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セゾン投信定期積立経過報告

kage

2016/06/25 (Sat)

前回のエントリーにも書いたとおり、まさかまさかの英国EU離脱で悠長に混乱前のご報告をするような雰囲気ではなくなってしまいました。しかし毎月の定時報告は自分で自分に課した決め事ですので、市場が混乱したからといって勝手に中止するわけにもいきません。そこで今月の定時報告もいつものフレーズで始めさせていただきます。今回もご報告が大変遅くなってしまいましたが、6月22日(水)はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 9,169円 (先月比19円上昇)
●約定価額 : 11,973円 (先月比343円下落)
●騰落率 : +30.6% (先月比4.0%悪化)


先月の定時報告で私は「これからは長期投資家といえども世界経済という名のジェットコースターに乗っている自覚を持ってシートベルトの再確認をしておくべきなのかも知れませんね」と書いておりましたが、まさかわずか1ヵ月後にこのような形(=英国のEU離脱)でジェットコースター級の恐怖を味わうことになろうとは夢にも思っていませんでした。まさに相場の世界は「一寸先は闇」ですね。このように世界市場が大混乱に陥っているのに混乱前の騰落率(=私個人の運用成績)をご報告しても空しいだけですから、一応昨日金曜日(6月24日)の基準価額11,565円で再計算しておくと+26.1%になります。だたし昨日の大混乱が基準価額に反映されるのは週明けになってからですので、基準価額11,000円割れ(=騰落率+20%割れ)も覚悟しておくべきなのかも知れません。一般的に今回の英国EU離脱のように例え確率は低くても事前に想定されていた「最悪のシナリオ」は、ひとたび現実になってしまえば市場に一時的な大混乱をもたらした後でいわゆる「悪材料出尽くし」となることが珍しくないのですが、何しろEU加盟国の離脱は創設以来初めてのことであり、英国分裂の可能性(=残留派が多かったスコットランドの独立運動が再燃)も急浮上しているため、まだまだ予断を許さない状況が続くものと考えておくべきなのだろうと思います。多くの市場関係者が指摘しているとおり、市場が何よりも嫌うのは悪材料ではなく不透明さ(=何が起きるのか分からない)なのですから。

さてここからは先日のエントリー「投資初心者にセゾン投信はおすすめできない?」で予告していた、「私がセゾン投信への不満を募らせながらもそう簡単に縁を切れない理由」について書いてみたいと思います。繰り返しになりますが英国EU離脱による市場大混乱の後では「そんなこともうどうでもいいよ」とのお声も聞こえてきそうですが、これも自分で予告したことですからこのまま反故にするわけにもいきません。このため当初の予定通りこの話題を続けさせていただきます。

私がセゾン投信とそう簡単に縁を切れない理由・その1は含み益の存在です。先にご報告したとおり、今回の市場大混乱でセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの基準価額が仮に11,000円を割り込んだとしても、騰落率(=私個人の運用成績)はまだ+20%弱でありそれなりの含み益が残る計算になります。ここでもしセゾン投信との縁をスッパリと切ってしまったら、利益確定になることが私としては困るのです。こう書くと「市場が大混乱している時だからこそ含み益がある内に逃げるのが得策だろう」というご意見も聞こえてきそうです。確かにそのお考えにも一理あると思いますが、私の考えはそうではありません。何故なら利益確定をしてしまうと税金が差し引かれて複利の効果と同様の働きが期待できる「納税の繰り延べ効果」が失われてしまうからです。加えて利益確定後に他のファンドに乗り換えて含み損を抱えたとしても、一度支払った税金は決して戻りません(ただし乗り換えたファンドの損失を確定すれば同一口座内や確定申告で損益通算することは可能です)。ですから現状においてはこの含み益の存在が私をセゾン投信につなぎ止める役割を果たしてくれているといえるでしょう。つまりこれを逆に考えれば、今後も市場の大混乱が続いて含み益がなくなれば、歯止めを失って「これ幸い」とばかりにセゾン投信との縁切りを実行に移す可能性も大いにあるということです。セゾン号の乗客(=受益者)の中には今回の市場大混乱で騰落率がマイナスに転落した方もおられることでしょう。そんな時こそ改めてコストについて考え直す契機です。ファンドのコストは例え運用成績がマイナスに転落しても毎日毎日(年末・年始・土・日・祝日でも)私たちの大切な資産から差し引かれるのですから、含み損+高コストはまさに「泣きっ面に蜂」状態に他なりませんので。

それならセゾン投信との縁は切らずとも積み立て投資を中止すればいいではないか?とのご意見もあるでしょう。しかし私がそうしないのは、私がセゾン投信とそう簡単に縁を切れない理由・その2として不満はあってもまだ心のどこかでセゾン投信に期待しているからです。つまり私はまだ「今度こそは受益者とのコミットメント(=コストダウン)を果たしてくれるのではないか?」という淡い期待を捨て去ることができません。この優柔不断さは「甘い!」とお叱りを受けるかも知れません。しかしこれが私の偽らざる心情なのです。一方でコストダウン競争を繰り広げる縦割り系大手運用会社のことを心から信頼できない気持ちがあることもまた事実です。コストダウン競争は一過性の「チキンレース」で終わってしまうのではないか?とか、受益者還元の姿勢も親会社の「鶴の一声」で簡単に覆されてしまうのではないか?など、過去が過去だけにそう簡単に疑いを払拭することはできません。その点セゾン投信は創立以来受益者重視の姿勢は一貫していますからね(ただ行動が伴っていないだけで)。

このような理由によりおそらく来月も再来月も私は淡々と積み立て投資を継続していくことになるでしょう。しかし「投資初心者にセゾン投信はおすすめできない?」にも書いたとおり、正直なとこといよいよ私の不満も限界点に近付きつつあります。中野社長を筆頭にセゾン投信の関係者各位におかれましては、現状はコストは少々高くてもセゾン投信を支えるためなら仕方ないと考える多くの受益者の厚意に甘えている構図であると自覚して、真の受益者還元システムの構築を目指してください。これこそが「セゾン投信が示す運用会社の矜持(詳しくは「セゾン投信が示す運用会社の矜持」へのツッコミをご参照ください)」であると私は信じております。

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