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セゾン投信定期積立経過報告

kage

2017/10/28 (Sat)

今月は再びご報告が遅くなってしまいましたが、10月23日(月)はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 9,535円 (先月比26円上昇)
●約定価額 : 14,553円 (先月比263円上昇)
●騰落率 : +52.6% (先月比2.3%改善)


先月の定期積立投資は見事に設定来最高値での約定となりましたが、実は今月の約定価額14,553円も月曜日の時点では設定来最高値でありました。実際には2日後の10月25日の14,558円が現時点の設定来最高値なのですが、昨日時点の基準価額は14,489円ですので今月もまた「まるで定期積立約定日を狙ったかのように目先の高値を付けやすいというあまり嬉しくないアノマリー(根拠の無い経験則)」が生きていたようですね。とはいえこのところの世界的な株高と為替市場における円安進行の恩恵を受けて基準価額の底上げは着実に進行しておりますので、細かいことはあまり気にしない方が精神衛生上もよろしいと思われます。ですから同じセゾン号に乗り合わせた受益者仲間の皆さま方におかれましては、今はただこの順風満帆とも思える理想的な航海を思う存分楽しもうではありませんか!とはいえここまで順調な航海が続くと、「こんなに順調でいいのか?」と逆に不安が高まってくることもまた事実。もしかすると目前には大嵐の厚い雲が近付いているのかも知れません。しかし実際の航海とは異なり、長期投資という名の航海においては将来の値動きは誰にも分からないのです。今後もさらに順調な相場環境が長く続く可能性だって十分にあるのですから。だからこそこと長期投資においては、見えない未来を無理矢理予測して一喜一憂せず、淡々と現実を受け入れるしかないのだろうと私は考えています。ただし世界経済の歴史はバブルの発生と崩壊の繰り返しでありますから、順調な航海を続けている今こそ浮かれることなく次の大嵐遭遇に備えて自身の長期投資に臨む覚悟を再確認しておくことが重要なのかも知れませんね。

10月7日付の「歴史的役割の終焉」と10月8日付の「続・アクティブとインデックスの境界線」でセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドがつみたてNISAではアクティブファンドに分類されていることに触れました。ただしあくまでもこれは金融庁が決めたひとつの判断基準による分類であり、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは果たしてインデックスファンドなのか?それともアクティブファンドなのか?という議論はそもそも不毛であるというのが当ブログの見解です。例えばセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは「世界中をまるごと買う」と銘打っていながら、実は世界経済を完全に網羅しているわけではありません。典型的な例でいえば、債券部分に新興国を組み入れていないことが挙げられます。また地域でいえば、G7の構成国でもあるカナダの株式や債券も組み入れられていません。これらを組み入れないという判断はある意味でアクティブ運用的要素であるともいえ、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドはその設定時からすでにアクティブファンドであったと考えることもできなくはないでしょう。ちなみに設定時点ではオーストラリアやニュージーランドなどのオセアニア株も組み入れられていませんでしたが、その後バンガード・パシフィック・エックスジャパン・ストック・インデックス・ファンドを加えることでカバーしました。このように途中で新たなファンドを追加する判断もまたアクティブ運用的要素のひとつと言えるのではないでしょうか?

そう考えると資産配分比率の基準を時価総額ではなくGDPを選んだ世界経済インデックスファンドや経済の実態を完全無視して均等比率を選んだ8資産均等ファンドなどもアクティブ運用的要素を内包しているわけで、アクティブファンドとインデックスファンドの間に明確な境界線を引こうとする行為自体がナンセンスであるというのが私の意見です。もしこれが区分の違いにより運用成績に影響を及ぼすというのであればまた話は別ですが、そうでないのならどんなラベルが付けられようと気にする必要はまったくありません。大切なのはあくまでも実際の運用方針であり、組み入れ内容なのですから。ですから私はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの運用方針が変わらないのであれば、ラベル(区分)がアクティブファンドであっても一向に構いません(気にしません)。しかしもし将来の市場動向を予測して機動的に組入比率を動かすような正真正銘のアクティブファンドを目指すというのであれば、それは看過できません。ご承知のとおり、昨今のファンド業界に広がる値下げ競争の激化によりセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドのコストは相対的にかなり割高になってしまいました。理由はどうあれ、これは紛れもない事実です。もしセゾン投信がこの差の説明(=言い訳)をアクティブ運用的要素による付加価値であるとするならば、私にはそれも看過できません。

8月度の定時報告で私は「今期もし2度目の信託報酬の引き下げが実施されなかった場合はそれなりの覚悟でセゾン投信との関係見直しを検討させていただくつもりです」と書きました。今回、新たに上記2要因も関係見直しの条件とさせていただきます。具体的には下記のとおりです。

1.今期中に2度目の信託報酬の引き下げが実施されなかった場合。
2.将来の市場動向を予測して組入比率を動かすような動きが見られた場合。
3.コスト差の理由をアクティブ運用的要素による付加価値であると説明した場合。


過去のエントリーにもたびたび書いているとおり、私はセゾン投信の設立時から積み立て投資を継続しており、もしセゾン投信がなくなれば日本の運用業界から良心が失われてしまうと本気で考えて応援を続けています。それでもセゾン投信の言動を無条件で100%受け入れる信者になるつもりは毛頭ありません。もし上記条件に合致する事態になれば、迷わずセゾン投信との関係を見直させていただきますのであしからずご了承ください。

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この記事へのコメント

kage

新規に積み立てするなら他のバランスファンドのほうが良いでしょうか?
セゾンは信頼できる会社ですが、コストが他より高いのが気になっています。

Posted at 18:57:01 2017/10/28 by mute5

この記事へのコメント

kage

mute5さん

コメントありがとうございます。

最終的にはご自身がファンドに何を求めるかの優先順位に従って淡々とお決めになればよろしいかと思いますが、まずは決して小さくはないコスト差がセゾン投信に対する信頼の対価として納得できるのか?を考えてみてください。

Posted at 07:50:18 2017/10/29 by おやじダンサー

この記事へのコメント

kage

定期的に拝読させて頂いてます。来年から積み立てNISAと言う積み立て投信が始まるようですが、全くの初心者でずぶの素人なので、バランス型を考えています。JP4資産、ニッセイ4資産、Slim8資産、野村6資産、世界経済インデックス通常型or株式型、セゾングロバラ、どれが良いでしょうか?ご教授願います。

Posted at 21:48:52 2017/10/29 by 庶民

この記事へのコメント

kage

庶民さん

コメントありがとうございます。

どのファンドを選ぶべきかはその人の想定リターン、リスク許容度、生活スタイル、好みなどにより異なりますので、一概に断定できません。それに投資は命の次に大切とも言われるお金が絡むものですから、冷たいようですがご自身の判断でお決めください。

ただ来年から始まるつみたてNISAは金融庁がいわゆる「ぼったくりファンド」を排除してくれていますので、どれを選んでも大きな失敗はしないと思いますよ。

Posted at 19:38:56 2017/11/05 by おやじダンサー

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kage


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