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ひふみ投信定期積立経過報告

kage

2017/04/15 (Sat)

毎回ご報告が遅くなり大変恐縮ですが、4月12日(水)はひふみ投信の定期積立約定日でした。そこでいつものようにひふみ投信設立時からの同額の定期積立を行っている私の運用成績をご報告させていただきます。なお毎回のご報告に書いているとおり下記運用成績は定期積立の他に猫パンチ投資(スポット購入)2発分を含んだ結果です(猫パンチ投資2発の詳細はこちらで公開しています)。

<ご参考>ひふみ投信定期定額積み立て+猫パンチ投資2発の指数
●取得単価 : 16,330 円 (先月より100円上昇)
●約定価額 : 37,397 円 (先月より1,503円下落)
●騰落率 : +129.0% (先月より10.7%悪化)


まさに「君子豹変す」とでも申しましょうか、わずか1ヵ月の間に相場環境が激変してしまいましたね。ご承知のとおり現在の世界市場は、シリアや北朝鮮を巡る緊張(いわゆる地政学的リスク)の高まりにより一気に「リスクオフ」ムードとなりました。こうなると相対的に安全通貨とされる日本円が買われ、円高を嫌気して株価が下落するというロジックは分かるのですが、今回ばかりは緊張の震源地が日本に極めて近い北朝鮮であるだけに、個人的には直近の円高に対して違和感を覚えずにはいられません。事実、北朝鮮と国境(厳密には軍事休戦ライン)を接する韓国の通貨・ウォンは直近で大きく下落していますしね。もっともある相場解説によると、この円高の背景には「地政学的リスクの高まり→米国債が買われる→米国の長期金利が低下→日米金利差の縮小→円高進行」というロジックもあるのだろうとのことでしたが。いずれにせよ今月の約定価額が先月より1,503円も安い37,397円となったことは紛れもない事実なのです。さらにその後も基準価額の下落は続き、現在(4/14時点)は36,864円となり、私個人の運用成績を示す騰落率も125.7%にまで低下しました。こうなると先月の定時報告において目先の約定タイミングを捉えて「高値掴みになってしまった」とか「安くたくさん買えてラッキー!」などと一喜一憂していたことが誠に馬鹿馬鹿しく思えて恥じ入るばかりです。今にしてみれば先月の定期積み立て投資もひふみ年金へのスイッチングも間違いなく高値掴みだったわけですが、あくまでもそれは結果論です。先月より1,503円も安く買えた今月の約定が果たして「押し目買い」なのか「高値掴み」なのかは結局のところ後になってみなければ分かりません。ですから私はこれからも「絶好の売買タイミングは神のみぞ知る」と自分に言い聞かせつつ、淡々と積み立て投資を続けるつもりです。

先月の定時報告で予告していたとおり、今月の定期積み立て投資と同時に過去半年間に積み上がった資産形成応援団応援金による買い付けが 実行されました。下記がその明細なのですが、ご覧のとおり今回初めて1,000円の大台を超え1,269円で340口の買い付けが行われています。

応援金約定

これにより資産形成応援団応援金は一度ゼロクリアされ再出発となりました。現在は下記のとおり約31円となっております。

応援金

相場環境の悪化によりNISA口座で保有しているひふみプラスの基準価額も大きく下落しています。それでもまだ+20%以上を維持してくれているのは誠に心強い限りです。一方で昨年末のNISA枠消化期限ギリギリで駆け込み購入したiFree日経225インデックスは-5%に迫る体たらくで、「日経平均株価は早晩2万円の大台を超えるだろう」という当時の私の思惑がいかに甘かったかを痛感させられます。

ひふみプラス

直近の相場環境悪化はもちろんNISA投資本命の個別株投資も直撃しており、運用成績は正直ボロボロです。特に深刻なのは一昨年の投資銘柄で、この1ヵ月で株価が急落して、あえなく13万円以上の含み損を抱える状況に陥ってしまいました。これに対して昨年末の駆け込み購入銘柄はまだ+10%を維持しており、正直なところここ数日は売りたい衝動に駆られております。

NISA

SBI証券 確定拠出年金積立プラン(個人型401K)で保有しているひふみ年金も当然のことながら相場環境悪化の影響を強く受けており、現時点の損益率はご覧のとおり+3.6%まで低下しております。今からわずか2週間前に書いた「確定拠出年金のスイッチングを実施」では+10.4%と報告しておりましたので、直近の相場環境激変ぶりがお分かりいただけるでしょう。もし今月後半も引き続き軟調な展開が続くようであれば、月末月初に予定している定期スイッチングでひふみ年金の買い増しも検討したいと思います。

ひふみ年金

カンブリア宮殿 野次馬視聴記」でご紹介した藤野社長のテレビ出演をきっかけにひふみ投信の認知度が一気に高まり、口座開設申請が殺到しているようですね。今回のテレビ放送をきっかけに受益者となられた方々にとっては現在の下落相場が最初の試練となっていることでしょう。目先の基準価額下落を見てひふみシスターズの先行きに不安を抱いている方々に対して、私から「安心してください。基準価額はいずれ元に戻るはずです。」とは断言できません。その理由は「将来の値動きは誰にも分からない」という相場の真理があるからです。しかしひふみ投信設定以来の受益者である私から過去の事実をご紹介することはできます。リーマンショック真っ直中で船出したひふみ投信は、その後も東日本大震災や昨年のBrexit(ブレグジット)などで何度も基準価額急落の危機を迎えました。しかし過去のどんなショックにおいても、その後は必ずリベンジを果たしているのです。これを少々古い流行語に例えると「やられたらやり返す。倍返しだ!」というイメージで、実際に下落幅を上回る上昇を達成して設定来高値を更新し続け、今年3月31日には夢の4万円台目前となる39,741円まで上昇しました。現在はそこが目先のピークになった形でチャートから受ける印象は悪いですが、私個人としては遠からず基準価額4万円超えを達成してくれるものと楽観的に考えております。もっともこれは昨年末に「日経平均株価は早晩2万円の大台を超えるだろう」と考えていた私が言うことですから、くれぐれも鵜呑みにされませんようご注意ください。

認知度の高まりは必ずしも良い効果ばかりを生むとは限りません。ネット上に流れる情報を眺めていても、ひふみ投信に対する否定的な意見を目にする機会が以前よりも明らかに増え、風当たりが強くなっているように感じます。まあこれもいわゆる「有名税」の一つなのでしょうね。否定的な意見の代表例として「ひふみ投信の成績はランキング下位」という指摘があります。確かにこれは事実でしょう。でも忘れないでください。ひふみ投信の運用方針はリスクを抑えつつリターンの最大化を目指す「守りながら増やす」なのですよ。実際に3月末時点でひふみ投信マザーファンドの現金比率は15.5%に増えており、カンブリア宮殿効果で流入した資金を温存して守りを固めていたことが分かります。そこが常に組入比率を高位に保つ(要は常にフルインベスト状態)のアクティブファンドと大きく異なる点です。ですからそもそもリターン最重視の方はひふみ投信を選ぶべきではありません。さらに昨日目にしたのは「中小型株の流動性が低いことを利用して買い支えにより運用成績を良く見せている」という意見です。確かにこのような手法を使ったファンドは過去にありました。当ブログでも触れていたはずと思って探してみたところ、今から6年以上前に書いたこちらのエントリーのコメント欄に自ら「余談です」と題して書き込んでおりました。

「ファンドの資産が大きくなり、自分の売買で株価を動かしてしまう」でふと思い出したのですが何年か前に高額納税者番付の上位に某投資顧問の運用責任者が登場して話題になったことがありました。その人の運用手法は流動性の低い株を自らの資金で買い上がることだったそうです。そうすれば基準価額はドンドン上昇し顧客も喜び多額の成功報酬を手にできる。しかし実態は買い手は自分しかいないわけですから売るに売れない「絵に描いた餅」だったという笑うに笑えない話を思い出しました。これは目覚ましい成績を残しているからといって必ずしも良いファンドとは限らないという好例ですね。


言うまでもなくこの手法は「ネズミ講」のようにいずれ破綻を迎えることになります。しかし上記のような成功報酬体系の運用であれば成立もするでしょう。なぜなら自身の売りで株価が暴落しても成功報酬がゼロになるだけで、過去に受け取った成功報酬まで返す必要はありませんので。しかし曲がりなりにも長期投資を標榜するひふみ投信がいずれ破綻すると知りながら本当にそんな手法を選ぶでしょうか?そもそも現状における買い付けを「買い支え」と見るか「押し目買い」と見るかは人によって判断が分かれるところでしょうしね。ただ私から一つの事実をご紹介しておきましょう。ひふみ投信を運用するレオス・キャピタルワークスから提出された大量保有報告書を見ると、カンブリア宮殿でも紹介されたWASHハウスの株式を3月30日と31日に大量に売却していることが分かります。もっともこれはこれで、「地方企業を助けると言いながら高値で売り抜けている」と批判されそうですが。

私はひふみ投信設定以来の受益者として応援を続けていますが、信者になるつもりは毛頭ありませんので言いたいことはハッキリと言わせていただきます。現状のシャープレシオ(投資効率を判断する指標)で見ると、ひふみ投信より遙かに高コストのSBI中小型割安成長株ファンド(愛称:ジェイリバイブ)や因縁浅からぬ関係のみのりの投信の方がより上手に「守りながら増やす」を実現できていることをぜひ発憤材料としてください。そうして結果を残し続けていれば、いずれ批判的な意見も目立たなくなるでしょうから。

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