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他人事とは思えない芸能人のガン報道

kage

2015/09/25 (Fri)

ここ数日、芸能人のガンに関する報道が相次いでいますね。元プロレスラーでタレントの北斗晶さんは9月23日に乳ガンであることを公表し、昨日24日に右乳房全摘出手術を受けられました。その昨日24日には胆管ガンであることを公表していた女優の川島なお美さんが54歳の若さでお亡くなりになりました。「若くして」といえばNHKBS1の「国際報道2015」で活躍されていたフリーアナウンサーの黒木奈々さんが胃ガンのため19日に32歳の若さで亡くなられたことも報道されています。以前の私であればこのような報道に接してもどこか他人事(ひとごと)のように感じていたのですが、今の私は自分自身が大腸ガン患者であることもありどの報道もとても他人事とは思えません。例えば北斗晶さんが手術直前まで乳ガンであることを隠していつもどおりに仕事を続けていたこと、川島なお美さんが抗ガン剤治療を拒否して女優であり続けることを選択されたこと、黒木奈々さんが忙しさからここ数年健康診断を受けていなかったこと、などを我が身に重ねていろいろな思いが頭の中を駆け巡っています。

北斗晶さんは乳ガンであることを公表する前日の22日に放送された東京MXTVの情報番組「5時に夢中!」にレギュラーコメンテーターとして生出演されて、いつもどおりの「鬼嫁」ぶりを発揮されたとのこと。北斗さんはこの時すでに来るべき抗ガン剤治療に備えて長かった髪の毛をバッサリと切っていたのですが、番組冒頭ではそのことを笑いのネタにしていたそうです。その時点では出演者やスタッフの誰一人としてこの断髪の真意に気付かなかったことでしょう。それは番組コメンテーターの「相棒」である岡本夏生さんの下記ブログ記事からも明らかです。ここに掲載されている北斗さんの写真を見ても、とても翌々日に大手術を控えているガン患者には見えませんので。

北斗さんと、また、一緒にバカ笑いできる、その日まで

今回の北斗さんのガン公表タイミングについて世間では「周囲に気を遣わせない(あるいは迷惑をかけない)ための北斗さん流の気配りである」との認識が一般的であると思いますが、私はおそらくそれだけではないと思っています。ちなみに私が家族以外の親しい友人・知人に大腸ガンであることを公表したのは手術後3日目のことでした。公表が遅れたことについて親しい友人からは「何でもっと早く言ってくれなかったんだ。水くさいじゃないか。」と責められましたが、正直なところ手術前は私自身が不安でいっぱいになっており友人にお見舞いに来てもらってもそれに対応する余裕はまったくありませんでした。そこで親身になって心配してもらっても私の不安が増すばかりですし、「心配いらない」と気丈に対応しようとすると精神的負担にもつながりますしね。ですから私はガンの転移がないかを調べるために各種精密検査を受けていた2月下旬から3月上旬の間も、周囲には「健康診断に引っかかって精密検査を受けるように言われた」とだけ説明して務めて平静を装っていました。今にして思えばそうすることでややもすると揺らぎそうになる不安定な精神状態を必死に支えていたのかも知れません。ちなみに公表が手術直後でなかった理由は3日目にしてようやく病室に持ち込んでいたパソコンを開くことができたからです。それまでは激痛のためとてもそんな余裕はありませんでした。それでも手術翌日から毎日歩くことを強要されていたことは「糖尿病は辛いよ」に書いたとおりです。

川島なお美さんが抗ガン剤治療を拒否されたことについては私自身がまさに抗ガン剤治療(術後補助化学療法)を受けている最中ですのでとても他人事とは思えませんでした。「術後補助化学療法」に書いたとおり抗ガン剤治療は副作用が大きく効果の有無も不明確でさらに治療費が高額になることもあり、治療を受けるかどうかの最終判断は患者側に委ねられます。川島さんは抗ガン剤の副作用で女優の道が絶たれるのであれば死ぬまで女優であることを選ぼうと思われたわけですね。私自身にも抗ガン剤治療を受けるまでにはさまざまな心の葛藤があったのですが、過去の投資経験から「目先の効果には確信が持てなくても長期的(この場合は5年後の生存率を指します)には効果が期待できる」ことに納得できましたので抗ガン剤治療(術後補助化学療法)を受けるという決断に至りました。

黒木奈々さんが忙しさからここ数年健康診断から遠ざかっていたのにはフリーに転身したことが関係しているのかも知れませんね。一般的に自営業者やリタイア生活者の健康診断受診率は低いと言われていますので。これを私自身の事例に当てはめてみると、ずいぶん以前から時々便に血が混じるという自覚症状がありながら精密検査を受けなかったことを今になって激しく後悔していることにつながります。現在私がおかれている状況から客観的に判断すれば、もし大腸ガンの発見がもう少し遅れていればガン組織が腸管を貫いて腹腔内に直接転移していたかも知れませんし、リンパ節に転移していた可能性もあります。このようなギリギリの状況に陥らないためにもぜひ皆さんは体が発するシグナルを真摯に受け止めてください。体は本当に正直です。少しでも気になる症状があれば進んで検査を受けるようにしてください。その結果がもしガンであっても発見が早ければ早いほど完治する可能性が飛躍的に高まるのですから。

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