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山崎バズーカ第二弾炸裂

kage

2016/06/12 (Sun)

本エントリーは3月21日に書いた「山崎バズーカ炸裂」の続編です。昨日(6月11日)放送された「淳と隆の週刊リテラシー(注:リンク先は公式サイトです)」のゲストコメンテーターが再び経済評論家の山崎元さんだったのですが、今回もまた(というよりむしろ前回以上に)思い切り「山崎バズーカ」をぶっ放してくださいましたので、これに便乗して早速ブログネタにさせていただきました。前回も書きましたが、この番組を放送しているTOKYO MX(正式名称は東京メトロポリタンテレビジョン)が首都圏ローカルという珍しいテレビ局ですのでご存じない方も多いと思いますが、私の中では現在の日本で最も言論の自由を重んじるテレビ番組(出演者が言いたいことをズバズバ言える)という位置付けです。そのような環境下で解き放たれた山崎さんが繰り出す数々のバズーカ級発言を首都圏の限られた地域でしか視聴できないというのは誠にもったいないことですので、微力ながら当ブログが拡散のお役に立てればと願っております。なお前回同様のご注意となりますが、以下に掲載する「山崎バズーカ」の数々は私の判断で多少言い回しを変えておりますので、ご本人の真意とズレてしまっている可能性のあることをあらかじめご承知置きください。また特に発言者の表記がないものはすべて山崎さんのご発言です。

まず始めは舛添要一東京都知事の問題から。山崎さんは最初からぶっ飛ばしていました。

・今の政治資金規正法があまりにざる法(抜け穴が多く規制の目的を達成できない不備な法律を指す俗語)なので株式と不動産以外に使っているのならほとんど問題ないという解釈になり違法ではない。ただ「違法ではないが不適切だ」とわざわざ言ったのはマヌケな弁護士だなとは思うが。

・政治家を辞めさせる(リコール)のにスイスなら10万人の署名で国民投票ができるが東京都は147万人必要で不自由だなと思う。

・私が舛添さんは下手だな、良くないなと思うのは、ああいうセコイことをしても例えばゲゲゲの鬼太郎のねずみ男なら何となくコソコソと憎めないところがあったけど、あの都庁のねずみ男は威張るんですよね。「俺は大物だからこういうことをしてもいいんだ」というような威張っている感はどうにも好かれないですよね。そこがよく分かっていないなと思う。

念のために申し添えておきますが、TOKYO MX(東京メトロポリタンテレビジョン)の主要株主には東京都が名を連ねており、定期的に都議会中継も行っています。

続いては安倍首相が6月1日に表明した消費増税延期について。

・消費増税を延期して景気が良い方がトータルの税収は増える。消費増税延期で社会保障費を上げられないと言っているのはある種の意地悪。

・消費税で集めたお金に「社会保障費」と印刷されているわけではないので消費増税に関係なく社会保障費を出すことはできるし出せばいい。その方が景気は良くなるし消費も低迷しないしデフレの脱却にもつながる。

・デフレの脱却を先に実行した方が将来の財政再建にも良いし経済にも良いのでデフレの脱却に向けて消費増税を延期するのは正しいしこれから組むであろう補正予算で景気対策をするのも良い。

・そういう意味で2014年に消費税を5%から8%に引き上げたのはアベノミクス3本の矢の2本目を前ではなく自分に向けて撃ったような効果があった。

・2014年の消費増税は本来やらない方がよかったのにやってしまったから景気は低迷してデフレ脱却が遅れている状態になっている。

・だから同じ失敗は繰り返さない方がいいし、むしろ8%を5%に下げられるのなら下げた方がいい。

・8%を維持するにしても今なら景気対策はまだできるし日銀のマイナス金利政策導入により国債もマイナス金利で資金調達できるため財源は十分にある。

・ただし財政赤字が拡大して何が困るかといえば将来金利が上昇すること。後は何と言ってもインフレ。とはいえ現在の日本の政策としてはインフレになっていないことで困っているのだからまずはインフレの環境を作ることを優先させるべき。それと財政再建を同時にやろうとしているからおかしなことになる。

・なので安倍首相は「まずはインフレの環境を作ります。その方が将来の財政のためにもいい。今回の判断はその手順です。」とおっしゃればよかった。

・(前回の)消費増税先送りはよかったが「リーマンショック並みのことがない限り」というのは余計なことを言ってしまった。条件を付けたのは余計。今回も(2年半という)期限付きで延期したが「デフレの脱却が十分に行われるまで消費増税は凍結します」と言えばよかった。現状では「期限がくれば消費税は上がるのに自分たちの給料は上がらないので消費は控えておいた方がいいかな?」と思わせてしまう効果がある。

・(消費税を5%に戻すと民進党が言えないのは)旧民主党の中に「増税を進めることは良いことだ」という財務省の教育に感化された人たちがいて、彼等には消費増税は自分たちの手で達成したという思いがある。三党合意はあったが結果を見て判断を間違えたと素直に反省すればよかった。潔く間違いを認める方がさわやかでいいではないか。

・(消費増税延期に対する経済界の反応が割れているのは)それぞれの人が個性を主張しているのだろう。ただ企業は税務署に調べられて税金を取られる立場だから財務省寄りの発言をしておく方が具合がいいと判断する人もいる。

・レギュラーコメンテーターの上杉隆さん:大企業は誰も財務省に逆らえない。テレビ局などのマスコミも大企業なので同様。そんな中で消費税を5%に戻せと主張するようなコメンテーターを使ったら番組担当者の首が飛ぶかも知れない。だから山崎さんは使えない。

・(政府・日銀は)お金をたくさん刷ってお金の価値を下げ相対的に物価を上げようとしているがお金が市中に出回らない。それは消費が低迷しているから。消費が低迷しているのは消費増税で消費者からお金を取り上げてしまったから。対策として給付金や所得税減税もあるが消費税を5%に下げればいろいろな人に直ちに効果が及ぶので良い政策のひとつ。

・現実問題として財務省を敵に回してまで消費税を5%に戻すと言える度胸のある政治家はいないだろう。叩けば埃が出るような人は税務署も怖いだろうし。

・レギュラーコメンテーターの上杉隆さん:(マスコミは平等に両論を報道せよというが)消費税に関しては現在8%と10%の両論しかない。5%という選択肢は消されている。

・山崎さん:考えてみればNHKは「日曜討論」で「消費税反対」を2回言わせてくれたので結構いい放送局かも知れない。

・上杉さん:最近はNHKからお誘いはきますか?

・山崎さん:きません。

・上杉さん:3回目はないんですよ。

・デフレ脱却にとって一番重要なのは為替の動向。円高は直接デフレの要因となる。そこで日銀の追加緩和に期待が高まるが次回の会合でまた何も出なければ円高が進む可能性もある。

・(米国の利上げに関して)すぐに利上げなんて今はイエレンという感じ。(まさかのおやじギャグにスタジオ大爆笑)

・上杉さん:円高になれば輸入品は安くなるし海外旅行も安く行けるし、その方がいいという人もいるのではないか。

・山崎さん:国家公務員の妻などはそうでしょうね。輸入ブランド品を安く買えるし。しかし円高になると企業の収益が悪化し雇用も悪化、賃金が悪化してデフレ脱却にはならない。

・上杉さん:それは一部の輸出企業だけですよね?

・山崎さん:国内企業(内需企業)でも海外との競争はある。さらに円安になれば海外から爆買いにもきてくれるし。景気を良くして失業率を下げて賃金を上げ物価も上げるためには円安の方が好都合。

続いては特集企画「老後に必要な生活資金とは!?」について。老後に必要な金額などいろいろと興味深い内容でしたがすべて紹介すると長くなるので割愛させていただきます。なお老後に備える手段として確定拠出年金と個人年金保険が紹介されていました。あと投資信託の解説映像で「債券」が「債権」になっているなど、TOKYO MXの素人感がまた微笑ましく思えました。

MXTV

・(確定拠出年金の利点について)毎月の積立金が税額控除になるので課税所得を圧縮できる。個人型で個人事業主(自営業など)なら最大68,000円/月まで拠出可能。つまり年間816,000円まで税金がかからない。仮に所得税が30%だとすると244,800円の税金を確実に節約できる。

・「確実」とか「絶対」という言葉を金融マン(自分自身を指さしながら)が言っていたら大概嘘だがこれだけは本当。

・だから先ほどの解説で確定拠出年金を勧めていたのは良心的だと思った。ただしその後に出た個人年金保険は止めておいた方がいい。手数料が高すぎるし商品が複雑だし。手数料が高すぎることについては中身を公開させた方がいいのではないかと金融庁が問題にしているほど。

・上杉さん:最近確定拠出年金の本を出した人がいるらしいんですよね。

・山崎さん:今年法案が変わるということで皆確定拠出年金の本をゴソゴソ書いていたが私もその一人。「確定拠出年金の教科書」というタイトルで一昨日出たばかり。

ちなみにこちらの書籍です。



・上杉さん:一般の人にとってどのような金融商品が得なのか?

・山崎さん:まずは税金がかからない仕組み(確定拠出年金やNISAなど)は使った方がいいのと、ハッキリ言えば金融機関が取る手数料が小さい方がいい。例えば同じ株式に投資する金融商品で手数料に差があれば儲かった時は手数料の差だけ儲けが少なく損をした時は手数料の差だけ損が大きくなる。手数料の差は必ず不利になる。

・日本には5千本以上の投資信託があるが手数料を考慮すれば99%は最初から考える必要はない。ごく少数の金融機関の取り分が少ないシンプルな商品を選べばよい。リスクを取りたくない人なら個人向け国債変動金利10年型。リスクを取ってもよい人なら日本株のインデックスファンド(TOPIXに連動するETFが良い)、外国株に連動するインデックスファンド。この3つだけを覚えておけばよく、後の余計なことは考えなくてよい。

・確定拠出年金の中でもこれにあてはまるものを選んでいく。率直に言って確定拠出年金の中にも金融機関が儲けようとしている高手数料の地雷のような商品が混ざっている。これを踏まないようにすることが大事。運用管理手数料が年率0.3%以上かかるような商品は地雷。あるいは「ターゲットイヤー型」とか「バランスファンド」とか怪しげな名前が付いている商品も地雷。

・上杉さん:山崎さんの会社にもありませんでしたっけ?

・山崎さん:わが社でもいろいろな商品を取り扱っていますので正しい物を選んでいただきたいと常々思っています。

・確定拠出年金は真面目に得をするのでこれはやった方がいいと思う。リスクはあるが論理的に考えれば自ずとやり方は決まってくる。

・(視聴者からの質問)経済の専門家である山崎さんはどのような財テクをしているのでしょうか?とても気になります。

・自分のお金は投資していない。経済についてコメントする仕事なのでマッチポンプ(自作自演)になっても嫌なので。テレビでも関西系の司会者は「あなたはどうやっているのか?」と必ず聞くがやっていない。大したお金は持っていないので基本的に預貯金だけ。これは職業上の理由だと思っていただきたい。投資は老後の楽しみに取っておく。

以上、少々長くなってしまいましたが「山崎バズーカ第二弾」の一端をご紹介させていただきました。今回の破壊力はいかがだったでしょうか?この調子なら早晩第三弾の炸裂となりそうですので、当ブログではまたネタにさせていただくためにも楽しみにお待ちしております。

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