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ブログネタ用ファンドの現状報告

kage

2017/05/13 (Sat)

ほんの1ヵ月前には地政学的リスクと欧州政治リスクの高まりにより、世界経済を取り巻く環境には暗雲が立ちこめていました。それが今では、「いったいあれは何だったの?」と言いたくなるほど投資環境が激変しています。具体的にはリスクオフムードがリスクオンムードに180度転換し、世界的な株高+ドル高(=円安)が進んでいます。これにより私がブログネタ用に完全放置しているファンド群の成績も過去最高レベルに迫って参りましたので、この機会に一度ご紹介しておきましょう。それではまずSBI証券で放置しているインデックス&バランスファンドの現状からご覧ください。

SBI証券

ご覧のとおり、トータル含み益42万円超えは間違いなく過去最高レベルです。ちなみに前回このレベルに達した2015年夏頃はドル円が1ドル=125円という今にして思えば超円安で、外貨建て投資に対する強烈な追い風がありました。それが現在は1ドル=113.28円ですので、この間に世界経済がいかに成長したかを実感することができますね。それでは次に野村證券で放置しているグローバル・インデックス・バランス・ファンド(愛称:投資生活)の現状もご覧ください。

野村證券

こちらは総投資額わずか2万円ですがご覧のとおり11,579円の含み益があり、損益率は+57.6%となっています。

このように思いがけない相場環境の好転によりブログネタ用に完全放置しているファンドの成績も絶好調なのですが、これを手放しで喜んでいいのでしょうか?そこで本エントリーでは一つ前のエントリーに引き続き、リスクとリターンから投資効率(取ったリスクに見合うリターンが得られたか?)を判断してみましょう。というわけで、今回の比較対象は冒頭でご紹介した下記完全放置ファンド群5本です。

・eMAXIS 全世界株式インデックス
・eMAXIS 新興国株式インデックス
・SMT グローバル株式インデックス・オープン
・世界経済インデックスファンド
・グローバル・インデックス・バランス・ファンド 愛称:投資生活

なお今回の判定材料は過去3年間の実績のみとしまました。これは過去5年間だと起点がアベノミクススタート前となるため、外貨建て投資は総じて好成績となるためです(ご承知のとおり、アベノミクスで急激に円安が進行しましたので)。そして今回も比較に必要な下記データはすべてモーニングスターのサイトから引用させていただきました。いつも個人投資家にとって大変貴重なデータをご提供いただき、心より厚く御礼申し上げます。

(過去3年間の実績)トータルリターン標 準 偏 差シャープレシオ
eMAXIS 全世界株式7.7016.910.45
eMAXIS 新興国株式3.7517.850.21
SMT グローバル株式8.4117.310.48
世界経済インデックスF3.8411.250.34
投資生活6.8612.930.53

このデータを元にエクセルで作成した分布グラフが下記となります。

リスクリターン3年a 

上記グラフの中にあるシャープレシオの値がいずれのファンドも1.0に遠く及ばないことからもお分かりのとおり、すべてのファンドが水色のボーダーライン(=リスクとリターンが釣り合うライン)を大きく下回っています。「投資生活」以外のシャープレシオ0.5以下という成績は、私の個人的な印象では高校なら「赤点」、大学なら「不可(D評価)」です。すなわち、有り体に言えば「落第点」ですね。中でもeMAXIS 新興国株式インデックスの成績は突出して悪く、過去3年間の新興国株式投資がいかに非効率だったか(=取ったリスクに見合ったリターンが全然得られていない)が分かります。そしてそれが新興国資産の組入比率が比較的大きい世界経済インデックスファンドの成績悪化にもつながっているのでしょうね。

このように過去3年間の投資効率という切り口においては、ブログネタ用完全放置ファンドはどれも散々な成績に終わったわけですが、それでも一応それぞれの順位を視覚的に判断するためのグラフもご参考までに貼り付けておきます。

リスクリターン3年b 

過去のエントリーにも書きましたが、これらはあくまでも結果論に過ぎません。過去3年間の投資効率が悪かったからといって、これからの3年間も悪いとは限らないのです。しかしリスクを覚悟の上で投資することを選択した者として、過去の結果(成績)は真摯に受け止めるべきだと私は考えます。私の投資は取ったリスクに見合うものだったのか?と。これも過去のエントリーに書きましたが、積極的に高いリスクを取って高いリターンを狙うことは誰にでもできます(誤解を恐れずに言わせていただければ、私にだって簡単にできます)。そして幸いにして思惑が現実のものとなれば、実際に高いリターンが得られることもあるでしょう。しかしこと長期投資においては、リターン至上主義ではなかなか生き残れません(何年かに一度の大暴落で淘汰されてしまいます)。そこで重要になるのがリスクとリターンのバランスではないでしょうか?モーニングスターのサイトでは各投資信託ごとに1年・3年・5年・10年のデータを確認することができますので、ぜひ皆さんもお持ちの投信の投資効率を判定してみてください。

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