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山崎バズーカ第12弾炸裂 前編

kage

2017/10/14 (Sat)

経済評論家の山崎元さんがTOKYO MX(正式名称は東京メトロポリタンテレビジョン)の番組に出演された際の歯に衣着せぬご発言の数々をご紹介するこのシリーズも回を重ね、今回で第12弾となります。山崎さんがご出演されたのはこれまでと同様に「田村淳の訊きたい放題!」(リンク先は番組公式サイトです)で、放送日は本日10月14日でした。なお今回の相棒(もう一人のゲストコメンテーター)は1ヵ月余り前に放送された前回と同じく山崎さんとの共著(下記参照)もあるファイナンシャルプランナー岩城みずほさんでした。おそらく本音トークがズバズバ飛び出した前回のインパクトが強烈だったのでしょうね。なお本エントリーは今日放送された内容を取り急ぎ文字起こししたもので、放送時間でいえばわずか12分間のものに過ぎません。ですから今回はどうも前編・中編・後編の3本立てになりそうです。とはいえこの前編でご紹介する12分間も内容満載でしたので何卒ご了承くださいませ。それでは今回も放送の一部を文字に起こしてご紹介させていただきます。なお毎度のご注意となり誠に恐縮ですが、以下に掲載する出演者のご発言は私の判断で言い回しを変えておりますので、ご本人の真意とズレてしまっている可能性のあることをあらかじめご承知置きください。

番組MCの田村淳さん:さあ、鈴木さん。ズバズバ言うお二人がやって参りました。

番組レギュラーの鈴木奈々さん:そうなんですよ。もう怖いです。お金のおじさんとおばさん…。

田村淳さん:おばさん!お姉さんでしょう!山崎さんはおじさんで全然いいですよ。おじさんぽいから。岩城さんはだってねぇ。お若い…。済みません。

鈴木奈々さん:ごめんなさい。でもこの間来た時に保険の話をしたじゃないですか。その時私は保険のカモだって言われたんですよ。だからそこからすごく不安になっちゃって。

田村淳さん:だってね。いろんな保険いっぱい入って。結局岩城さんからしたらそれは保険のカモですよ。

鈴木奈々さん:そう言われたので、私どうすればいいか今本当悩んででて。今日もたぶんいろんなお金の話してくれるんですよね。聞くのはちょっと怖いけど。

田村淳さん:解約しちゃえばいいじゃん。もう。

鈴木奈々さん:嫌だ。もう払ってるから。何年か払ってるので。

田村淳さん:いや払ってても。山崎さん、解約した方が得な場合もあるんですよね。

山崎さん:もう過ぎたことですからね。今、日々刻々少しずつ損を膨らませているという状態ですね。

田村淳さん:岩城さんも同意見ですよね。

岩城さん:はい。

鈴木奈々さん:損してないかも知れないじゃないですか。

山崎さん:そんなことはない。

岩城さん:いや、してます。

鈴木奈々さん:信じてます!私は保険会社を。

田村淳さん:こんなに二人が言うのに何で保険会社のことを信じるの?近くの二人の意見を何で取り入れないで遠くの保険屋さんのことばっかり。

鈴木奈々さん:でも見直しをしてもらおうかなと思ってます。お二人に。

田村淳さん:でもそれはそれでお金はかかりますよ。只でそんなポンポコポンポコ見直しはしてくれないですよ。

鈴木奈々さん:ちゃんと払います。ちゃんと払いますお金。

田村淳さん:いくらぐらい払う想定なんですか?

鈴木奈々さん:えーと、どのぐらい必要ですかね(岩城さんに向かって)。どのぐらいでやってくれますか?

岩城さん:さっきおばさんって言いましたよね?

鈴木奈々さん:ごめんなさい。ごめんなさい。

1週間NEWSフラッシュ!から岩城さんが気になった話題は「新国立工事で自殺、労災認定」。

岩城さん:親御さんのお気持ちを考えたらたまらない。若い方に申し上げたいのは、命が一番大切なのだから心身共に自分を追い込まないこと。時には人生逃げることも大事だと思う。いくらでもやり直しは利くと申し上げたい。そもそも新国立競技場の工事は建設の見直しで1年遅れた。さらに復興や五輪で需要は高いのに人手不足。ちょっと調べてみたら(建設業界は)高齢化に加えて新人の入ってくる数が20年間右肩下がり。きつい業界だから人気がない。しかも大手ゼネコンが受注して一次下請け、二次下請け、三次下請けと外注に出す多重構造になっている。こうなると当然ながら労働条件はドンドン悪くなる。このような問題は建設業界に限らず他の業界でも多いと思う。

田村淳さん:テレビ業界もそうですよ。

岩城さん:MXテレビさんは雰囲気がいいので大丈夫だと思うんですけど。寝てらっしゃいますか?皆さん(スタジオのスタッフに向かって)。

田村淳さん:いや。でもADさんが泊まるカプセルホテルみたいな所に行ってみると、ちゃんと睡眠が取れているのだろうかと思っちゃいますよ。

岩城さん:だから本当に働き方改革を推進して欲しいと心から願います。

山崎さん:岩城さんの所のご主人は確か放送局の役員さんだから放送局批判なんかして大丈夫?家庭内で干されたりしないんですか?

田村淳さん:放送局の役員さんなんですね。

岩城さん:いやいや。

田村淳さん:事実は変えられませんから。

山崎さん:MXは大丈夫ですよね?

田村淳さん:MXは今のところみんな生き生きと働いている風に見えますからね。でも自殺する人は本当に辛いなら逃げればいいと思うけど、(追い詰められると)逃げる視界すらないんですよね。それで死ぬことを選択してしまう。いつもの追い込まれていない状態だったら逃げることもできるんでしょうけどね。

山崎さん:(自分を指しながら)損得の話ばかりするので自己反省をするのだが、1年遅れるといくら損だとかキャリアはこういう風に作ったほうがいいとか言うのだが、人生はいろいろあるし結構やり直しは利くので。私も12回も転職している。途中で会社が倒産したこともある。でも何とかなってきた。若い人はちょっとぐらい失敗してもヤバイなと思ったら方向転換することも大事なのではないか。

1週間NEWSフラッシュ!から山崎さんが気になった話題は「東証20年10ヵ月ぶり高値」。

山崎さん:証券会社の社員としてはこれを言わなければならない。日経平均がようやく高値更新というか過去の高値に追い付いてきたということだが、20年前の日経平均と今の日経平均を直接比べられるかといえば問題がある。というのは2000年の4月に大規模な銘柄の入れ替えをやって225銘柄中30銘柄が替わった。その時の入れ替えがまずくて日経平均は市場全体の動きとは関係なく10%以上下がってしまった。除外銘柄は売られ採用銘柄は買われるという動きを市場に利用されてしまって日経平均自体のレベルが下がってしまった。だから日経平均に連動するインデックスファンドの保有者はその入れ替えで自動的に1割くらい損をしてしまった。しかし証券業界全体としては2千億円ぐらい儲けたと言われている。入れ替えに伴う売買(トレーディング)で。大手の証券会社では(1社で)800億円儲けたところもある。いずれにせよその時に日経平均は1,500円から2,000円くらい市場に関係なく下ブレしてしまっているので、2000年4月前後の日経平均はある意味でつながっていない。この不手際に関しては昔こっぴどく批判したことがある。もちろん日経(日本経済新聞社)だけが悪いわけではないが、日経は相当やり損なったと。だから「山崎はやはり許せない」ということで日経の役員さんに嫌われて日経系の番組とか媒体とかで一時出禁(出入り禁止)になった。経済やマーケットについてペラペラしゃべる私のような人間はありふれているので、日経にとっては別に困らなかったと思うが。

田村淳さん:でも本音を語る人を排除していけば、じゃあメディアで伝えていることはメディアが伝えたいだけの情報なのかということになってしまいますからね。

山崎さん:いわゆるインデックスファンドでもそのようなことになるので、日本のインデックスファンド運用史上最大の悲劇です。これは。2000年4月の日経平均とその他の株価指数の毎日の値動きを調べてみてください。市場に興味のある方は。

田村淳さん:ではこのニュースは一概には。20年10ヵ月ぶり高値と言っても。

山崎さん:実質的にはもう少し早く高値を更新していたと考えることはできる。下ブレしているので。

田村淳さん:景気が上向いているっていうことはまあ。

山崎さん:今は(経済の)調子がいいということは言えるし、総選挙で与党が勝てばとりあえず株価にはプラス材料になる。ただ選挙で与党が勝った時が投資的には一番明るく見える瞬間かも知れない。だからあまり浮き浮きばかりしないで利益がたくさん出て投資金額が大きくなっている人は少し調整することを選挙の前後に考えてもいいのかも知れない。ただ長期投資で持っていますという人はそこからいったん下がっても例えば1年、2年我慢すればいいだけのことなので。

田村淳さん:どうですか?鈴木さん。

鈴木奈々さん:行ってきました。選挙。期日前投票に行ってきました。

田村淳さん:選挙の話になりました?山崎さん、ずっと日経平均の話をしていたのに。まあ選挙に行くことはそれはそれで良いことなんですけどね。

山崎さん:投票するのは偉いじゃないですか。責任感があって。彼女も投票するんですね。

鈴木奈々さん:何、このおじさん!

以上、番組冒頭12分間の内容をご紹介しましたがいかがだったでしょうか?鈴木奈々さんは前回の放送で保険についてあれほど注意されて、カモ認定までされたのに、まだ保険会社の言うことを信じているんですね。おそらくこれは鈴木さん個人の問題ではなく、「世界一保険好き」と揶揄される日本人特有の思考パターンで、ほとんど信奉か信仰に近いのでしょう。だからこそ合理的な判断ができなくなっているように個人的には感じました。

山崎さんが言及された2000年4月前後の日経平均株価については、ご参考までに本家YAHOO!FINANCEから長期チャートをお借りしてきましたのでご参照ください。下図の点線が交差しているところが2000年4月です。

日経平均株価

ご承知のとおり、日経平均株価のようなメジャー指数の銘柄入れ替えはアクティブ投資家がインデックス投資家をカモにできる数少ないチャンスです。一般的に銘柄の入れ替えが決まればアクティブ投資家は先回りして買いを入れ、その銘柄の株価は組み入れ前に割高になりますが、インデックス投資家はその株価がいくら割高であろうと組み入れと同時に黙って買うしかありません。また除外される銘柄に対してアクティブ投資家は先回りして売りを浴びせますが、インデックス投資家は入れ替え当日まで売ることはできず、また入れ替え当日はどんなに株価が割安になっていても自動的に売るしかないのです。これが225銘柄中30銘柄にも及んだわけですから、その衝撃力は推して知るべしでしょう。この時の日経平均株価をアクティブファンドに例えて考えてみれば、割高になった30銘柄を一気に買い、割安になった30銘柄を一気に売ったのですから、その後の運用成績が下ブレしてしまうのも納得です。このようにいろいろと問題を抱えている日経平均株価ですが、私自身昨年末に近い内の2万円超えに期待してNISA口座でiFree日経225インデックスを買い付けていますので(金額はわずかですが)、山崎さんのアドバイスを参考にして投票日明けの10月23日(月)にでも売却を検討しようかなとふと思いました。

さて、引き続き中編でご紹介する予定なのは「今週のキキタイ」で、テーマは「毎年5,000億円以上の自然増!どうする社会保障。私たちの老後にはいくら必要なの?」です。どうぞお楽しみに。

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