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入院の思い出

kage

2016/03/13 (Sun)

今日も引き続き私は治験のボランティアに参加するため都内某所にあるクリニックに入院しています。今日の検査・診察・採血はすべて朝食前に終了し、後はずっと暇な時間を持て余しています。私の場合は多くの時間をパソコンに向き合って過ごしているのですが、今日はそれ以上の時間を睡眠に費やしています。入院中の消灯時間は午後10時なので睡眠が足りないという状況ではまったくないのですが、ベッドの上にいると自然に眠くなるから不思議ですね。とはいえそろそろ昼寝にも飽きてきましたので、これから夕食までの時間はブログ更新に充てることにしました。

昨日のエントリーでも書きましたが、前回(1年前)と今回の入院は同じ入院でも状況はまったく異なります。言うまでもなく前回は月末に大腸ガンの手術を控えての入院でしたので、私自身の精神状態は大きく違っていたはずです。しかし今になって1年前の記憶を掘り起こしてみても、実は手術を控えた緊張感や切迫感などはあまり思い出せないのです。実際のところ手術に対する不安はそれなりにあったのですが、お腹に抱えた病巣を一刻も早く取り去って欲しいという気持ちの方が強かったのでしょうね。

あともうひとつ、私の手術に対する不安を緩和してくれた要素がありました。それは隣のベッドの患者さんが私より早く手術を受けたことです。私が約3週間を過ごした病室は4人部屋だったのですが、多くの病院がそうであるようにベッド間の仕切りは薄いカーテンのみでした(ちなみに現在入院しているクリニックもそうです)。このため患者間のプライバシーはほとんど無いに等しく、私は医師や看護師の会話から隣の患者さんが私より早く手術を受けることを知り、手術の前にどのような準備が必要なのか、手術後にどのような状況で病室に戻ってくるのか、などを事前に予習することができたのです。入院時にはプライバシーの確保を重視して追加料金を支払っても個室を希望する方もおられますが、多人数が入る一般病棟では同じような境遇の「同志」がいることが逆に心の支えになることもあるのですね。

ちなみにこの隣の患者さんは私より後に入院してきて、私より早く手術を受け、そのまま私より早く退院していきました。これは以前のエントリーにも書いたとおり、私は血糖値をコントロールする必要があり通常より早めに入院したためです。定期通院日に外来診察の待合室にいると看護師さんが患者さんに手術の説明をしている光景によく出くわすのですが、今では簡単な手術なら前日入院、数日後退院が当たり前のようですね。もっとも私の場合は、(これも以前のエントリーに書いたとおり)手術の数日前に食事を止められ点滴を始めるまでは毎日日中は血糖値を下げるための運動との理由を付けて徒歩で自宅に帰っていましたので、その間はいわば「仮入院」のような状況でしたが。

このように入院中に病院を抜け出して(といっても毎回正式な外出許可書をもらっていましたが)自宅に帰っても、「ああ、自分は入院中なんだな」と実感させるものがありました。それは左腕に巻かれたリストバンドです。これは入院時に患者を識別するために装着するもので、実は今回の入院でも装着しています。前回の入院ではこのリストバンドにバーコードが印字されており、診察券の代わりも果たしていました。具体的には入院中もたびたびレントゲン撮影や心電図の測定など各種検査に行くように指示されるのですが、外来診察では診察券を提示して受付を行うところ入院中の患者はそれがないため(入院時に預けるので)リストバンドのバーコードがその代替となるのです。このシステムは実際に体験してみればとても便利だったのですが、正直なところ自分がモノ扱いされているようで決して良い気持ちはしませんでした。ちなみに私は入院期間が長かったためリストバンドが途中で劣化してしまい、新しいものに換えてもらいました。このリストバンドは入浴中も外せないので当然と言えば当然ですよね。

入浴といえばこれも今回と前回の入院で状況が大きく異なるもののひとつです。前回はまるで一戸建ての浴室のような設備でしたが今回は簡易なシャワールームのみです。あと前回は更衣室がやけに広かったことが印象的でした。ちなみに浴室前に備えられている洗面台も蛇口がシャワーの形状になっており、洗髪が可能でした。実際私も手術後まだ入浴の許可が下りていない時期は1日おきにここで洗髪していました。この洗面台は空いていればいつでも使えたのですが、浴室は毎日受付兼ナースステーションに置いてある予約票に名前を書き入れる方式になっていました。私は空いていれば必ずその日の最後に予約を入れるようにしていました。そうすれば少々遅れても後の人を気にする必要がありませんからね。ちなみにこの入浴も手術の数日前に食事が止められた点滴が始まった時に一旦中断となったのですが、手術の前日だけは特別に入浴が許可されました(というよりはむしろ入浴が義務付けられていた)。この時も点滴の管は外すわけにはいかないので、網とサランラップのようなシートでグルグル巻きに固定した状態で入浴しました。その時、「傷跡のないお腹を見るのはこれが最後なんだな」と一人感慨にふけったことを今でもよく覚えています。

今回の入院では暇つぶしに大活躍してくれているノートパソコンですが、前回の入院でも病室にノートパソコンを持ち込んでブログの更新をしていたことはこちらのエントリーでご報告したとおりです。ただしネット環境は今回と前回ではまったく違います。今回は患者用に無線LANが用意されているので思う存分高速通信を利用することができるのですが、前回は患者向けのネット環境は用意されておらず、仕方なく私はスマートフォンのテザリング機能を使うしかありませんでした。入院が長引くことはあらかじめ分かっていたためレンタルのWi-Fiルーターを使うことも考えたのですが、実際に探してみると1週間単位のレンタルは選択肢が極めて少なく断念しました。患者用にネット環境を準備していない病院が通信業者と提携してWi-Fiルーターを貸し出せば結構需要があると思うのですがどうなのでしょう?

以上、入院の思い出を思い付くままに書き連ねてきましたが長くなりましたので一旦ここで終わりにします。治験の入院は2週間後にもう一度ありますので、また続きはその時にでも。

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