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ガン宣告

kage

2015/09/04 (Fri)

まず始めにご報告から。今般の「人生の転機」を語るために新たなカテゴリー「闘病記」を作りました。本エントリーはその第一弾です。これからしばらくはこの「闘病記」がメインコンテンツとなることをご了承ください。

皆さんご承知のとおり、ガンの宣告(告知)は非情にセンシティブな問題です。病名を知ることで患者が受ける衝撃が大きいため、特に末期ガンの場合はあえて本人には病名を伝えないこともあるくらいですから(私の周囲でも過去にそのような実例がありました)。それでは実際に私がどのようなガン宣告(告知)を受けたかと申しますと、実は受けていないのです。いくら何でもそんなことはないだろうと思われるかも知れませんが、少なくとも医師から直接「あなたの病名はガンです」とは言われていません。現実にはほぼそれに近い事は何度も言われているのですが、その詳細を語る前にまず今回の「人生の転機」に関するこれまでの流れを確認しておきましょう。

1月下旬:健康診断受診。オプションで大腸ガン検査も受ける。
2月上旬:便から血液反応が出て要精密検査となる。
2月中旬:人生初の大腸内視鏡検査を受診。腫瘍が発見される。
2月中旬:消化器内科を受診。各種精密検査の予定を組まれる。
2月下旬から3月上旬:各種精密検査を受診。
3月中旬:消化器外科を受診。即日入院。
3月下旬:大腸切除手術。
4月上旬:退院。
4月下旬:術後1ヵ月検診。術後補助化学療法を勧められる。
5月中旬:術後補助化学療法開始。
現在:術後補助化学療法を継続中。

健康診断のオプションで受けた大腸ガン検査とは小学生の時によく実施された「検便」のことです。正直に告白しますと、実は以前から便に血が混じるという自覚症状があったのです。しかしこれが「常に」ではなく「時々」だったことから、痔か腸の炎症だろうと軽く考えていました。しかしそれでもちょっと心に引っかかるものがありましたので、今回のオプション選択につながりました。結果的に大腸ガンという最悪の結果となりましたが、今にして思えば発見できてラッキーでした。皆さんももし同じよな自覚症状があるなら是非精密検査の受診をしてください。痔だと恥ずかしいと思われるかも知れませんが、原因が痔だと分かれば安心できるのですから。

大腸の内視鏡検査で腫瘍が発見された後に言われたことをできるだけ忠実に再現しますと下記のとおりとなります。

「ガンかどうかは組織検査の結果が出なければ分からない。だが顔つきは相当悪い。これは放置しておいてよいものではない。紹介状を書くのですぐに大きな病院に行って欲しい。検査結果はこちらから連絡する。受診が1日遅れれば手術の日程が平気で1-2週間遅れる。腫瘍は肛門から少し離れているので人工肛門を付けるようなことにはならないと思う。」

この時初めて知ったのですが、腫瘍の善し悪し(良性か悪性か)については「顔つき」という表現を使うのですね。すなわち「顔つきが悪い=悪性の可能性が高い」ということになります。今にして思えばほぼガン宣告に等しいのですが、その時の私はいきなり手術ありきの説明をされ、さらには「人工肛門」という衝撃的な単語が出てきたことにただただ戸惑うばかりでした。

そして紹介状を持って受診した総合病院の消化器内科では、私が初診の申込書に「大腸ポリープ」と書いたのを見て担当医からは「ポリープというよりほとんど大腸ガンですよね」と言われました。ちなみにこの時はまだ組織検査の結果は出ていません。本当は私も「腫瘍」と書きたかったのですが、恥ずかしながらその漢字か書けなかったのです。今にして思えばスマートフォンで調べれば書けたはずなのですが、その時はそんなことにも思いが至らぬほどの精神状態だったのです。

それから1ヵ月を経てようやく消化器外科にバトンが渡されることになったのですが、初受診の際にはすでに即日入院が決まっていたため病気に関する詳しい説明はありませんでした。そして病室に案内されて手渡された「入院診療計画書」を見て初めて私は自分の病名を知ったのです。それがこれです。

病名

ちなみに「Car」は「Cancer(ガン)」の略です。この時すでに私は腫瘍がS状結腸と直腸の境目あたりにあることは知っていましたし、上記のとおりほぼガン宣告に近いことも言われていたので心の覚悟はできていたのですが、「やはりそうなのか」というのが正直な感想でした。つまり厳密にはこれが私の受けた正式なガン宣告(告知)なのです。なおこの病名はその後変更されることになるのですが、それはまたエントリーを改めてお話しさせていただきます。

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この記事へのコメント

kage

突然のご報告で驚きましたが、経過は順調のようで安心いたしました。
また、健康診断をおろそかにしてはいけないと言う事を改めて感じさせられました。
私は今年度仕事が忙しい事を理由に、会社の健康診断を受けませんでした。まさか1日受診が遅れると手術が1-2週間遅れるとは全く考えたことが無かったです。

今後も良記事を楽しみにしております。

Posted at 08:35:20 2015/09/05 by じゅん@

この記事へのコメント

kage

驚きました

いつも楽しく読ませていただいていましたがご病気のことを知って初めてメールさせていただきました。
今のところ順調とのことでよかったとは思いますがガンというのは本当に嫌な病気ですよね。人生観そのほかもろもろのをひっくり返してしまうような・・

あっという間の5年になりますように。
これからも楽しみにしていますので。

Posted at 10:24:11 2015/09/05 by サマンサ

この記事へのコメント

kage

じゅん@さん

コメントありがとうございます。

実際に消化器外科病棟に入院してみると、毎日流れ作業のように入院・手術・退院のサイクルが繰り返されていることを目の当たりにします。私の担当医は外来診療も行っているため手術ができるのはせいぜい週に1-2日でした。これではスケジュールがタイトになるはずだと痛感しました。

サマンサさん

コメントありがとうございます。

私の担当医も「5年は長いようでアッという間なんですけどね」と言っていました。私は今回の「人生の転機」をきっかけに生活習慣を見直し、「禍を転じて福となす」を実現する覚悟です。

Posted at 12:11:38 2015/09/05 by おやじダンサー

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kage


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