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セゾン投信定期積立経過報告

kage

2017/01/28 (Sat)

今月もご報告が遅くなり大変恐縮ですが、1月23日(月)はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 9,318円 (先月比24円上昇)
●約定価額 : 13,185円 (先月比232円下落)
●騰落率 : +41.5% (先月比2.9%悪化)


今月の約定日となった1月23日(月)は前週末の20日(金)に米国のトランプ新大統領の就任式を終えた直後というタイミングでした。この時点ではトランプ新政権に対する期待先行のトランプラリーも新大統領就任式という現実をきっかけにして一服(あるいは終了)か?とも思われていました。このため今月の約定価額は先月より232円も安い13,185円となり、私個人の運用成績を示す騰落率も先月より2.9%悪化した+41.5%となっています。しかしその後の市場動向は皆さんすでにご承知のとおり、米国株の代表的指数であるダウ平均株価がついに2万ドルの大台を超え、史上最高値を更新しています。これを受けて昨日金曜日時点の基準価額も13,297円まで回復していますが、それでも先月の約定価額(13,417円)には及びません。ダウ平均株価が2万ドルを超え、崩れかけていた日経平均株価も19,500円に迫る水準にまで回復したにも関わらず基準価額が先月に及ばない最大の理由は言うまでもなく為替にあります。念のため基準価額算出に用いられるドル円の仲値を調べてみたところ、先月の約定日(12月21日)は1ドル=117.94円で、今月の約定日(1月23日)は1ドル=113.96円でした。このように為替は外貨建て資産を多く含む国際分散投資にとっては大きなかく乱要因となるわけですが、それを言うなら昨年の6月から11月までは1ドル=100円あたりをウロウロしていたわけで、本当に為替の動向だけは予測不能であることを思い知らされますね。トランプ効果で株高+ドル高になった今にしてみればあの円高局面が「絶好の買い場」に思えるのですが、それは結果論でしかありません。毎月積み立て投資を続けていれば、少なくとも「あの時買っておけば…」と後悔することはなくなります。一方で「あんなに高い時に買うんじゃなかった…」と後悔する機会は確実に増えますが。もしかすると先月や今月の約定がその後悔の対象になる可能性もありますが、これもまた結果論でしかありません。将来の値動きは誰にも分からないからこそ、私は来月も淡々と定期積み立て投資を継続するつもりです。

今回はダウ平均株価2万ドル突破記念として本家YAHOO!FINANCEに掲載されているさまざまなチャートを鑑賞してみましょう。それではまずそのダウ平均株価からご覧ください。

・ダウ平均株価(チャートの起点は1986年1月)
Dow

このチャートで私の目が真っ先に向かったのはやはり「リーマンショック」による大幅下落です。2007年9月の高値14,198.10ドルから2009年5月の安値6,469.95ドルまで、ダウ平均株価は半値以下になりました。これは2008年4月の高値13,136.69ドルから見ても半値以下となるわけで、わずか1年あまりでこれだけの下落が現実に起きたのです。私はこの時も個人投資家として大混乱の渦中にいましたが、毎月定期積み立て投資は信念を持って継続していたため底値を買い逃すことはありませんでした。現在のリターンはこの時の恐怖に耐えた報酬であると改めて実感します。リーマンショック後のダウ平均株価はほぼ一貫して右肩上がりを続けており、この好調ぶりが逆に恐ろしく思えてきますね。

・S&P500指数(チャートの起点は1950年1月)
S&P500

続いては国際分散投資を実践する個人投資家の多くが投資対象にしているS&P500指数です。こちらは起点が1950年1月ですので、本当の超長期チャートですね。こちらの特長はリーマンショック前に同じような形の山がもうひとつ存在することです。この山のピークは2000年1月で、言うまでもなくITバブルの絶頂期でした。そして2つめの山のピークが2007年9月で、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの設定が2007年3月ですので、私の長期投資はまだ大きな谷をひとつ越えたに過ぎないのですね。それにしても過去の値動きと比較すると自分がいかに波瀾万丈の時代に投資を行っているかを痛感させられます。

・NASDAQ総合指数(チャートの起点は1971年2月)
NASDAQ

続いてはハイテク銘柄中心のNASDAQ総合指数です。こちらのチャートではやはり2000年3月にピークを付けたITバブルの凄まじさが目を引きますね。今の株価はその時のピークを越えて史上最高値を更新しているのですから、本当にすごいことだと思います。なぜならこれは運悪くITバブル時の高値で掴んでしまっても、その後17年間我慢して塩漬けにしておけば十分に利益確定できたことを意味するのですから。ただしさすがにバブルだけあって崩壊の衝撃度も凄まじく、リーマンショック後の下落が可愛く見えてしまうほどです。「バブル崩壊の前に上手に売り抜けろ!」は「言うは易く行うは難し」の典型ではありますが、少なくとも株式投資においてはこのようなことが現実に起こり得ることを私たち個人投資家は決して忘れてはなりませんね。

・RUSSELL2000指数(チャートの起点は1987年8月)
RUSSELL2000

続いては米国の小型株を代表するRUSSELL2000指数です。小型株だからかどうかは分かりませんが、こちらはITバブルの影響をあまり受けていませんね(わずかにピークは確認できますが)。個人的に興味深かったのはリーマンショックからの復活がダウ平均株価やS&P500指数より明らかに早いことです。大型株中心の指数に比べると値動きの荒さが一目瞭然ですが、分散投資を追求するのであれば組み入れを検討してみても面白いかも知れませんね。

・VOLATILITY S&P500(チャートの起点は1990年1月)
VIX

続いてはS&P500指数の値動きの激しさを指数化したVOLATILITY S&P500です。個人投資家の皆さんには「VIX指数」という名称ですっかりお馴染みですね。VIX指数は別名を「恐怖指数」とも呼ばれ、○○ショックのような相場大混乱時に数値が跳ね上がります。ちなみに中央やや右寄りにある一際長い上ヒゲがリーマンショック時のものです。これを見ればこの時の混乱がいかに「別格」であったがお分かりいただけるでしょう。ちなみに直近の長い上ヒゲは2015年7月のギリシャ危機によるもので、この程度の混乱は過去にたびたび起きていることが一目瞭然です。これらに比べると昨年6月のBrexit(ブレグジット)ショックなど「ショック」の内に入りませんね。現在の水準は多くの投資家が安心し切っていることを意味しており、何か突発的な悪材料が出た時の反応が恐ろしいです。

・Interest Rate 10 Year(チャートの起点は1962年1月)
TNX

続いてはいったん株式から離れて米国債10年もの利回りです。いわゆる「長期金利」というヤツですね。これを見ると1981年6月の15.84%をピークにして(今にして見れば「どこの新興国だよ!」と言いたくなるほど信じられない水準ですね)、その後はほぼ一貫して右肩下がりに低下を続けていることが分かります。「金利の低下=債券本体価格の上昇」ですから、この間はほぼ一貫して米国債投資には妙味があったことになります。なぜなら利息収入(インカムゲイン)に加えてキャピタルゲイン(売却益)も狙えたわけですから。しかしご承知のとおり米国の中央銀行に相当するFRBが利上げを開始し、トランプ新政権が財政出動を公約に掲げていることもあり、米国の長期金利はこのところ上昇に転じています。もしかすると米国債投資についても歴史的転換点を迎えているのかも知れませんね。

・FTSE100指数(チャートの起点は1984年1月)
FTSE100

続いては株式に戻りますが米国からは離れてBrexit(ブレグジット)ショックの震源地である英国の代表的な株価指数FTSE100です。こちらもS&P500指数同様にITバブル期とリーマンショック前に2つの大きな山を描いていますね。ただし英国株が米国株と異なるのは、最近になってようやくこれらの山を超えたこと。後はBrexit(ブレグジット)ショック後も株価の上昇が続けていることも印象的ですね。まあこれはポンド安が株価の押し上げ要因になっているのかも知れませんが。

・日経平均株価(チャートの起点は1984年1月)
nikkei225

そして殿(しんがり)に控えしはわが日経平均株価です。ご覧のとおりこちらは1989年12月のバブル最高値が富士山のようにそびえ立ち、史上最高値の更新は容易ではありません。ご承知のとおり日経平均株価の過去最高値はバブル絶頂期の1989年12月29日の38,915円87銭ですので、例え2万円を回復してもようやく5合目に到達したというイメージですね。願わくばNASDAQ総合指数のようにいつの日にか奇跡のバブル最高値超えを達成して欲しいものですが、もしかすると私が生きている内には無理かも知れませんね。

以上で本家YAHOO!FINANCのチャート鑑賞会を終了いたします。これらのチャートを見て私は、(繰り返しになりますが)過去の値動きと比較して自分がいかに波瀾万丈の時代に投資を行っているかを痛感させられました。しかし(これまた繰り返しになりますが)将来の値動きは誰にも分からないからこそ、私は来月も淡々と定期積み立て投資を継続するつもりです。

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