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セゾン投信定期積立経過報告

kage

2016/04/23 (Sat)

今月もまたご報告が遅れてしまいましたが、4月21日(木)はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 9,128円 (先月比23円上昇)
●約定価額 : 12,577円 (先月比40円下落)
●騰落率 : +37.8% (先月比0.8%悪化)


先月の定時報告で私は“年明けから続いた「世界同時株安」が何とか一段落して世界経済が曲がりなりにも落ち着きを取り戻してくれたお陰で、毎月の約定価額の下落にも何とか歯止めが掛かったようでひとまずホッとしております。”と書きました。しかしそんな私の安堵をあざ笑うかのように4月に入ってから為替市場で急速に円高が進行し、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの基準価額も4月1日の12,725円を目先のピークにして4月11日には12,188円まで下落してしまいました。その後は幸いにも為替が円安方向に振れてくれたため基準価額も復活傾向に転換したところで今月の約定日を迎えたわけです。上記の数字だけを見ると今月の約定価額は先月比40円安に過ぎませんが、実際にはこの1ヵ月間でこのような大きな値動きがあったのでした。外貨建て資産に投資を行っているのですから評価額が為替変動の影響を強く受けることは十分承知しているつもりですが、2月に入った時点には1ドル=120円超だったドル円が4月7日には一時1ドル=108円を割り込む水準にまで急速に円高が進行することは正直予想外でした。先月の定時報告で私は“為替の方はいまだに「世界同時株安」の影響から抜け出せず円高傾向が続いていますので、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドのような国際分散投資型ファンドにとってはまだ「買いのチャンス」が継続しているのかも知れませんね。”とも書いておりましたが、そういう意味で今月の約定価額は思いがけない円高の恩恵を享受できてラッキーだったと無理矢理ポジティブに捉えることもできそうです。実際このエントリーを書いている4月23日の時点では今月末の日銀金融政策決定会合における追加緩和期待からさらに円安が進行していますしね。

このように為替市場で円高が進行すれば私たち日本の投資家は外貨建て資産を安くたくさん買うことができます。しかしその実体が「安かろう悪かろう」では意味がありません。そこで今月の定時報告では久しぶりに「世界の主要株価チャート鑑賞会」を開催してみようと思います。「株価は経済の先行きを映す鏡」とも言われますので各国の株価チャートを見ることでこれからの経済状況を推測することができるはずですから。

それではまず始めにこれまで世界経済を強力に牽引してきた米国の株価チャートを見てみましょう。左からダウ平均株価、S&P500指数、ナスダック総合指数です。なおこれらのチャートはすべて過去1年のもので、いつものようにYahoo!ファイナンスからお借りしてきました。

DJIA S%P500 NASDAQ

ご覧のとおりダウ平均株価とS&P500指数は昨年夏と今年に入ってからの下落分をすべて回復していつの間にか史上最高値圏に復活していることが分かります。スダック総合指数だけが明らかに回復の足取りが鈍いことが気になりますが、それでも節目の5,000ポイント回復が視野に入っています。

次に欧州主要国の株価チャートを見てみましょう。左からドイツDAX指数、英国FESE100指数、フランスCAC40指数です。ご承知のとおり欧州中央銀行は日銀に先駆けてマイナス金利政策を導入しています。一般的にマイナス金利の効果が実体経済に現れるまでにはしばらく時間がかかると言われていますので、もしかすると欧州株の動向は日本株の将来を占うヒントになるかも知れませんね。

DAX FTSE100 CAC40

ご覧のとおりこちらはナスダック総合指数よりさらに回復の足取りが鈍いことが分かります。加えていずれの国の株価も昨年夏の下落より今年の下落の谷が深いことが印象的です。それでも各国とも何とか年初来最高値圏にまでは回復していますので、「これからに期待」といったところでしょうか?

それでは次に米国の利上げや資源価格下落が逆風になってしばらく低迷が続いていた新興国の株価を見てみましょう。左から中国・上海総合指数、インド・SENSEX指数、ブラジル・ボベスパ指数です。

HSI BSESENSEX IBOVESPA

ご覧のとおり新興国の株価推移は米国より欧州に似ていますね。昨年夏や今年に入ってからの「世界同時株安」の主因に中国の景気減速が挙げられていましたので上海総合指数の苦戦は致し方ないとは思うのですが、それでも「世界同時株安」の震源地にしては緩やかな下落に止まっている印象です。インドは他の新興国とは違って資源安が経済の追い風になる特徴があるのですが、株価は他の新興国と同じような動きになっていますね。ブラジルは資源大国ですから資源価格下落の影響を強く受けて株価の下落が続いていたのですが、直近は急反発しています。ご承知のとおりブラジルでは政治の混乱も続いていますのでこの株価がいったい何を先取りしているのか?個人的には大いに興味があります。もしかするとこれから「新興国株の大逆襲」が始まるのでしょうか?

「世界の主要株価チャート鑑賞会」の最後を飾るのはわが日本の株価です。左から日経平均株価、TOPIX、東証マザーズ指数です。なお東証マザーズ指数のチャートだけはSBI証券のサイトからお借りしてしてきました。

nikkei225 TOPIX TSEMOTHR

ご覧のとおり右の東証マザーズ指数だけが明らかに違った動きをしていることがお分かりいただけるといただけます。一般的に日本の株価は為替の影響を強く受けるとされており、実際に年初来の円高進行により日経平均株価やTOPIXは昨年夏の「世界同時株安」による下落がかわいく見えるほど強烈な値下がりに見舞われました。東証マザーズ指数も主力株の下落に連動したのですが、その後の動向は明らかに違っています。ですから日本株に限っては代表的指数に投資する長期投資家と値動きを追って売買を繰り返す短期投資家ではその「体感温度」がずいぶんと異なっているはずです。もしかすると新興国株に先駆けて日本の新興株が「大逆襲」を始めているのかも知れませんね。

今回の「世界の主要株価チャート鑑賞会」で私は、世界の株式市場は悲観が行き過ぎる状態からは何とか脱することができたと感じました。これからも何度か大きな荒波に翻弄されることはあっても世界経済は成長を続けるという前提に立てば、今般の円高は投資の神様からのサプライズ・プレゼントだったと考えることもできそうです。しかし結局のところ将来の値動きは誰にも分からないのです。過去に書いたとおり「絶好の売買タイミングは神のみぞ知る」というのが紛れもない相場の真理なのですから、私自身こと長期投資に関しては来月もまた淡々と積み立てを続けるのみです。

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