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おことわり

kage

2006/08/26 (Sat)

本日はほぼ終日に渡りマネックス証券のサイトがメンテナンスでアクセス不可のため、定時報告は明日に順延させていただきます。何卒ご了承ください。 と、定時報告延期のご連絡だけで終わるのもちょっと寂しいので、今朝のニュースから今後の経済動向を占う上で注目されていたバーナンキ米FRB議長の講演についてご紹介しておきたいと思います。

米FRB議長が講演、米経済や金利見通しには言及せず

ジャクソンホール(米ワイオミング州)25日 ロイター:バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は経済シンポジウムで講演し、「前例のない」ペースでの世界経済統合が生活水準を引き上げ、貧困を減少させる可能性があるとしながらも、地政学的緊張や保護主義がこれらの恩恵の障害になる恐れがあるとの見方を示した。現在の米経済や金利の見通しについては言及しなかった。

議長は講演原稿で、「現在の(グローバル化の)規模やペースは前例がない」とし、「今後数年で、経済および技術面での変化が、距離を適切に縮める可能性が高く、生産性や生活水準の継続的な向上、世界的な貧困減少の可能性をつくりだす」と述べた。一方で、「世界(経済)統合の更なる進展を当然のことと受け止めるべきでない」と警告し、国際間の緊張やテロリズム、貿易動向の変化により一部労働者が移動させられることで引き起こされる社会・政治的反発などのリスクを指摘した。議長は「中国の経済開放は、過去30年弱の間に始まったが、急速に進展しており、加速しているようだ」とも語った。



今回最も注目されていた「現在の米経済や金利の見通しについて」への言及がなかったことは残念ですが、議長の講演内容にはいろいろと考えさせられる部分があったように思います。

例えば「現在の(グローバル化の)規模やペースは前例がない」という指摘がありますが、これは過去の経験や常識が通用しなくなるということを意味していますので、われわれ個人投資家の投資判断が今後ますます難しくなっていくことを暗示しているように思えます。

また、「今後数年で、経済および技術面での変化が、距離を適切に縮める可能性が高く、生産性や生活水準の継続的な向上、世界的な貧困減少の可能性をつくりだす」という部分については、世界レベルでの格差の是正という理想の実現と同時に、BRICsを始めとする新興国の爆発的な経済成長による環境問題、人口問題、食糧問題、資源問題などのひずみが拡大する危険性も示唆しています。もし戦後の日本が高度経済成長を達成して「一億総中流時代」を迎えたのと同じことが莫大な人口を抱えるインドや中国で起こるとしたら、消費の拡大による経済的メリットは計り知れませんが、一方では先に触れたようなさまざまなひずみが地球規模での問題となることは想像に難くありません。

ですから記事の最後にある「中国の経済開放は、過去30年弱の間に始まったが、急速に進展しており、加速しているようだ」という議長のコメントについても、中国に投資している身としては嬉しい限りですが、中国経済の急速な成長が生み出すひずみがどの程度で、どのように私たちに影響するかを過去の経験や事例から導き出せないだけに、私としては大いなる不安を抱える結果となりました。

もっとも不安ばかりを抱え込んでも面白くありませんので、高度成長時代に数々の公害問題を引き起こした日本がその教訓を生かして率先して環境問題に取り組んで来たように、人類はこれから起こる問題についても解決する努力は怠らないとポジティブに考えたいと思います。環境問題、人口問題、食糧問題、資源問題など、これから生じるであろうさまざまなひずみを解決しようとする企業の努力を投資という側面から応援できることが個人投資家の一つの醍醐味だと思いますので。

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