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さようならPHS

kage

2016/08/13 (Sat)

携帯電話に関して私は筋金入りのPHS派でした。余りに思い入れが強すぎて、PHSのことを携帯電話と呼ぶことすら憚られるほどです(Wikipediaにも「日本においては、電気通信役務の区分など法令上や公的な資料・統計においては、PHSは携帯電話と明確に区別されている」と書かれています)。思い起こせば今から10年以上前に書いた2006年6月20日付のエントリー「25000分の1」で10年以上継続して契約しているユーザーのみに贈られたレアもののオリジナルストラップをもらったことを紹介しましたが、あれからさらに10年以上も私は頑なにPHSユーザーであり続けたのです。下記は今月5日時点の契約内容ですが、ご覧のとおり累計の契約期間が20年6ヵ月になっていることがお分かりいただけるでしょう。

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しかしさすがに時代の流れに抗うことは困難になり、この度ついに長年慣れ親しんだPHSとお別れする苦渋の決断を余儀なくされました。そのあたりの事情をもう少し詳しくご説明しますと、私が直近まで使っていた端末は上記契約内容にあるとおりシャープ製のAQUOS PHONE es WX04SH(PHSユーザー間での愛称はアクエス)だったのですが、今年の7月中旬で前回の機種変更から2年が経過して各種割引きが終了し毎月の支払い額が跳ね上がるため機種変更を検討したところ、すでにPHSの受け皿は消滅していたのです。旧Willcomの事業を引き継いだY!mobileとしてもPHSユーザーの乗り換えを進めたいとの思惑があり、旧PHSプランから現行のスマホプランへの契約変更受付を昨年9月末に終了しているため、私の選択肢はキャンペーン割引き終了後の高い料金を支払い続けてでもPHSユーザーであり続けるか、潔くPHSを捨てるかの二者択一となりました。

そこで散々悩んだ結果、苦渋の決断としてPHSとお別れすることになった・・・と書きたいところではありますが、実のところこの決断はずいぶん以前から決めておりました。何故ならPHSを搭載した新機種が出ない以上、もはやPHSとお別れするしか選択肢はないからです。そもそも私が筋金入りのPHS派になった理由はその維持費の安さからですので、高い料金を払い続けてまでPHSユーザーであり続けるという選択肢は始めから論外でしたので。折しもY!mobileがサービス開始2周年記念の各種キャンペーンを開始したこともあり、私はY!mobileの携帯電話への機種変更を決断しました。

そこで私が選択した新端末はHuawei製のLUMIERE 503HWです。この端末は昨年の秋モデルであり、ベースとなったSIMフリーのP8liteの発売日が昨年7月だったことを考えれば、いわゆる「型落ちモデル」と言っていいでしょう。しかし先にも書いたとおり、私が最優先するのは維持費の安さですので最新モデルは最初から選択肢に入っておりませんでした。ちなみに下記が今私の手元にある新旧モデルの写真で、左がLUMIERE 503HW、右がAQUOS PHONE es WX04SHです。

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ご参考までに、私の契約で月々の維持費がいくらになるのかをご紹介しておきましょう。ちなみに条件としては、PHS契約からの機種変更でスマホプランSを選択した場合です。

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ここでまず基本的な事項の確認をしておきましょう。スマホプランSは2年契約で月々の支払い額は2,980円(税抜き)です。高速データ通信容量は月々1GBですが、「スマホプランデータ増量プログラム」が適用され2倍の2GBとなります(ちなみに新規契約や乗り換えの場合も「データ容量2倍キャンペーン」が適用され同様に2倍になります)。これに加えてY!mobileサービス開始2周年記念キャンペーンとしてこれまで機種変更は適用外だった「ワンキュッパ割」(2,980円を1年間1,980円に割引き)が適用になり、私の月々の支払い額は2,138円(税込み)となります。ここで改めて明細を確認してみると、端末代金の分割支払い額である賦払金1,620円と月額割引き(翌月から)1,620円が同じであることにお気付きいただけるでしょう。これはいわゆる「端末代金実質0円」というヤツです。契約の2年縛りとか端末代金実質0円は霞ヶ関方面からの風当たりも強いのですが、Y!mobileはまだ堂々と続けているのですね。今回「ワンキュッパ割」が適用になったことで、端末代金実質0円どころかマイナス12,000円となるわけで、「さすがにマイナス金利時代だけのことはある」と大喜びしています(もちろん冗談ですが)。

高速データ通信容量月々2GBはスマホヘビーユーザーにとっては全然足りないでしょう。しかしライトユーザーの私は過去2年間一月たりとも2GBを超えたことがないのでこれで十分なのです。また実質「型落ちモデル」のLUMIERE 503HWもAQUOS PHONE es WX04SHで特に大きな不満を感じていなかった私にとっては十分すぎる性能です。ただそれでも不満が無いわけではありません。一番大きな不満はLUMIERE 503HWが「おサイフケータイ」に対応していないこと。私はこれまでAQUOS PHONE es WX04SHでEdyやnanacoをよく使っていたので正直これは困ります。二番目の不満はLUMIERE 503HWが大き過ぎること。これまでの4インチから5インチにアップしたことで視覚的にはずいぶん見やすくなったのですが、これではシャツのポケットに収まり切らないので電車の中で気軽に取り出して使うことができません。そして三番目の不満はLUMIERE 503HWに簡易留守録機能がないこと。簡易留守録機能とは不在着信時に端末がメッセージを録音してくれる機能で、機種によっては伝言メモとも呼ばれます。Y!mobileの留守番電話サービスは無料なのでこれを使えばいいかとも思ったのですが、よく調べてみるとメッセージを聞くための通話は無料通話(10分以内なら月300回まで無料)に含まれないとのこと。それなら転送機能で自宅の留守電で受けようかと思ったらどうやらこちらも無料通話適用外のようで困ってしまいました。

これらの不満に対する私の解消策ですが、第一と第二については新旧スマホ2台持ちで対応しております。これを可能にした便利な機能がLUMIERE 503HWに搭載されているBluetoothテザリングです。テザリングといえばWi-Fiが一般的ですが、消費電力の大きさが悩みの種でした。それがBluetoothテザリングなら充電池の消耗をほとんど気にする必要がないのです。ただしその代償として通信速度は格段に遅くなりますが、電車の中でニュースやメールのチェックをするくらいなら全然気になりません。株価チェックのために使っているSBI証券の「HYPER 株アプリ」も多少のもたつきは感じるものの十分に実用になるレベルです。ですから上記写真をご覧いただければお分かりのとおり、私のLUMIERE 503HWはいまだにほとんど「素」のままで、日常の使用頻度は圧倒的にAQUOS PHONE es WX04SHが高い状況が続いています。実はこれにはもうひとつ理由がありまして、LUMIERE 503HWのベースとなったP8liteはすでにAndroid 6.0へのアップデートが開始されており、LUMIERE 503HWも遠からずアップデートの案内があるのではないか?との期待からアプリのインストールを意識的に控えているのでした。もしAndroid 6.0にアップデートできるのなら、日常仕様へのカスタマイズはその後にしたいですからね。あと第三の不満に対する対策は今のところありません。AQUOS PHONE es WX04SHがBluetooth接続でLUMIERE 503HWの子機となり簡易留守録機能が使えれば理想的なのですが(過去のPHSには実際にスマホの子機として使える機種がありました)、どうやらそれは無理そうです。ですから、とりあえずは着信履歴を見て折り返すという旧来の対応をするしかなさそうです。とはいえ固定電話に留守録機能が無かった頃を思えば、これでもありがたいと思わなければなりませんね。

以上のような経緯で長年使い慣れていたPHSとついにお別れしました。今私の脳裏をいろいろな思い出が走馬燈のように駆け巡っています。皇居東御苑やディズニーランドで通話できずマイナーゆえの悲哀を感じたこと。一方で東日本大震災直後や隅田川の花火大会など通話が困難な時でも問題なく通話できてマイナーゆえの利点も感じられたこと。変わったところではその昔PHSが女子高生を中心に「ピッチ」という愛称で親しまれていた頃、やたらと迷惑メールや迷惑着信が多かったこと(おそらく適当な番号で発信していたのでしょう。その頃のPHSは女子高生の保有率が高かったので、つながりさえすれば高確率で相手は女子高生ということになりますので)などなど。日本生まれのPHSは時代の流れに逆らえず消えゆく運命かも知れません。しかし低電磁波+PHS同士の通話料無料という特性を生かして病院の内線電話として普及しているという話も聞きますので、まだまだこれからも末永く活躍していただきたいものです。私も回線契約こそなくなってしまいましたが、最後の端末となったAQUOS PHONE es WX04SHを最低でもあと2年間は大切に使い続けるつもりです。

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