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セゾン投信定期積立経過報告

kage

2017/07/22 (Sat)

昨日7月21日(金)はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 9,460円 (先月比25円上昇)
●約定価額 : 14,006円 (先月比273円上昇)
●騰落率 : +48.1% (先月比2.5%改善)


今月はカレンダーの巡り合わせで約定日がたまたま金曜日になったため、毎回冒頭に付加しているご報告遅れの言い訳をしなくて済みました。セゾン投信のシステムは土曜日でもキチンと金曜日の約定分を反映してくれるので、ブログ更新のためには大変ありがたいです。さて前置きはこれくらいにして、まずは今月の約定価額にご注目ください。ご覧のとおり、久しぶりの基準価額14,000円超えとなりました。この水準はいったいいつ以来だろう?と思って調べてみたところ、約2年前の2015年8月12日に付けた14,047円以来でした。ちなみに設定来高値はそれからさらに約2ヵ月前の2015年6月4日に付けた14,107円ですので、「最高値更新」も決して夢ではない水準までいつの間にか戻ってきているわけですね。ファンドの基準価額が設定来高値を更新すると、理論上は受益者全員が含み損を抱えていない(=全員がハッピー!)という理想的な状態となるため、できることなら来月の定時報告はその状態で迎えたいものです。思えば前回基準価額14,000円超えを達成した2015年6月から8月頃の為替レートは1ドル=125円という今にして見れば「超円安」でした。それが1ドル=112.05円(金曜日の基準価額算出に使われたTTMのレート)でも14,000円を超えてきたということは、この2年で世界経済が着実に成長してきたことを示しているといえるでしょう。事実米国株式市場ではダウ平均株価、ナスダック総合指数、S&P500指数が揃って史上最高値圏にあり、「絶好調」と表現しても決して過言ではありません。翻って国内の状況に目を転じると、日銀のインフレ目標2%は先送りに次ぐ先送りでなかなかデフレからの脱却を実現できず、私たちにも景気回復の実感がなかなか届きませんが、世界分散投資を実践していると基準価額の上昇という目に見える形で世界経済の成長が確認できるので嬉しいですね。

このようにセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの基準価額がいよいよ設定来高値を狙える水準にまで迫ったことで、「このファンドを選んで良かった」と思われる受益者も少なくないでしょう。しかし本当にそうだったのでしょうか?ファンドの将来の成績は誰にも分かりませんが、過去の成績は誰でも簡単にチェックすることが可能です。そこで当ブログではすっかりおなじみの(?)リスク(標準偏差)とリターン(トータルリターン)を基準とした成績表からファンド選択の成否を判定してみましょう。今回の比較対象は主なバランスファンドとし、比較期間は過去3年のみとしました。これはアベノミクス開始前までさかのぼる過去5年では運用成績が底上げされ過ぎ、リーマンショック前までさかのぼる過去10年ではボロボロになり過ぎるためです。なお今回も比較に必要な下記データはすべてモーニングスターのサイトから引用させていただきました。いつも個人投資家にとって大変貴重なデータをご提供いただき、心より厚く御礼申し上げます。それでは早速主なバランスファンドの成績表(過去3年間)をご覧ください。

(過去3年間の実績)トータル
リターン
標準偏差シャープ
レシオ
セゾン・バンガード・グローバル・バランスファンド5.5911.220.50
世界経済インデックスファンド4.2211.280.37
eMAXIS バランス(8資産均等型)5.379.730.55
SBI資産設計オープン(資産成長型)5.909.410.62
マネックス資産設計ファンド<育成型>6.039.170.65

そして今回も上記データを使ってエクセルでグラフを作成してみました。

主なバランスファンドのリスク・リターン(3年) その1  主なバランスファンドのリスク・リターン(3年) その2 

上記左の図においては水色の線がリスクとリターンがバランスする水準を示しています。今回ピックアップしたファンドはすべて水色の線の右下に位置しており、取ったリスクに見合ったリターンを得られませんでした。すなわちこれは過去3年間の運用成績を見る限り、いずれのバランスファンドも投資効率は決して良くなかったという客観的な事実を示しているわけですね。この成績を直ちに悲観する必要はないとは思いますが、私たち受益者はこの現実と真摯に向き合うべきではないでしょうか?このようにいずれのバランスファンドも投資効率という観点では決して良くなかったという結果になったわけですが、それでも各ファンドの間にはそれなりの成績差があります。それを示しているのが上記右の図で、こちらは起点から引いた線の角度が立っているほど投資効率が優れていると判断できます。少々図が見にくいので念のため以下に順位を書いておきます。有り体に言えば、上記表中のシャープレシオが大きい順なんですけどね。

1.マネックス資産設計ファンド<育成型>
2.SBI資産設計オープン(資産成長型)
3.eMAXIS バランス(8資産均等型)
4.セゾン・バンガード・グローバル・バランスファンド
5.世界経済インデックスファンド

世界経済インデックスファンドの成績が飛び抜けて悪かったのは、比較的組入比率の高い新興国が足を引っ張ったためであろうと容易に想像できるのですが、似たような運用方法を採用するセゾン・バンガード・グローバル・バランスファンドも4位に沈んでいる点は興味深いですね。この結果からは時価総額比にせよGDP比にせよ世界経済の実態に合わせてポートフォリオを組むより、あらかじめ決めておいた比率でザックリと分散する方がかえって良い成績が得られるという仮説も考えられそうです。またコスト面では最も高コストのマネックス資産設計ファンド<育成型>(非公式愛称:パトラッシュ)が堂々の1位に立っていますので、もしかすると3年程度の運用においてはコスト差を過度に気にする必要はないのかも知れません。ただこの点については最近登場してきた超低コストバランスファンドの運用期間が3年を超えてきた段階で改めて比較してみたい気もしますが。いずれにせよ、投信ブロガーの間ではすっかり過去の存在となってしまった感のあるパトラッシュやスゴ6も、実はまだまだ捨てたものではないのですね。

今回の結果からセゾン・バンガード・グローバル・バランスファンドという選択は、少なくとも過去3年の成績を見る限りは世界経済インデックスファンドよりはマシだった程度であり、お世辞にも「良かった」とは言えないと私は判断します。私は受益者としてこの現実を真摯に受け止め、例え設定来高値を更新しても決して浮かれることのないよう気を引き締めるつもりです。このようにファンドのリスクとリターンは誰でも簡単に確認することができますので、皆さんもぜひご自分のこれまでの投資は果たして効率的であったのか?を調べてみてください。

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