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藤野英人さんがレオス・キャピタルワークスの社長に復帰

kage

2015/10/01 (Thu)

タイトルにあるとおり、ひふみ投信の運用元であるレオス・キャピタルワークス株式会社の社長に本日付で藤野英人さんが復帰する旨のニュースリリースが昨日同社より出されております。

2015年09月30日 代表取締役社長交代のお知らせ(注意:クリックするとPDFファイルが開きます)

思い起こせば藤野さんがレオス社の社長を心ならずも降りることになったのはリーマンショック真っ直中の2009年2月4日のことでした。あれから約6年8ヵ月、「ようやく」と言うべきか「ついに」と表現すべきかはたまた「満を持して」と形容すべきか判断に迷いますが、創業メンバーの藤野さんが社長に復帰されたことを私も受益者の一人として大変嬉しく思っております。

早速同社サイトの企業情報のページに「藤野英人からお客様へのご挨拶(本日届いたメール上の表記より)」が掲載されていますので、本エントリーを読み進める前に是非ご覧になってみてください。

藤野さんの社長復帰についてはいろいろとご意見があろうかと思いますが、私個人としては大歓迎です。なぜならレオス社が今後も成長を続けていくためには、藤野さんがプロ野球の「監督」のような役割を果たすことが必要だと思うからです。上記ニュースリリースによると「最高投資責任者」の肩書きは残るようですが、社長が運用成績を含む会社の全責任を負うのは当然のことですので、私個人の意見としてはこの際「最高投資責任者」の肩書きも外して「監督」業に専念していただきたいと思っております。受益者の中には「藤野さんが最高投資責任者から離れると不安だ」と思われる方もおられるかも知れませんが、将来のレオス社のことを考えればむしろ藤野さんが最高投資責任者から離れて成績が悪くなるような運用体制であることの方が不安ではありませんか?そもそもひふみ投信の立ち上げ時に藤野さんはファンドマネージャーではありませんでしたので、当時はご本人も「監督」業に専念するおつもりだったのかも知れませんし。

冒頭でご紹介した「藤野英人からお客様へのご挨拶」で藤野さんは「2008年に起きたリーマン・ショックをきっかけに当社の財務内容の悪化、それにともない、現在の株主である株式会社ISホールディングの支援をあおぎ、経営責任を取る形で1社員として社業の発展に尽力してまいりました。」と正直に書いておられます。今でこそ藤野さんや白水さんの口から当時の危機的状況が赤裸々に語られるようになりましたが、当時の公式発表は私の印象では明らかに不自然でした。今さら過去のあら探しをするつもりは毛頭ないのですが、ご参考までに当時のニュースリリースをご紹介しますので是非一度ご覧になってみてください。

親会社の異動に関するお知らせ(2009年2月4日)

この中でレオス社がISホールディングスの傘下に入る目的については下記のように書かれています。

今後更に、お客様の利便性を高め、よりよいサービスを提供し、さらには安心してお客様にお金をお預けいただくためには、資本の増強ならびにIT技術拡充の面でもサポートを享受できる新たなパートナーが必要であると判断いたしました。そしてこのたび、ITを利用した金融のイノベーターである株式会社ISホールディングスによる資本参加へと至りました。


当時の私もこの説明を額面通りに受け取ることはできず、2009年2月5日付のエントリー「本音と建前」にはすでに私自身は「金融危機の影響でレオスの業績が低迷しているためISホールディングスに財務援助を求めた」というのが本音であると判断します。と書いておりました。ファンドの受益者が運用成績の心配をするのならまだしも、運用元の会社の経営状態を心配しなければならないのは明らかに異常です。当時の私の心情を正直に申し上げると、ひふみ投信設定前のセミナーでは「リーマンショックはファンド立ち上げには好機だ」と言っていたのにわずか4ヵ月でこの体たらくかよ!と不満を募らせていました。

このように当時の受益者はレオス社に対して不安や不満を募らせていたのですから、今にして思えば正直に会社が存亡の危機にあることを明らかにした上でISホールディングス側から財務面の支援を行うことと運用はこれまで通りであることを説明してもらえれば当時の私もすんなりと納得できたでしょう。「レオス・キャピタルワークスの財務状況」に書いたとおり、実際にISホールディングスはレオス社にとって「金は出すが口は出さない」理想的な親会社だったのですから。

上記ニュースリリースを見ると新経営陣の中に藤野さんの名前はなく、冒頭でご紹介した「藤野英人からお客様へのご挨拶」にある「経営責任を取る形で1社員として社業の発展に尽力してまいりました」が真実であることが分かります。今にして思えばこの時藤野さんが一兵卒になっても会社に残るという決断をしてくれたことは私たち受益者にとっても幸いでした。あれから約6年8ヵ月、藤野さんが歩んできた道は決して平坦ではなかったことでしょう。しかし、これからは社長としてレオス・キャピタルワークス株式会社をますます発展させていくことが余計な心配をさせた私たち受益者への罪滅ぼしになりますし、助けてくれたISホールディングスへの恩返しにもなりますので、私も受益者の端くれとして陰ながらご健闘をお祈りし、ご成功を大いに期待しております。

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ひふみ投信

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