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セゾン投信定期積立経過報告

kage

2016/07/24 (Sun)

今月もまたご報告が大変遅れてしまいましたが、7月21日(木)はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 9,191円 (先月比22円上昇)
●約定価額 : 12,443円 (先月比470円上昇)
●騰落率 : +35.4% (先月比4.8%改善)


先月の定時報告はちょうど英国のEU離脱(Brexit)ショック直後だったこともあり、私自身も「基準価額11,000円割れ(=騰落率+20%割れ)も覚悟しておくべきなのかも知れません」と弱気な一文を書いておりました。ところが皆さんご承知のとおり、その後の現実は少々違っていました。これは「事実は小説よりも奇なり」とでも表現すべきでしょうか、英国のEU離脱(Brexit)ショックが世界経済に与えた影響は今のところ限定的であり、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの基準価額も6月28日の11,458円が目先の底になった形で結局11,000円割れはなかったのです。それどころかその後は史上最高値を更新し続ける米国株に下支えされる形で7月13日に12,000円を回復し、今月の約定価額はご覧のとおり先月より470円高い12,443円となりました。もっともこれは「とりあえず目先の緊急事態は回避できた」という状況に過ぎません。何故なら前回のエントリーにも書いたとおり英国のEU離脱交渉はこれからが本番ですし、11月には米国の大統領選挙も控えているのですから。私たち個人投資家としてもその結果次第ではまだ一波乱も二波乱もあると今から覚悟をしておくべきなのでしょう。

「事実は小説よりも奇なり」といえば、米国株(ダウ平均株価とS&P500指数)が約1年2か月ぶりに史上最高値を更新したことがまさにこれですね。「英国のEU離脱(Brexit)ショックで米国の追加利上げは困難になるので米国株にとってはポジティブだ」という相場解説はよく目にしましたが、正直なところここまで米国株が強い動きを見せることは予想外でした。もっとも別の相場解説によるとこの強さの裏側には弱気の積み上がりがあるとのこと。すなわち英国のEU離脱(Brexit)ショックで弱気(=カラ売り)が積み上がっていたいたところに予想外の株価上昇が重なり、売り方の買い戻しがさらに株価を押し上げる構図になっているとの解説でした。いずれにせよ私の持論は「相場で起きていることはすべて正しい」ですから、今は自分の読み違いを素直に認めざるを得ません。7月3日付のエントリー「若林栄四先生の為替&株式相場大予言 パート6」でご紹介した以下の「大予言」もあっけなく外れてしまいましたしね。

・米国株でもS&P500指数は史上最高値を更新するかも知れない。これまでの高値は2,134だが2,140が私の計算した高値レベル。それから10ポイントくらいは上に行くかも知れないがそれ以上はない。(筆者注:ちなみに金曜日の終値は2,175.03ポイントです。)

・ダウ平均株価の方はすでに高値を付けている。あり得る上限は私の計算では18,269ドル。すでにこれを昨年5月に超えている。ひとつのインデックス(S&P500指数)は史上最高値を更新しても別のインデックス(ダウ平均株価)は更新できずその後下落していくベアリッシュ・ダイバージェンス(Bearish divergence、弱気の乖離)になる。(筆者注:ちなみに金曜日の終値は18,570.85ドルです。)

改めて言うまでもなく世界経済を取り巻く環境は依然として問題山積です。しかし個人的には「何の不安もなく投資できる環境をバブルと呼ぶ」と考えていますので、今は「不安(リスク)=リターンの種」と信じて淡々と積み立て投資を継続していくのみです。

さて、ここで話題をガラッと変えてセゾン投信の決算に注目してみましょう。先月の定時報告にも書いたとおり、私はセゾン投信が運用する両ファンドのコストダウンが遅々として進まないことに対して大いに不満を持っています。しかしコストダウンの実現にはセゾン投信株式会社の経営の安定が必要不可欠であることは言うまでもありません。ですから私は受益者の端くれとして今回の決算には注目しておりました。その詳細につきましては下記リンク先で確認できますので、まだご覧になっていない受益者の皆さんはぜひ一度目を通されることをおすすめいたします。自分の大切な資産を信じて託している相手の経営がいったいどうなっているのか?はとても重要なことですので。

2016/06/23
平成28年3月期の「決算公告」および「決算のポイントと事業概況」を掲載しました。

企業の財務・会計に明るい方ならいきなり決算公告(貸借対照表と損益計算書)を見ても戸惑うことはないでしょうが、今回はセゾン投信がわざわざ“最新(平成28年3月期)の「決算のポイントと事業概況(注意:リンク先はPDFファイルです)」をわかりやすく説明しております。決算公告と合わせてご覧ください。”と書いてくれていますので、私もこちらを見ることにしました。決算のポイントについては資料をご覧いただくこととして、個人的に注目したのは会社の収入である営業収益(委託者報酬等) が前年比+33.8%だったのに対して支出である営業費用・一般管理費が前年比+30.3%だったことです。すなわちこれは預かり資産の増加による収入増が同じ理由による支出増を上回り収益改善に寄与していることを示しており、会社の経営が好循環に入っていると捉えることができそうです。実際に平成26年度の純利益は1,700万円で「辛うじて黒字化を達成した」というレベルでしたが、平成27年度は前年比+177.0%増の4,800万円となっていますので。こうなると少々気が早いかも知れませんが純利益1億円の達成も視野に入ってくるわけで、いやが上にもコストダウン実現への期待が高まります。過去に何度も書いていますが、米バンガード社は「コストダウン→預かり資産増加→運用の効率化が進展→さらなるコストダウン」という好循環に乗っていますので、中野社長を筆頭とするセゾン投信関係者各位におかれましては是非とも「日本のバンガード社」を目指して真の受益者還元システムの構築を実現していただきたいものと切に願っております。

以下は私の非常に粗い計算ですが、もし仮にセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドのコスト(年率0.69%)をライバルの世界経済インデックスファンド並み(年率0.54%)に引き下げるとしたら、112,556百万円(金曜日時点の純資産総額)×(0.69%-0.54%)=約169百万(1億6,900万)円の収入減になります。これでは平成27年度の純利益4,800万円など簡単に吹き飛んでしまいますね。それだけコストダウンは簡単ではないということなのでしょう。しかし先にも書いたとおり、コストダウンによる預かり資産増加効果にも期待できますので、個人的には多少フライング気味であってもコストダウンに踏み切っていただきたいという気持ちはあります。少なくともこれで2期連続の黒字を達成できたのですから、将来の受益者還元についてある程度の道筋は示していただきたいというのが私のせめてものお願いです。

以下もまた私の非常に粗い計算ですが、セゾン投信の運用する両ファンドの委託者報酬は今年3月31日時点の純資産総額で計算して、108,925百万円×0.69%+30,505百万円×1.35%=約1,163百万円(約11億6,300万円)となります。しかしセゾン投信の運用するファンドはいずれもファンドがファンドを組み入れるファンド・オブ・ファンズですので、このすべてがセゾン投信の収入になるわけではありません。それではセゾン投信の収入はいったいいくらだったのでしょうか?これは損益計算書を見ると分かります。そこには582,089千円(5億8,208万9千円)と書かれていました。すなわち単純計算では委託者報酬のちょうど半分(50%)がセゾン投信の取り分となっているわけですね。この比率が高いのか低いのか?の判断は皆さんにお任せいたします。ただセゾン投信の取り分(=現信託報酬の半分相当)は私たち個人投資家の努力次第(自力でローコストインデックスファンドを組み合わせるなど)で削減可能であることだけはあえて申し添えておきます。

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