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セゾン投信定期積立経過報告

kage

2017/03/25 (Sat)

毎回ご報告が遅くなり大変恐縮ですが、3月23日(木)はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 9,365円 (先月比23円上昇)
●約定価額 : 13,206円 (先月比105円下落)
●騰落率 : +41.0% (先月比1.5%悪化)


米国のトランプ新大統領が誕生して以来、何だかんだで続いてきたトランプラリーですが、米国株の代表的指数であるダウ平均株価は3月1日の21,000ドル超えを目先のピークにして明らかに様相が変化してきました。特に今週は3月21日に大統領選挙後最大の下落を記録するなど、トランプラリーの先行きに暗雲が立ちこめてきた感さえあります。トランプラリーについてはこれまで多方面から散々「期待先行だ」と指摘されておりましたが、ここにきて市場参加者の目もようやく「現実」に向かい始めたということなのでしょうか?今朝も市場のトレンド転換を裏付けるように「オバマケア代替法案撤回」という驚愕のニュースが飛び込んできました。オバマケアの改正はトランプ新大統領にとっていわば「一丁目一番地」の政策であり、これが実現できなければ減税もインフラ整備もメキシコ国境の壁も実現できない(=オバマケアの予算を回す目論見だったので)わけですよね?ですから私の感覚では小泉元総理が郵政民営化法案を撤回したくらいの衝撃を受けています。トランプラリーの正体が本当に期待だけだったとしたら、ダウ平均株価も大統領選挙以前の18,000ドルに戻ってしまうかも知れません。そうなれば為替も円高がさらに進行するでしょうから、国際分散投資にとっては被害甚大です。しかし将来の値動きは誰にも分からないという相場の真理がある以上、最悪のシナリオをいくら心配しても仕方ありません。ですから私は来月も淡々と積み立て投資を継続し、下がったら下がったで「安くたくさん買えてラッキー!」と精一杯の強がりを言うだけです。

さて、先月の定期積み立て投資約定日から今日までの1ヵ月間におけるセゾン投信関連のトピックといえば何と言っても3月10日の「セゾン投信が信託報酬を引き下げ」ですが、それから5日後の3月15日にセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドセゾン資産形成の達人ファンドが設定から満10年という大きな節目を迎えたことも忘れてはなりません。月次報告の冒頭にいつも書いているとおり私はセゾン投信設立時から定期積み立て投資を継続しておりますので、私とセゾン投信のお付き合いもついに10年に達したのかといえば実は違うのです。具体的にはファンドの設定から定期積み立て投資の開始までにはタイムラグがあり、初回の約定日は2007年5月23日だったのです。このことは翌日付の「セゾン投信の初回積み立てが完了」でご報告しているのですが、改めて読み返してみると初回の約定価額が10,689円だったことや4月末時点でまだポートフォリオ構築が完了しておらず現金等が5.8%もあったことなどが分かります。というわけで定期積み立て投資オンリーの私の場合は、来月の約定が記念すべき120回目(12回×10年)となるわけです。念のために自分の口座情報に表示されている現在の評価額から含み益額を差し引いてみたところ、毎月の積み立て金額×120倍に1ヵ月分足りない結果が出ましたので間違いありません。

セゾン投信の運用する2つのファンドがめでたく設定から10年を迎えたということで、改めてその軌跡を追ってみましょう。以下はいつものようにYahoo!ファイナンスからお借りしてきた過去10年の比較チャートで、青がセゾン資産形成の達人ファンド赤がセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドです。

セゾン投信10年チャート

ご覧のとおり両者は似たような軌跡を描きながらも、アクティブ運用のセゾン資産形成の達人ファンドの方がリスク(=振れ幅)が大きいという予想通りの結果になっています。この比較チャートを見た私の素直な感想は「結果論だけど積み立て投資をするならセゾン資産形成の達人ファンドの方が断然有利だったな」というものでした。具体的にはリーマンショックで基準価額が最大半値以下(マイナス50%以下)に下落したことで長期間「安くたくさん買う」ことができ、その後はアベノミクスとトランプラリーの追い風を受けて急上昇という積み立て投資にとっては理想的なパターンになっているからです。さらに理想を言えば、資産形成期にはずっと低迷が続いて資産取り崩し期に入る直前に急上昇というパターンが最も儲かるのですが、そのような状況下で投資を継続するモチベーションが維持できるのかどうかははなはだ疑問です。それでは実際に設定からずっと定期積み立て投資を継続したとして両者の間にどれほどの差が生じるのか?と申しますと、これはセゾン投信のサイトにズバリその数字が掲載されていました。具体的にはセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの設定から定期積み立て投資を継続した場合の損益率は2月末時点で+42.01%です。これに対してセゾン資産形成の達人ファンドは同じ条件で+93.39%と2倍以上の大きな差となっているのです。すなわちこれまた結果論ではありますが、過去10年におけるセゾン資産形成の達人ファンドのリスクの高さ(=振れ幅の大きさ)は積み立て投資にとって「吉」と出た、と言えるでしょう。投資の世界では「リターンは恐怖の報酬(恐怖を耐えたことに対するご褒美)」とも言われますが、セゾン資産形成の達人ファンドもリーマンショックで半値以下になるという恐怖に耐えて積み立て投資を継続したからこそ、今の高リターンがあるわけですね。

個人投資家にとって精神安定上理想的なのは投資対象の評価額が右肩上がりに上昇することでしょうが、悲しいかな上がり続ける相場はないのです。もしかするとこれからトランプラリーの化けの皮がはがれて株価や為替も「元の木阿弥」になってしまうかも知れません。さらには欧州の選挙結果によっては市場が大混乱に陥る可能性もあるでしょう。そこで「今の恐怖は将来のリターンの種」と信じて投資を継続できるかどうかが問題です。もちろん投資を続けることが必ずしも正解とは限りません。しかし恐怖に負けて投資を止めてしまえば将来「恐怖の報酬」を受け取る権利も放棄してしまうことになるのです。もし「これから市場は大混乱に陥る」という確証があるのなら、市場から投資資金を一時的に退避させ、実際に大混乱になったところで買い直せばいいのですが、それは「言うは易く行うは難し」の典型であることを私は身に染みて理解しています。さらに注意すべきはトランプラリーがさらに継続してなおかつ加速する可能性だって決してゼロではないことでしょう。そうなった場合、心理的に高いところはなかなか買えないものです。そうすると売らなければ得られたはずの利益が得られなくなる機会損失リスクが無視できません。結局のところ、長期投資においてはある程度腹を括って、どのような結果が出るかは運を天に任せる覚悟も必要なのでしょうね。繰り返しになりますが、「将来の値動きは誰にも分からない」が相場の真理なのですから。

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