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マネックス・セゾン・バンガード投資顧問に期待すること

kage

2015/12/05 (Sat)

このところ多忙であることを言い訳にしてブログの更新意欲が低下していたためすっかり出遅れてしまいましたが、当ブログでも表題に掲げた「マネックス・セゾン・バンガード投資顧問」について触れておきたいと思います。私がマネックス・セゾン・バンガード投資顧問設立のニュースを聞いて真っ先に脳裏をかすめたのは、2014年11月23日付のエントリー「まだまだツッコミが甘い」に書いた下記の一節でした。

そうなると中野さんは本当に株主間の利益相反や株主と受益者の利益相反に悩まされることになります。そうなる前に中野さんにはぜひ相談に行って欲しい人物がいます。その人物とはズバリ松本大さん(マネックス証券社長)です。ご承知のとおり、マネックス証券は松本さんがソニーの出井社長(当時)に直談判してソニーの出資を半分受ける形で誕生しました。そしてソニーが手を引いた後は数々の合併や出資などで主要株主がたびたび入れ替わり、松本さんは株主対応で相当苦労されたはずです。マネックス証券は過去に旧セゾン証券と合併した経緯があり、クレディセゾンとの縁も浅からぬものがありますので、中野さんはぜひ一度相談に行ってみると何かと参考になるお話しが聞けるのではないかと思います。ついでに生涯の伴侶の探し方も聞いてくれば一石二鳥です。



もしかして実際にセゾン投信の中野社長がマネックスグループの松本社長に相談に行き、その流れで今回の会社設立が実現したのか?と邪推したのですが、結局のところそれは単なる妄想に過ぎませんでした。何故なら今回の会社設立を伝える各種報道を読めばお分かりのとおり、マネックス・セゾン・バンガード投資顧問とセゾン投信は無関係でしたので。それが分かると今度は「どうしてラップ口座なの?」という疑問が湧いてきました。これはおそらく多くの方々と共通であろうと思いますが、低コストで有名な米バンガード社がどうしてわざわざコストのかかるラップ口座に手を出すのか?と私も疑問に思いました。その理由を考察する前に、まずは他の2社の立場から今回の会社設立の意義を考えてみましょう。

まずマネックス証券の立場から考えると、個人投資家が証券会社に資産運用を丸投げするラップ口座の認知度も徐々に高まり大手証券会社では着実に預かり資産額が増えている状況を鑑みれば、新たな収益源としてラップ口座に着目するのは至極当然のことだと思います。次にクレディセゾンの立場で考えてみますと、傘下のセゾン投信ではカバーし切れていない富裕層を取り込むために日本で徐々に認知度が高まりつつあるラップ口座に着目したと考えれば特に違和感は覚えません。そして両社と縁の深いバンガード社が実際の運用商品を提供することで先行する大手証券会社との差別化も図れます。こう考えると、マネックス証券とクレディセゾンの思惑は一致していると考えてよいのではないでしょうか?

そうなると重要になるのはやはりバンガード社の思惑です。ご承知のとおりバンガード社が提供する投資信託やETFはコストが安いことで有名です。それなのにわざわざ追加コストがかかるラップ口座に参入しても意味はないだろう(それどころかイメージ悪化で逆効果になるのでは?)と私を含む多くの人が考えたはずです。しかしここで私は今回の会社設立のヒントになるかも知れないひとつのキーワードを思い出しました。そのキーワードとはズバリFAです。ちなみにこれはファクトリー・オートメーションのことでもフリー・エージェントのことでもありません。最近米国で急速に拡大しているファイナンシャル・アドバイザーを指しています。バンガード社がファイナンシャル・アドバイザー(FA)経由の拡販に期待していることは2015年7月24日付のエントリー「セゾン投信定期積立経過報告」で触れていますが、極限までコストの低減に挑戦するバンガード社であっても必ずしも直販にはこだわっていないのです。しかし上記エントリーにも書きましたが、ファイナンシャル・プランナー(FP)ですらなかなか定着しない日本においてファイナンシャル・アドバイザー(FA)の定着を待っていてはバンガード社の拡販は永遠に不可能かも知れません。そこで日本において徐々に認知度が高まりつつあるラップ口座に着目したのは案外良い目の付け所だったのかも知れません。

そこで話題を本題に戻し、今回の表題に掲げた「マネックス・セゾン・バンガード投資顧問に期待すること」を思い付くまま無責任に書かせていただきます。

1.バンガード社が絡むのだからラップ口座でも低コストを追求して欲しい。
2.販売会社と投資家の利害が一致する成功報酬のような手数料体系を検討して欲しい。
3.セゾン投信を補完するような金融商品を提供して欲しい。


これはあくまでも私個人の感覚ですが、1.についてはトータルで年1%を超えるようでは失格です。おそらくバンガード社のイメージダウンとなるでしょう。例えばセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドのコスト水準(年0.7%程度)を下回れば、新たなサービスに魅力を感じる人も増えてくるのではないでしょうか?2.についてはすでに大手証券会社でも導入していますが、バンガード社が絡むのならベースとなる基本手数料は損益分岐点ギリギリのラインで設定し、成功報酬も達成度別に段階的に設定するなどの工夫も欲しいところです。また安定運用を望む人と一攫千金を望む人が不公平にならないような手数料体系も考えて欲しいです。3.については例えば「ターゲットイヤー型セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」があればどうでしょう?具体的にはラップ口座利用者の年齢やリスク許容度に応じて株式と債券の比率を自動調整してくれるバランス・ファンドのような運用です。これでコストがセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドとあまり変わらないのであれば、私は魅力的だと思うのですがいかがでしょう?もっともそんなものが登場すればセゾン投信にとっては死活問題になりますので、親会社のクレディセゾンが難色を示すかも知れませんが。

以上、私の単なる思いつきを好き勝手に書かせていただきましたが、実際にマネックス・セゾン・バンガード投資顧問のサービス内容が明らかになりましたら改めてブログネタにさせていただく所存です。

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