるかも知れません。しかし私の個人的な感覚では、それは少々酷なのでは?と思えます。ご承知のとおり、今般の混乱が起こる前の相場状況は参加者が怖くなるくらいに絶好調でした。こんな時には少々加熱気味だと分かっていてもガンガン強気で攻めていかざるを得ません。なぜならそうしないとライバルファンドやTOPIXなどの指数に負けてしまうからです。実際に1月度の月報(ひふみのあゆみ)を見ても、ひふみ投信マザーファンドの現金比率は3.8%となっており、ほぼフルインベスト状態に近かったことが分かります。確かに1月末の時点で中小型新興株の過熱感を見越して大胆に大型株シフトを進めてはいましたが、今回のような梯子外しに直面してしまうとすべての株が叩き売られるため、基準価額急落もやむを得ません。さらに逆説的な論理で言えば、今般の相場混乱は誰もが想定していなかったタイミングで起きたため振れ幅が大きくなったわけで、もし誰もが調整を想定して身構えているような状況であれば、おそらくこんなことにはなっていなかったのでしょう。すなわち、ひふみ投信が今回のような混乱に備えてあらかじめ現金比率を上げるなり公益株などのいわゆるディフェンシブ銘柄を組み入れるなどして守りを固めることは確かに物理的には可能であっても、パフォーマンスを犠牲にしてまでそれを行うべきであったか?と問われれば、私はNOと答えます。ですから私個人としては今回の相場混乱は一種の交通事故のように捉えており、少なからず被害を受けたことも不可抗力であったと理解しております。それに今さら結果論で私たちの大切な資産を守れなかったことを非難してみても基準価額が元に戻るはずもなく、あまり建設的な議論であるとは言えません。それならこれまでのように華麗なリベンジ(倍返し)を実現できるよう頑張れ!とエールを贈る方が、よほど前向きで精神衛生上も良いように思えます。

繰り返しになりますが、今般の相場混乱のような事態がいつ起こるのかは誰にも分かりません(神のみぞ知る)。あらかじめそれが分かるのであれば、誰も苦労はしません。加えて守りを固めることはリターンを犠牲にするのと表裏一体ですので、どちらを選択するにも一長一短があります。だからこそ私は、今般のような思いがけない相場混乱局面においては、はなから「守りながらふやす」の実現を期待しておりません。それではひふみ投信が目指す「守りながらふやす」運用は、果たしてどのような局面で期待できるのでしょうか?その一例として、いつものようにYahoo!ファイナンスからお借りしてきた比較チャートをご覧ください。なお比較対象はeMAXIS TOPIXインデックスとしました。これは同ファンドが一度も分配金を吐き出していないため、疑似TOPIX(配当込み)として使えると考えたためです。私個人としては、黄緑色の枠で囲ったあたりがひふみ投信の「守りながらふやす」運用が本領を発揮した局面であろうと考えております。

ひふみ投信

青:ひふみ投信
赤:eMAXIS TOPIXインデックス

ご覧のとおり、黄緑色の枠内でeMAXIS TOPIXインデックスの基準価額は下落していますが、ひふみ投信はほぼ横ばいです。欲を言えばここでジリジリと値を上げてくれればまさに「守りながらふやす」運用となり理想的だったのですが、私はこれでも粘り腰の守備力に十分満足しております。加えて言えば、この枠内でも右端に見える今般の基準価額急落クラスの下落は何度も起きており、今回の相場混乱のような事態が決して珍しくないことがお分かりいただけるでしょう。大切なのはTOPIXが下落傾向にある中で私たちが信じて託した大切な資産を守り抜いてくれたことなのです。この功績が私たちの資産形成に与えた影響は直近の右肩上がり局面と比べると微々たるものでしょうが、この運用能力があるからこそ長期に渡る資産形成を任せることができるのだと私は考えております。ただし、この枠内の局面では今後の懸念材料になるような事態も起こりました。それは枠の右端あたりで、基準価額が横ばいを抜け出して上昇を始めた頃に、特にひふみプラスにおいて純資産総額の減少が見られたことです。もしかするとこれには一種の「やれやれ売り」に似た受益者の心理が影響しているのかも知れません。ちなみにひふみ投信ではこの傾向は見られませんでしたので、ひふみプラスとひふみ投信では運用はまったく同じでも受益者が求めるものは多少異なっているようですね(ひふみプラスの受益者の方が少し短期目線?)。今やひふみシスターズ(ひふみ投信マザーファンド)の8割弱がひふみプラスの資産ですので、もし今般の混乱の後にも似たような状況が起きれば運用への影響も避けられないでしょう。投資家心理とは不思議なもので、連日設定来高値を更新するような強気相場では売りたくなくても、一度今般のような急落を経験してしまうと戻れば売りたいと思うようになるものです。急成長した企業が一度壁にぶち当たるといろいろと反動が出てくるように、もしかすると今回の相場混乱をきっかけにしてひふみ投信にも正念場が訪れる可能性があるのかも知れません。願わくば私の懸念が杞憂に終わりますように。

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