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こんな時だから相場格言に学ぼう

kage

2018/02/10 (Sat)

今週は個人投資家にとって、まさに激動の一週間となりましたね。これには普段目先の相場動向に一喜一憂しない冷静な長期投資家も大いに翻弄されたのではないでしょうか?かく言う私はハイリスク投機家を自認するだけあって、とても冷静でいられるはずもありません。実際に今朝もニューヨーク株式市場の動向が気になって夜中に目が覚め、大暴落に落胆してふて寝したところ、朝になってみればまさかまさかのプラス転換にビックリと、目先の相場動向に大いに一喜一憂させられております。このように今回の大波乱の震源地となったニューヨーク株式市場がいまだに乱高下を繰り返していますので、私たち個人投資家としてもまだしばらくは市場の混乱が続くと覚悟しておくべきなのかも知れません。そこで今回は先人が残した相場格言を紐解き、その教訓とは何か?を学び直してみましょう。相場が好調な時はなかなか教訓に聞く耳を持てないものですが、相場が大混乱となった今であれば素直に耳を傾けることができると思いますので。それでは早速始めることにしましょう。今般の米国株大暴落を見て、最初に私の脳裏に浮かんだのがこれです。

登り百日、下げ十日

この相場格言が示す教訓は、「株価が上昇する際にはゆっくりとしたスピードでもどかしいほど時間がかかるが、下げる時にはアッという間だ」というものです。実際に平常時の株式市場では売り買いが交錯するためなかなか一方的な値動きにはなりにくいのですが、現在のように一度パニックに陥ってしまうと売りが売りを呼ぶ展開になり、一方通行の大暴落になってしまいました。とはいえその転換点を見極めることはプロの運用担当であっても極めて困難であるという厳しい現実があります。いわんや個人投資家においてをや、ですよね。ですから今になって「ああ、何でもっと高い内に売っておかなかったのだろう」などと後悔してみても、文字通り「後の祭り」です。あらかじめ絶好の売り時が分かれば誰も苦労はしませんので。また冷静に考えてみれば、このような相場格言が存在しているということは、現在のような状況は昔から数限りなく起きていたことの証であり、これからも性懲りもなく繰り返されるという予言でもあります。すなわち、投資でリスクを負った以上はこのようなパニックを回避することはできないのだと腹を括るしかありません。私も今回の相場大混乱による被害があまりにも甚大で心中穏やかではいられませんが、ジタバタしても始まらないと腹を括ってありのままを受け入れる覚悟を決めています。

山高ければ谷深し

この相場格言が示す教訓は、日本のバブル崩壊を想像すれば理解しやすいでしょう。実際にあの頃の日経平均株価チャートを見れば、見事なまでに高い山を描いていますので。不思議なもので株価も自然界の法則に従って高く登れば登るほど下る時の反動が大きくなるものです。ご承知のとおり昨年来の米国株は順調過ぎて怖くなるほどに史上最高値を更新し続けていました。これにより機関投資家や個人投資家は「持たざるリスク」を強く意識せざるを得なくなり、少々高いと分かっていても買い注文を入れ、これが株高をより増幅させる結果となりました。ちなみに相場解説によるとこの状況を「メルトダウン」ならぬ「メルトアップ」と呼ぶそうです。すなわち「メルトアップ」効果で山が高くなった分、今般の混乱による谷も深くなってしまったということですね。私自身も相場環境があまりにも順調過ぎるため、近い内に大きめの調整局面が訪れるとは予想していたのですが、そのタイミングは「Sell in May」に合わせて春頃だろうと安直に考えておりました。それどころか春頃までは「メルトアップ」効果によるさらなる株価急騰(いわば上方向のリスク)さえあると思っていたのです。事程左様に相場というものは想定通りには動いてくれません。

節分天井・彼岸底

この相場格言が示す教訓は一種のアノマリー(根拠のない経験則)であり、新年入りで好調に推移した株価が節分頃(2月上旬)に一旦天井を付け調整局面に入り、彼岸頃(3月下旬)にようやく底を打つというものです。今回の混乱では、たまたま「節分天井」の部分が合致したため選んでみました。もちろん節分が天井になったから必ず彼岸が底になるとは限らないのですが、平常時のアノマリーでも調整には2ヵ月弱はかかるのですから、今回のような「プチ・パニック」では相場が落ち着くまでにかなりの時間を要する可能性も大いにあることを今の内に覚悟しておく必要があるのかも知れません。私自身個人投資家として過去に数々の相場急落を経験してきましたが、そこから得た教訓は「一度崩れてしまった相場はそう簡単に元には戻らない」です。正直なところ今週私はNISA投資発動のタイミングを狙っており、実際に一度は注文も出したのですが、そう簡単に混乱が収まるはずはないと思い直してその注文を取り消しました。今はこの相場格言に敬意を表して、少なくとも3月下旬までは様子見を決め込むつもりです。その間に相場が落ち着いて株価が上昇に転じればNISA投資発動のタイミングを逸してしまいますが、それはそれでありがたいことですので、その場合はまた次のタイミングを待つだけです。

需給はあらゆる材料に優先する

数ある相場格言の中で、実はこれが最も私の心の琴線に触れたものです。今では私の投資生活における座右の銘のようになっており、過去にはそのものズバリ「需給はあらゆる材料に優先する」と題するエントリーを書いたこともありました。このエントリーにも書きましたが、相場がバブルの熱狂に包まれたり、暴落のパニックに陥ったりすると、各種経済指標や株価指標などはまったく意味をなさなくなります。その時に市場を支配するのは、買いたい人が多いから値上がりする、売りたい人が多いから値下がりする、という極めて単純な需給原則のみ。いわばこれは一時的に相場のルールが変わってしまったようなものであり、私たち個人投資家が平常時のルールを念頭に安易に手を出すと、後々「こんなはずではなかった」と大後悔することにもなりかねませんので十分にご注意ください。とはいえ相場が落ち着けば再び各種経済指標や株価指標が意味を持つようになりますので、現状は叩き売られた優良株を安く買う絶好のチャンスであることに間違いはありません。しかしどこまで叩き売られるかは誰にも分かりませんので(神のみぞ知る)、今は「一攫千金」と「一撃大損」が表裏一体の「ハイリスク・ハイリターン」の局面であることはくれぐれもお忘れなく。

上に書いたとおり、今週私は一度決心したNISA投資発動を熟慮の末に撤回しました。しかし三連休明けにはひふみ投信定期積立投資とiDeCoの定期拠出が予定されており、さらにその翌週にはセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立投資が予定されていますので、今月は精一杯の強がりで「安くたくさん買えてラッキー!」と考えることにしましょう。私のNISA投資発動タイミングはいつになるのかはわかりませんが、何らかの行動を起こした際には後ほど必ずご報告いたします。

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