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山崎バズーカ炸裂

kage

2016/03/21 (Mon)

私が毎週楽しみに視聴しているテレビ番組のひとつに「淳と隆の週刊リテラシー(注:リンク先は公式サイトです)」があります。この番組を放送しているTOKYO MX(正式名称は東京メトロポリタンテレビジョン)が首都圏ローカルという珍しいテレビ局ですのでご存じない方も多いと思いますが、私の中では現在の日本で最も言論の自由を重んじるテレビ番組(出演者が言いたいことをズバズバ言える)という位置付けです。その番組の一昨日のゲストが当ブログをご訪問いただいた投資に関心の深い方々にはすっかりおなじみの経済評論家・山崎元さんでした。山崎さんは私の期待を裏切ることなく、一貫して歯に衣着せぬ評論を繰り広げてくださいました。ちなみに本エントリーのタイトルに掲げた「山崎バズーカ」とはもちろん日銀の黒田バズーカをもじったもので、黒田バズーカの解説をする山崎さんから次々に衝撃的な発言が飛び出すことから番組レギュラー出演者の上杉隆さんが命名したものです。私は過去に参加したセミナーで実際に山崎バズーカの洗礼を受けた経験はあるのですが、不特定多数に向けたテレビ番組で同じ衝撃度の発言を聞けるのは非常に珍しいことだと思います。そこで今回は番組を見逃した方のために「山崎バズーカ」の一端をご紹介したいと思った次第です。

それでは改めて以下に「山崎バズーカ」の一端をご紹介したいと思います。なお私の判断で多少言い回しを変えておりますので、ご本人の真意とズレてしまっている可能性のあることをあらかじめご承知置きください。

山崎さん「金曜日の読売新聞一面に“首相消費増税再延期を検討”という記事が出て朝日新聞には何も出ていなかった。安倍政権の中で起きていること、実際に起こることはこのパターンが多い。甘利さんの辞任も読売新聞を見ていれば2-3日早く分かった。読売新聞は官報みたいなもの。中国なら人民日報。」

山崎さん「日銀のマイナス金利導入により金利がドンドン下がった。住宅ローンでいえばメガバンクの10年固定金利が1.1%から0.8%に下がった。」

レギュラー出演者の鈴木奈々さん「嬉しいじゃん。家買いたいよ。」

山崎さん「それは余り賛成しない。今は東京オリンピック前で金利も下がっていて不動産屋がものすごく張り切っている時なので不動産価格が高い。何も高い時に買わなくてもいい。“お客さんオリンピックまでは大丈夫ですよ”なんて不動産屋が言うがこれに引っ掛かってはいけない。」

山崎さん「マイナス金利の導入で銀行は儲からなくなってきた。そこで銀行が次にやりそうなことは儲かる商品を売りにくること。投資信託とか個人年金保険とかラップ口座とかいろいろあるが率直に言ってこれらはどれも手数料が高過ぎるので買わない方がいい。銀行員がネクタイ絞めて売っている投資信託はあいつらの人件費が高いので100%ダメな商品。」

山崎さん「公平に言うとアベノミクスはやらないよりはやった方が良かった。株や不動産を持っている人がちょっと儲かった。一方で失業率は1%下がってアルバイトの時給も上がった。つまり良い方と悪い方がちょっと持ち上がった状態。ただ真ん中まで持ち上げる力が今のところない。しかしこの路線はやった方が良かった。だた消費税の引き上げは本当に失敗だった。来年再び上げるようなことがあれば本格的に失敗してしまう。アベノミクスで物価を上げようとしているのに消費増税で政府がお金を吸収するのはアクセルとブレーキを同時に踏むようなもので無理がある。」

政権内部にも反対の声が多いのになぜ安倍総理は消費増税に踏み切ったのか?との問いに対して山崎さん「財務省が消費増税は自分たちの手柄だと思っているから。政府は財務省の協力を得ないと政権運営がままならない。実際に財務省が予算を差配しており、政治家には法案を書いて予算を付ける能力が率直に言ってない(全部官僚に丸投げになっている)。極端なことを言えば官僚から見て政治家は誰でもできる。だから財務省が反対していることはなかなかできない。」

上杉隆さん「小泉元総理はかつて日本では3つの所に逆らわなければ誰でも総理大臣が務まると言った。その3つとは、1.アメリカ、2.記者クラブ(メディア)、3.財務省。意外と知られていないが小泉さんは財務省の族議員。財務省と対立するような政策は一つもやっていない。」

山崎さん「小泉さんは一見派手目に見えるが相手を見て喧嘩をする。ちょっとセンスのいい田舎のヤクザみたいなもので財務省とは喧嘩しなかった。」

山崎さん「少し財務省にも良いことを言っておきましょう。貯蓄をするのであれば個人向け国債の変動金利10年型が圧倒的に有利。金利が年0.05%以下にはならない(銀行の10年定期預金利率より高い)。さらに将来金利が上がる時にも元本割れしない商品になっている(しかも変動金利なので金利上昇に強い)。将来の金利上昇で破綻する銀行が出てくる可能性もあるが国債なら銀行預金より安心。今運用先に困っている人がいたら個人向け国債の変動金利10年型が一番。これは財務省が喜ぶ話だが。」

山崎さん「ただし一つ注意がある。銀行や証券会社などの金融機関に個人向け国債の変動金利10年型を買いに行ってもなかなか素直に売ってくれない。個人向け国債は金融機関に入る手数料がものすごく安いので(手数料の高い)投資信託などを売ろうとしてくる。」

某経営コンサルタントが話題になったが良い経営コンサルタントと悪い経営コンサルタントの見分け方を教えて欲しいとの視聴者からの質問に対して山崎さん「大概悪い経営コンサルタント。コンサルタントを使おうと思った時点で何かを反省した方がいい。」

以上、「山崎バズーカ」の一端をご紹介しましたがいかがだったでしょうか?テレビ番組でなかなかここまで踏み込んだ発言はできませんよね。これらの発言を聞いて私も久しぶりに山崎さんのセミナーを聴きに行きたくなりました。

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