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あれから1年

kage

2016/02/14 (Sun)

今日2月14日は言わずと知れたバレンタインデーですが、ちょうど1年前のこの日は私にとって生涯忘れ得ぬ日となりました。ただしその理由には誠に残念ながらバレンタインデー本来の趣旨とは違ってロマンの欠片もありません。実は昨年の2月14日は私が人生で初めて大腸の内視鏡検査を受けた当日であり、顔つきの悪い(=悪性の可能性が高い)腫瘍が発見されたまさにその日だったのです。そういう意味でこの日は私にとって(悪い意味での)人生の転機となった節目の日となりました。大腸の内視鏡検査を経験されたことのある方ならお分かりのとおり、この検査は事前準備が大変です。検査の1週間前から食事内容は消化の良い物に制限され、検査当日はスポーツドリンクのような味がする腸内洗浄剤を大量に飲まなければなりません。ですから検査前は「やっとこの苦労から解放される」という気持ちが「悪い結果が出たらどうしよう」という気持ちを大きく上回っていました。事前の説明でもし小さなポリープが発見された場合は検査時に切除すると聞かされていましたので、検査前の私の認識ではこれが想定される「最悪の事態」でした。しかし現実は現在の株式市場と同様に想定の範囲内では動いてくれません。発見された腫瘍はとても内視鏡手術で切除できるような大きさではなく、「ガン宣告」に書いたとおり医師からこう告げられたのです。

ガンかどうかは組織検査の結果が出なければ分からない。だが顔つきは相当悪い。これは放置しておいてよいものではない。紹介状を書くのですぐに大きな病院に行って欲しい。検査結果はこちらから連絡する。受診が1日遅れれば手術の日程が平気で1-2週間遅れる。腫瘍は肛門から少し離れているので人工肛門を付けるようなことにはならないと思う。


あの日のことは今でも鮮明に覚えています。現在私が通院している大きな総合病院宛の紹介状を手に帰宅した私が次に取った行動は眼科に行くことでした。「糖尿病は辛いよ」に書いたとおり昨年の健康診断で私は糖尿病であることも発覚したのですが、糖尿病が網膜に障害を与える糖尿病網膜症になっていると使えない治療薬があるということで内科医から事前に眼科の診察を受けるように言われていたのです。ほとんどガン宣告に近いことを言われた後でよくそんな冷静な行動が取れたなと思われるかも知れませんが実態はまったく逆でした。その時の私の精神状態はとにかく何かをしていなければ冷酷な現実による重圧に押し潰されそうだったのです。眼科では瞳孔を開く目薬を差して網膜を調べる眼底検査を受けたためかなり時間を要したのですが、その時の私にとってはむしろ幸いでした。検査の結果は「異常なし」で眼科医からは「良かったですね」と言われたのですが、表面上は「ありがとうございます」と答えつつも私の内心はとても喜べる状態でなかったことは言うまでもありません。

あれから1年。幸いなことに私はガンが再発することもなくまたバレンタインデーを迎えることができました。そこでこの機会に「ガン宣告」に書いたこれまでの経緯をアップデートしておきたいと思います。

2015年

1月下旬:健康診断受診。オプションで大腸ガン検査も受ける。
2月上旬:便から血液反応が出て要精密検査となる。
2月中旬:人生初の大腸内視鏡検査を受診。腫瘍が発見される。
2月中旬:消化器内科を受診。各種精密検査の予定を組まれる。
2月下旬から3月上旬:各種精密検査を受診。
3月中旬:消化器外科を受診。即日入院。
3月下旬:大腸切除手術。
4月上旬:退院。
4月下旬:術後1ヵ月検診。術後補助化学療法を勧められる。
5月中旬:術後補助化学療法開始。
12月上旬:術後補助化学療法終了。

2016年

1月中旬:CTスキャン(造影剤あり)受診。
3月下旬:人生2度目の大腸内視鏡検査を受診予定。

この経緯がこのまま「異常なし」で2020年の東京オリンピックまで続けば私の大腸ガンも「完治」と見なされることになります。投資と同じで結果はその時になってみなければ分かりませんが、今後とも「完治」を目標に生活習慣の改善に努力して参る所存です。

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