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祝!ひふみ投信基準価額5万円超え

kage

2017/12/09 (Sat)

私自身が設定時から毎月コツコツと積立投資を継続しているひふみ投信の基準価額が昨日ついに節目の5万円を突破しました。思い起こせば「祝!ひふみ投信基準価額4万円超え」を書いたのはゴールデンウィーク明けの5月8日(月)のことでしたので、あれからちょうど7ヵ月でさらに1万円上昇した計算になるわけですね。いくらハイリスク投機家を自認する私であってもさすがにこのスピードには恐怖すら覚えるのですが、とりあえず今は設定から10年を待たずに基準価額5倍増を達成したという偉業をひふみ投信の関係者各位並びに受益者の皆さま方とともに素直に喜ぶことにしましょう。

ひふみ投信

言うまでもなく基準価額の上昇は受益者にとって無条件で大歓迎です。基準価額5万円達成は誰もケチが付けられない金字塔と言って間違いないでしょう。しかしそれでもハイリスク投機家特有の天の邪鬼な性格を持つ私ですから、「本当に手放しで喜んでいいのか?」という疑問を脳裏から消し去ることができません。そこで今回も7ヵ月前と同様に他の有力アクティブファンドとの比較でひふみ投信の相対的な評価を試みたいと思います。ただその前に、まずは前回同様いつものようにYahoo!ファイナンスからお借りしてきた東証株価指数(TOPIX)との比較チャート(過去1年)からご覧ください(赤:TOPIX 青:ひふみ投信)。

ひふみ投信1年

こちらはわずか7ヵ月間で見える景色が一変してしまいましたね。前回はTOPIXに対してむしろ劣勢であったひふみ投信ですが、今ではご覧のとおり圧勝です。これを見れば少々スピード違反気味の基準価額上昇にも納得です。しかしながら(繰り返しになりますが)私たち受益者は本当に手放しで喜んでいいのでしょうか?そこでいよいよ本エントリーの本題に入って参ります。

評価基準は前回と同様にリスクとリターンで、取ったリスクに見合ったリターンが得られたか?という投資効率で優劣を判断します。比較対象も変わらず下記のとおりで、日本株アクティブファンドの中から過去にも取り上げた「みのりの投信」と「SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ」に加えて運用実績が10年以上で成績が目覚ましい「J-Stockアクティブ・オープン」と「大和住銀 日本小型株ファンド」を選びました。さらにベンチマークとして低コストインデックスファンドの「ニッセイ 日経225インデックスファンド」も追加しております。

・ひふみ投信
・みのりの投信
・SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ
・J-Stockアクティブ・オープン
・大和住銀 日本小型株ファンド
・ニッセイ 日経225インデックスファンド

なお今回も比較に必要な下記データはすべてモーニングスターのサイトから引用させていただきました。いつも個人投資家にとって大変貴重なデータをご提供いただき、心より厚く御礼申し上げます。それではまず過去3年間の実績からご覧ください。

(過去3年間の実績)トータル
リターン
標準偏差シャープ
レシオ
ひふみ投信21.5313.081.64
みのりの投信19.449.392.07
ジェイリバイブ30.6715.072.03
J-Stockアクティブ・オープン26.5513.491.97
大和住銀 日本小型株ファンド27.9413.142.12
ニッセイ 日経225インデックスファンド10.8416.500.66

上記データを使ってエクセルで作成したグラフが下記です。グラフの見方については過去のエントリーをご参照いただきたいのですが、ザックリとご説明しますと下記左のグラフでは水色の線の上側にあるのが優れたファンド、下記右のグラフでは線が立っているほど(=垂直に近いほど)優れたファンドと判断できます。なお今回はすべてのグラフで縦横比を揃えました。これにより、異なるグラフ間でもその角度から直感的に優劣を判断することが可能です。ただし数値の上限は各グラフで異なりますので、位置から優劣を判断することはできません。

3年   

ご覧のとおり今回もひふみ投信は投資効率の面では比較対象アクティブファンド中最下位です。言い換えれば他のアクティブファンドの方がひふみ投信より上手に「守りながら増やす」運用を実践できているという、受益者としては誠に残念な結果となりました。特に前回から比較対象に加えたJ-Stockアクティブ・オープンと大和住銀 日本小型株ファンドは、ひふみ投信とリスク(標準偏差)はそれほど違わないのにより高いトータルリターンを叩き出しており、今回もまた完敗と言わざるを得ません。

それでは次に過去5年の実績で比較してみましょう。なおみのりの投信は運用実績がまだ5年に満たないため、ここで比較対象から除外となります。

(過去5年間の実績)トータル
リターン
標準偏差シャープ
レシオ
ひふみ投信28.6414.591.96
ジェイリバイブ41.4916.522.51
J-Stockアクティブ・オープン33.9615.572.18
大和住銀 日本小型株ファンド35.3916.502.14
ニッセイ 日経225インデックスファンド20.9216.831.24

そしてこちらが上記データを使ってエクセルで作成したグラフです。

5年   

5年前にまでさかのぼると「アベノミクス」スタート前になるため、ニッセイ 日経225インデックスファンドを含めたすべてのファンドのシャープレシオが1を超え、上記左図で水色の線より上にきました。すなわち、過去5年間の運用結果においてはどのファンドを選んだとしても投資効率という観点では合格(=リスクを取っただけの価値はあった)と判断できるわけですね。ただそれでも依然としてひふみ投信は比較対象アクティブファンド中最下位です。リスク(標準偏差)だけを見れば一番小さいのですが、リターンでこれほどの差を付けられては勝てません。それにしてもこの結果を見て改めて痛感するのはジェイリバイブの強さです。果たしてひふみ投信がジェイリバイブを超える日は本当に訪れるのでしょうか?

それでは次に過去10年の実績も確認しておきましょう。なおひふみ投信自身がまだ運用期間10年に達しておりませんので、残念ながらここで除外となります。

(過去10年間の実績)トータル
リターン
標準偏差シャープ
レシオ
ジェイリバイブ19.8219.481.02
J-Stockアクティブ・オープン16.5119.500.85
大和住銀 日本小型株ファンド16.8819.660.86
ニッセイ 日経225インデックスファンド5.3520.700.26

そしてこちらが上記データを使ってエクセルで作成したグラフです。

10年  

10年前にまでさかのぼると「リーマンショック」発生前になるため、あの市場大混乱の影響をモロに被った成績となります。それなのに今回、ジェイリバイブのシャープレシオがついに1を超えて上記左図で水色の線の上に顔を出しました。あのリーマンショックを経験してもなお取ったリスクに見合うリターンが得られているというこの結果には素直に敬服するしかありません。もちろんこれは究極の結果論であり、リーマンショック時にジェイリバイブがこれだけの成績を残すことが分かったのか?と問われれば当然答は「NO」なのですが、それでも私はハイリスク投機家を自認する身としてアクティブファンドを選択する合理性を見たような気がしています。来年10月にはいよいよひふみ投信も設定から10周年を迎え、ようやくこの過去10年比較にも登場することになります。ご承知のとおりひふみ投信の設定はリーマンショックの真っ直中でしたので、登場すればかなりいい勝負ができるのではないでしょうか?もしかするといきなりトップもあり得るかも知れません。もっともそれはたまたま設定のタイミングが良かっただけなのですが、投資の世界では運も実力の内ですからね。

ここまでは前回と同様の比較でしたが、今回は新たに過去1年間のデータも調べてみました。わずか1年程度では運用の実力より相場環境などの運に左右される可能性が高いためあまり参考にはならないと思いますが、とりあえずその結果をご覧ください。

(過去1年間の実績)トータル
リターン
標準偏差シャープ
レシオ
ひふみ投信43.665.747.61
みのりの投信32.507.064.61
ジェイリバイブ64.427.039.17
J-Stockアクティブ・オープン40.527.875.15
大和住銀 日本小型株ファンド47.148.045.86
ニッセイ 日経225インデックスファンド26.089.522.74

そしてこちらが上記データを使ってエクセルで作成したグラフです。

1年

こちらではひふみ投信も大健闘で、ご覧のとおり首位のジェイリバイブに肉薄しています。それでも首位に立てなかったのは受益者としていささか残念ですが、「次こそは!」という期待の種として取っておくことにしましょう。それにしても上記右図の急な角度を見れば、この1年間がどれほど「出来過ぎ」であったかがよく分かりますね。冒頭で私が「このスピードには恐怖すら覚える」と書いた気持ちも、この垂直に迫る壁のような角度を見ればご理解いただけるのではないでしょうか?とはいえ結果的にこの1年間はリスクを取った者勝ちだったということにもなりますよね。だからと言って来年も同じ結果になるとは限らないのが投資の難しいところではあるのですが。いずれにせよひふみ投信運用チームの皆さま方におかれましては、今後も相場の善し悪しに関わらず私たち受益者の大切な資産を守りながら増やしていただけることを大いに期待しております。次は6万円超えと言わず、ぜひ夢は大きく10万円超えを目指してください。なお次回のチェックは基準価額6万円超えか設定10周年のいずれかのタイミングを予定しております。どうぞお楽しみに。

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