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セゾン投信定期積立経過報告

kage

2017/09/22 (Fri)

昨日はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 9,509円 (先月比25円上昇)
●約定価額 : 14,290円 (先月比568円上昇)
●騰落率 : +50.3% (先月比5.6%改善)


先月の約定日時点ではいったん仕切り直しとなっていた設定来高値更新へのチャレンジですが、その後も北朝鮮を震源地とする地政学的リスクの高まりなどにより基準価額は13,800円前後で横ばいを続けていました。ところが先週あたりから明らかに流れが変わったようで、9月13日(水)に約2ヵ月ぶりとなる14,000円台を回復するとその後も順調に上昇を続け、今月の約定価額(=昨日の基準価額)14,290円は紛れもなく設定来最高値であります。セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドにはまるで定期積立約定日を狙ったかのように目先の高値を付けやすいというあまり嬉しくないアノマリー(根拠の無い経験則)があり、実際に今回も今日の基準価額が下落したためまたもやこの法則が成立してしまいました。とはいえ今日の下落幅はわずか8円であり、現時点でも設定来最高値圏にあることは間違いありませんので、今は資産1.5倍増達成(騰落率+50%超え)を素直に喜びたいと思います。北朝鮮発の地政学的リスクの高まりやトランプ政権の迷走は今後もたびたび蒸し返されると思いますが、「三歩進んで二歩下がる」ようなイメージで結構ですからこれからも着実に歩みを進めてくださいませ。

最近の投信ブロガー界隈におけるホットな話題といえば、何と言っても楽天投信投資顧問が新規設定する楽天・全世界株式インデックス・ファンドと楽天・全米株式インデックス・ファンドでしょう。両者ともファンドがファンドを組み入れる典型的なファンド・オブ・ファンズなのですが、前者の組み入れ対象は米国ETFのVanguard Total World Stock ETF(VT)のみ、後者はVanguard Total Stock Market ETF(VTI)のみという顕著な特徴があります。VTとVTIの運用元はその名が示すとおり米バンガード社であり、運用力とコスト競争力において他者の追随を許しません。ですから投資対象として魅力も実績も申し分ないのですが、今では私たち個人投資家もネット証券経由で直接購入できるため、わざわざコストが二重にかかるファンド・オブ・ファンズ形式で購入する必要はないようにも思えます。しかし現実は必ずしもそうではありません。なぜなら米国ETFには投資初心者が気軽に手を出しづらいさまざまな壁が存在するからです。具体的には個別株と同じ扱いなので売買手数料がかかる、外貨建て取引なので為替手数料がかかる、配当金に対して米国と日本で二重に課税される(重複分を取り戻すためには確定申告が必須、それでもすべて取り戻せるとは限らない)等々。インデックスファンドのコストが過当競争により急速に低減された現状においては、投資初心者がわざわざ手間を掛けて米国ETFに手を出す必要はほとんどないと私は考えます。実際に今回設定される楽天のファンド・オブ・ファンズを使えば、売買手数料および信託財産留保額なし、為替手数料なし(TTMで基準価額が算出されるため)、ファンドが分配金を出さない限り配当課税なし(ただし運用元が受け取る配当金が源泉徴収される可能性はありますが)ですから、二重にコストを払うだけの価値は十分にあるのでは?と私は思います。

それではここで両者の実質的なコストを確認しておきましょう。有価証券届出書によると、楽天・全世界株式インデックス・ファンドは0.2396%(税込)、楽天・全米株式インデックス・ファンドは0.1696%(税込)となっています。実際にはここにいわゆる「その他のコスト」が上乗せされることになりますが、それでも一般的な公募投資信託と比較しても激安の部類に入るのではないでしょうか?こうなってくるとセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの株式部分を楽天・全世界株式インデックス・ファンドに置き換えて、債券部分を他の低コストインデックスファンドに置き換えるという選択肢が俄然魅力的に思えてきます。そうすればたちまちコストが半減どころか1/3になるのですから、多少リバランスに手間はかかっても検討してみる価値は十分にあるのではないでしょうか?その上でさらに発想を広げてみると、6月18日付の「国際分散と米国集中」でも触れたとおり、当ブログでは株式投資を1本で完結したいのならVanguard Total Stock Market ETF(VTI)を選ぶべきと結論付けておりますので、株式部分をVTIに投資する楽天・全米株式インデックス・ファンドに置き換えればさらなるコストダウンも可能です。ご参考までに本家YAHOO!FINANCEからお借りしてきたVTVTIの最新比較チャートをご覧ください。ご覧のとおりリーマンショック直前からの結果論でいえば、VTよりVTIを選んだ方が正解であったことがお分かりいだだけるでしょう。

VT_VTI

そしてもっと発想を広げると、著名評論家や投信ブロガーの間で外債不要論が根強いことを考慮すれば、債券部分を思い切って国内債券のみにするという判断もあってよいと私は思います。その際にすべてを国内債券にするのか、あるいは為替リスクを取るなら株式でというセオリーに従って一部を株式部分に振り分けるのかはお好みで決めてください。さらに日銀が激しく価格形成を歪めている日本国債をここから買うのはちょっと怖いという方には政府による元本保証がある個人向け国債(変動10年型)をオススメします。個人向け国債なら信託報酬もかかりませんからね。

私はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの設定以来積立投資を継続していますが、だからといって盲目的にこの商品をオススメするつもりは毛頭ありません。理由はどうあれ現時点では同ファンドのコストは相対的に割高になってしまっていることは紛れもない事実です。さらに実際の時価総額ベースで世界経済に分散投資するというスタイルはとても分かりやすく、投資の動機付けとしては適しているのですが、それが必ずしも良い結果につながるとは限りません(よろしければ7月の定時報告をご参照ください)。ですから上記の組み合わせと比べて3倍以上のコストを支払う価値が本当にあるのかどうか?今回の新ファンド設定を機に私自身受益者の端くれとして胸に手を当ててよく考えてみたいと思います。

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