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ETFの乱高下にご注意を

kage

2015/08/26 (Wed)

昨日の日本株と米国株は共に一日の値幅が大きい、いわゆるボラティリティが高い状況になりました。それでは本エントリーのタイトルは「株価が乱高下すれば指数に連動するETFも乱高下するのでご注意を」という意味なのかといいますと、もちろんそうではありません(もしそうならここで本エントリーは終わってしまいますので)。市場の混乱により指数からかけ離れた思わぬ値付けになってしまうことにご注意くださいという意味なのです。

この注意喚起は今朝放送されたテレビ東京系の経済情報番組「モーニングサテライト」の中で出されておりました。その模様は同番組の公式サイトで公開されておりますので、詳しくは下記リンク先の動画をご覧ください。

【NY証券取引所中継】人気のETF 安全性揺らぐ?

ここで本エントリーを終わりにしてもいいのですがそれでは余りにも味気ないので、蛇足と知りつつ以下に該当部分の内容をまとめさせていただきます。

解説はノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルの三浦洋平さんです。

昨日(8月24日)株価が下落した時に一部のETFの価格も大きく下落した。ETFは株式市場に上場している投資信託のことで運用コストの低さや透明性が好感され個人投資家にも人気があり、年金運用等にも活用され広く普及している。その中でS&P500指数に連動するETFが昨日(8月24日)指数が5%程度下落した際に一時40%以上下落し投資家の懸念材料の一因となった。

ETFは指数に連動するとはいえ実際には個々の銘柄を束ねた形で組成されている。昨日(8月24日)のように急激な株価の変動が起こると投資信託を構成している個々の銘柄の価値判断が難しくなったり取引データのやりとりが遅れる等の問題が起こり本来あり得ないような価格が付いてしまうことがあるようだ。

ここ直近4年間でETFの残高は2倍に拡大し2兆ドルにまで増加した(今年6月末時点)。さらに2020年までに米国では残高6兆ドル(約720兆円)に上ると見られている。

昨日(8月24日)の終値時点ではS&P500指数に連動した動きに戻り急落は一時的だった。しかし今後マーケットを動かす主役が個別銘柄からETF経由の資金流出入に変わっていく可能性を視野に入れる必要があると思っている。

下記が番組で紹介された異常な値動きを示すチャートです。ご覧のとおりS&P500指数の下落幅が5%程度だったのに瞬間的に42.67%も下落しています。

RSP01

ここで紹介されたグッゲンハイムS&P500ETFとはおそらくGuggenheim S&P 500 Equal Weight ETF(RSP)のことであろうと思われます。下記は米国モーニングスターのサイトからお借りしてきた同ETFの5日チャートですが、ご覧のとおりこちらでも異常な値動きが確認できます。

RSP02

実はこのような電源のスパイクやサージ(瞬間的な異常電圧)を思わせる値動きは、流動性が低い日本のETFにおいては時折見られるものです。しかし流動性が高いはずの米国市場で起きるとは正直驚きでした。それだけ現在の世界市場が大混乱に陥っているということなのでしょう。このような実例を見せられると、改めて一日一価でしかも必ず適正な値付けがされる投資信託のメリットが実感できますね。このような異常な値動きがなかったとしても、例えば今朝終わった米国株式市場でETFを寄り付き高値で買うのと大引け安値で買うのとでは雲泥の差になってしまいますので。私のようなハイリスク投機家にとってはこの値幅の中で上手に安値を拾ってやろうと試行錯誤するのが楽しみのひとつなのですが、多くの個人投資家にとってこの値幅は間違いなく不安定要因ですよね。運良く安値を拾えてラッキーとか運悪く高値を掴んで悔しいなどの感情は長期投資を続ける覚悟に予断を与えかねませんし、何より私のようなハイリスク投機家への第一歩となるのですから。ですから海外ETFを活用する際にも、あえて値動きを追わずあらかじめ売買タイミングを決めておく(寄り付きや大引けでの成り行き注文など)ことが精神安定上有効なのかも知れませんね。

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