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若林栄四先生の為替&株式相場大予言 パート8

kage

2017/03/26 (Sun)

伝説の為替ディーラー・若林栄四先生の大予言シリーズも回を重ねてパート8となりました。前回の「パート7」でご紹介したのが昨年9月30日放送分でしたので、約半年ぶりの更新となります。今回は若林栄四さんが新著を上梓(じょうし)されたとの情報をいち早く入手し、これは早晩ストックボイスへのご出演があるなと考えて待ち受けていたところ、予想通り先週金曜日(3月24日)の放送アーカイブに若林栄四さんのお名前を見付けることができました。そこで早速ブログネタにすべく放送のアーカイブ動画を閲覧しながら取り急ぎ文字起こしをしたのが今回のエントリーです。なお放送当日の模様はYouTubeでアーカイブ公開されておりますので、関心を持たれた方は下記のリンクからご覧ください。

若林01

ゲスト3月24日 ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 若林栄四さん

それでは誠に僭越ながら今回も若林栄四さんの「大予言」をブログネタにさせていただきます。なお以下のまとめには私なりの解釈で表現を変えた部分が多々ありますので、正確さを重視される方はぜひ上記リンクから実際に放送された動画をご確認ください。

Q:数日前にニューヨーク市場、東京市場共に大きな下落となり頭が重くなった印象があるが?
若林:ニューヨークより東京の方が株としては「良い形」ではないかと思う。トランプラリーは3月1日(筆者注:ニューヨーク市場でダウ平均株価が目先のピークを付けた日です)まで約4ヵ月続いたが、いろいろな指標から見ても米国株は少々やり過ぎたかなという印象がある。それに比べて日本株は指標面やテクニカル面から見ても今すぐ下がるという感じはもうなく、下値は拾った方が良いような気がする。ただしちょっと気になるのは2015年に一度天井を付けていること。ダウ平均株価は2015年5月にドル円と日経平均株価は同6月にいったん天井を付けている。それから2年弱を経てダウ平均株価とドル円はまた天井を付けて下落を始めている。そうなると次は日経平均株価の番だ。私が考える周期では前回の天井から648日目で下落に転じる。その計算では日経平均株価の下落は4月初旬に始まるはずなので、そこをどうクリアできるか?あるいはクリアできないのか?が重要になる。米国株については再び上昇に転じるまでには相当の時間を要すると思う。これだけ上昇した後なので。

Q:米国のトランプ新大統領の政策は事実上何も出ていない?
若林:元々何もない人だからそれは当然。言いたいことをいい加減にただ言いまくっているだけ。政策実現のために何をするか?とか議会と上手くやるとかなど一切関係なく、ただただ他人の悪口を言いまくっているだけ。だから議会側も良い気はせず、実際に与党・共和党の上院議員の中にも「絶対にあんな奴には従わない」と言う人が何人もいる。下院はまだしも上院にはマケインやグラムなど「トランプが何を言おうとダメ」という議員がいるので与野党勢力はまさに50:50(五分五分)という印象。だから上院は何をやっても通らないという感じがする。

Q:トランプラリーが期待先行というのは分かるが、株価の裏付けとなる景気や企業業績は数字を見る限り決して悪くない。
若林:確かに悪くない。しかし哲学的に言うと、これまで景気や企業業績が悪い時に株が上がってきた訳で、それらが良くなればさらに株が上がるとなると株は永遠に上がることになる。それはないのではないか?つまり株価は企業収益の関数ではないということ。株価を決めるのはあくまでも相場なのだという点が重要。

Q:転換期にある米国株の今後のイメージは?
若林:ダウ平均株価が3月1日に付けた目先の高値は21,169ドル。これを超えるのはなかなか難しい。もう一度高値にチャレンジする可能性は否定しないが高値更新は難しいと思う。なぜなら3月1日は前日比で350ドルも上昇するほど盛り上がった。しかもその材料はトランプ新大統領がまともに演説できたという実にくだらないものだった。とんでもない人という印象だったトランプ新大統領が少しは人並みに台本を見ながら1時間ほど普通に話すことができたというだけで350ドルも上昇したということ。もちろんこのような解説は全部嘘。トランプラリー最後の急上昇を後付けで説明しただけ。あの盛り上がりを相場が超えていくのは相当難しいだろうと思う。

Q:相場の転換点はどこにあったのか?
若林:やはり3月1日。ここが相場の天井になる可能性が非常に高い。私は40数年の周期で考えるので3ヵ月や半年のブレはあるが、私の計算では3月が天井になる可能性が高い。そもそもは2月27日だと公言していたが2日遅れになった。ただしこれまでトランプラリーで株価が急速に上昇してきたため買えていない人がたくさんいる。これらの人たちは下がれば買いたいと思っているのでこの力がどれほど相場を保たせるのか?もうひとつは米国では4月15日が所得税申告最終日で、ものすごく貯まっていた年金資金が株式市場に入ってくる。これが下値を支えるということはあると思う。そこで3月1日の高値を超えることができれば、あと2~3ヵ月トランプラリーが続くことになるのかも知れない。しかし高値を抜けなければ米国株は相当危なくなってくる。

Q:方や日本株はどうか?
若林:私の分析では日本株(筆者注:日経平均株価のことです)の年足チャートは2万円を超えない形になっている。しかし現実には2015年6月に20,952円まで上昇している。しかしそれも一時的で年末には下落した。今でも年足チャートで見る限り19,500円~19,600円は超えない形。仮に年央で2万円を超えても(2015年と同様に)年末には下落するということをチャートが語っている。ただし日本株は昨年の14,800円でダブルボトム(二番底)を形成しているので本来は強い形。それなのになかなか上昇しない理由は米国の長期金利が上昇しないから(筆者注:短期金利はFRBがコントロールできますが、長期金利は株価と同様に市場の取引で決まります)。トレジャリー(米国債)で長期金利が上昇する局面では常に日本株は強い。しかし米国の長期金利は昨年12月に上昇してからどちらかというと下落傾向にある。これでは日本株も上がらない。

Q:米国の長期金利が上がらない理由は何か?
若林:デフレですね。そうマーケットが言っている。もちろんFRBは判断を間違えてインフレのリスクを見て利上げを行っている。しかしマーケットの判断は違う。短期金利はFRBがコントロールできるが長期金利はできない。コントロールできない長期金利はどちらかといえば下がろう下がろうとしている。私は人為と神意という言い方をしているが、FRBがコントロールする短期金利は人が決める人為でマーケットの意思は神意だと。神意はデフレだと言っている。

Q:そんな中で新著「黄金の相場予測2017 ヘリコプターマネー」を出された。2017年はまだダメだということですよね?
若林:そのとおり。ヘリコプターマネーが出てくるのは2022年だと私は見ている。それ以降の日本株は暴騰になる。8年くらいかけて日経平均株価は4万円を超えるだろう。

Q:2022年までの5年間は資産形成のための好機となる?
若林:ここから5年間はデフレ対策をやり、2022年からはインフレ対策が重要になるだろう。

以上、若林栄四先生の大予言の数々をご紹介しましたがいかがだったでしょうか?ちなみに前回のご出演時の大予言の数々(米国株はもう上がらない、日経平均株価が18,000円まで戻ることはない、来年3~4月のドル円は1ドル=90~95円のイメージ)はことごとく外れています。上記の文中表現からもお分かりのとおり、若林栄四さんはトランプ新大統領の手腕をまったく評価しておられませんので、おそらくトランプラリーも想定外の出来事だったのでしょうね。まあ本当に相場の先行きを正確に予想できるのなら若林栄四さんもトレーダーに徹して利益を独り占めすればいいわけで、それができないからこそ(表現は悪いですが)人々の不安や期待を過度に煽ることを飯の種にしておられるのかも知れません。

とはいえ今回の「大予言」の中にもいくつか参考になりそうなものがありました。例えば米国の長期金利低下を神意と表現されたこと。これはかの有名なアダム・スミスの「見えざる手」理論にも通じるものであり、FRBがいくら小賢しい策を弄したとしても結局のところ長期金利を決めるのは市場参加者の総意なのです。ですからFRBが今後も利上げを継続するからといって、安易に長期金利が上昇すると考えてはいけないということですね。逆にデフレの進行が明確になりFRBが利上げを断念するような事態になれば、長期金利は急低下して為替市場でも一気にドル安が進行するリスクがあることも想定しておく必要がありそうです。また新著のタイトルにもなっている「ヘリコプターマネー(一般的には中央銀行が政府の発行する無利子無期限国債を直接無制限に受け入れることを指します)」についても、現時点ではほとんどあり得ないという印象ですが、黒田日銀が市場を驚かせた異次元緩和の効果も徐々に薄れて日本がなかなかデフレから脱却できない現状を見るといずれ背に腹は代えらずこの禁じ手を打ってくることも十分にあり得ると私は感じました。新著の表紙にも書かれているとおり、ヘリコプターマネーは大インフレと円安ドル高をもたらします。これにより政府の借金が実質的に目減りする、いわば「逆徳政令(政府の借金を帳消しにする)」のような政策なのです。それでは政府の借金を帳消しにしたツケをいったい誰が払うのか?といえば、もちろん私たち国民です。私たちはヘリコプターマネーがもたらす悪性のインフレで「物価高騰」という新たな形の税金を支払わなければなりません。現状においてこのシナリオは、それこそ人々の不安を過度に煽るようなものですが、神意が決めるはずの長期金利も事実上日銀が一人で決めているこの国の現状を見るにつけ、最後の最後はどんな禁じ手でも使わざるを得ない瀬戸際の状況に追い込まれるのでは?と私は真剣に危惧しております。もし本当にそんな事態に陥ってしまったとしたら、私たちの生活は株や外貨を持っているか否かが運命の分かれ目になるのでしょうね。そういう意味では若林栄四さんが言われるとおり、将来的にはインフレ対策がとても重要になるのかも知れません。

最後はいつも同じご注意となり恐縮ですが、この「大予言」は貴重なお告げになるかも知れませんし、一方で悪魔のささやきになる可能性も十分にありますので、信じるか信じないかは皆さんの判断にお任せします。また若林栄四さんの「大予言」の根拠は基本的に相場のリズムですので、この点も参考にする際にはご留意ください。

なおストックボイスではこの新著を5名様にプレゼントしてくださるそうです。締め切りは来週火曜日(3月28日)ですので、興味のある方は応募してみてはいかがでしょうか?

若林02

若林栄四先生の為替&株式相場大予言シリーズは当ブログでは数少ない人気コンテンツだったのですが、最近ではトップページで公開している過去半年間のアクセスランキングの下位にやっと顔を出す程度になってしまいました。それは取りも直さず若林栄四さんが狼少年化している証なのかも知れませんね。しかしシリーズをここまで続けてきた以上は今後も継続することが当ブログに課せられた責務だと勝手に判断しております。そういうわけで次回がいつになるのかは分かりませんが、どうぞお楽しみに。



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