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無事二年生に進級

kage

2016/04/02 (Sat)

新年度を迎え世の中は新入学シーズンに突入していますが、実は私もこの度めでたく二年生に進級することができました。ただしずいぶん以前に人生の折り返し点(平均寿命の半分)を超えている私ですから、年齢的に学業とは無関係であることは容易にご想像いただけると思います。ではこの「二年生」とは何を指しているかと申しますと、ガンの手術日から再発することなく無事に2年目に突入したことを示すガン患者独特の言い回しなのでした。私の場合は手術日がたまたま年度末に近い3月30日でしたので、本当の新入学シーズンと重なったわけです。大腸ガンの手術から5年後の生存率は10年後とほとんど変わりがありませんので、一般的に手術から5年間再発がなければ「完治」と見なされることになります。すなわち私もこのまま無事に六年生まで進級できれば、堂々と胸を張って「ガンを克服した」と宣言できるわけですね。ちなみに先週治験で入院した際に暇つぶしに読んでいた健康雑誌にガンの5年生存率と10年生存率の比較記事が掲載されていたのですが、確かに大腸ガンは「大差がない」結果になっていました。これに対して他のガンでは5年と10年で大きな差が生じていたり、差はそれほど大きくないものの年々なだらかに生存率が低下を続けるものあり、ガンすべてで一概に「5年間再発なしで完治とみなす」というわけにはいかないことを痛感させられました。

今日4月2日はすでに手術から1年を経過してはいますが、実は最終的に進級の判断をする「卒業試験」のような検査がある日でした。その「卒業試験」とは過去のエントリーにも書いた手術後1年を目処に行われる大腸内視鏡検査のことです。結果から申しますと異常なしで、内視鏡の担当医からは「安心してください。キレイでしたよ。」と言われました。内視鏡に装備されたカメラが捉えた映像は診察台の横にあるモニターに映し出されていたのですが、検査中は指示された通りに一定の体勢を維持しなければならなかったため私の位置からは見にくく、結局ほとんど見ていません。せっかく「ここが手術でつなぎ合わせたところ」などと説明してもらったのですが。いずれにせよこれをもって私の二年生進級が確定したことになりました。もっとも来週もう一度今日の結果(腫瘍マーカーの数値を含む)を聞くために外科外来の診察を受ける予定ですの、正確には「ほぼ確定」なのですが。

それにしても大腸内視鏡検査は何度経験しても慣れないものですね。これは肛門から内視鏡を挿入する感覚のことばかりではなく、事前準備の大変さも大きな要因になっていることは間違いありません。今日も私は午前10時からの検査に備えて午後5時から腸管洗浄剤(おいしくないスポーツドリンクのようなもの)を2時間かけて2リットル飲み干しました。ちなみに今回服用した腸管洗浄剤は「ニフレック」という名称で、1年前の前回服用した「モビプレップ」とは明らかに味が異なっていました。どちらもお世辞にもおいしいとはいえないのですが、強いて選ぶなら私は酸味のある「モビプレップ」の方が飲みやすかったです。

さらに大腸内視鏡検査が大変なのは当日だけではありません。前日からの食事制限も結構面倒なのです。ちなみに今回渡された事前準備用の資料では食事制限は前日から(便秘気味なら3日前から)とされていましたが、私は念のため2日前からスタートしました。食事制限は基本的に消化の良い物だけに限定されるのですが、資料に例示されているものが極めて少なく、献立を考えるのが大変です。一例を挙げればうどんはOKですがネギやワカメはNGで正真正銘の素うどんでなければなりません。これでは外食で対応するのはほぼ不可能でしょう。結局私は食事制限中に献立を変えることを諦めて同じメニューで通しました。具体的には白米+カレイの煮付け+厚焼き卵+豆腐(薬味はNGなのでポン酢のみ)です。ちなみに前回は初めてのことで勝手が分からず5日前くらいから食事制限をスタートしたため今回以上に苦労しました。あの時は忠実に指示を守って正真正銘の素うどんを食べたり、卵焼きを挟んだだけのサンドイッチ+ブラックコーヒーといったメニューでした。

こちらのエントリーに書いたとおり前回の大腸内視鏡検査では顔つきの悪い(=悪性の可能性が高い)腫瘍が発見されたため、検査終了後は不幸のどん底に陥れられたような精神状態だったのですが、今回は異常なしであったため頭の中は「お腹が空いた」という考えでいっぱいでした。ただいざ昼食を食べる直前になってふと頭の片隅をよぎったのは「お腹の中が空っぽという珍しい状態を簡単に崩してしまうのは惜しい」というものでした。しかしその考えも空腹に勝つことはできず、本当に脳裏をかすめただけで終わりました。そもそも私の場合はこれから定期的に大腸内視鏡検査を受けることになるのですから、「お腹の中が空っぽ」という状態も決して珍しいわけではありませんので。

というわけでこれからは1年後の三年生進級を目指して引き続き生活習慣の改善に努めて参る所存です。

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この記事へのコメント

kage

術後6年目

初めてコメントします。
還暦を過ぎた者です。

わたしは2010年5月に直腸がん手術をしました。
ステージは3bでしたので、術後1年目の検査は
たいへん緊張しました。なので、お気持ちは、
とてもよく伝わってきます。

全く根拠はお示しできませんが、
あなたも、わたしも、大腸がんの再発や
転移はおきない、そんな予感がいたします。

ただもし、糖尿病がおありのようでしたら、
膵臓は注意深く、検査した方がよろしいか
と思いました。

このブログの情報は、貴重であり、
とてもありがたいもので、
こころから、感謝します。

お礼方々、コメントした次第です。

Posted at 10:00:53 2016/04/18 by 山口つとむ

この記事へのコメント

kage

山口つとむさん

コメントありがとうございます。

順調に「完治」(手術後5年間再発なし)されたことを心よりお喜び申し上げます。私自身経験者としてこの結果が単なる幸運ではなく、生活習慣の改善など山口さんのたゆまぬご努力の成果であることをよく理解しております。

糖尿病の方は幸いにも薬の力を借りて正常な血糖値を維持できています。しかしそれに安心して食生活が乱れるとコレステロールや中性脂肪の数値が上昇して内科医からすぐに指導が入ります。これを息苦しいと感じることもありますが、人生トータルで考えればありがたいことなのでしょうね。

私も山口さんを見習って「完治」できるよう頑張ります。

Posted at 07:57:28 2016/04/19 by おやじダンサー

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kage


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