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セゾン投信定期積立経過報告

kage

2015/05/22 (Fri)

昨日はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 8,824円 (先月比33円上昇)
●約定価額 : 13,831円 (先月比212円上昇)
●騰落率 : +56.6% (先月比1.8%改善)


上記の結果だけを見ると私個人の運用成績はこの1ヵ月も順調に推移したように思えるかも知れませんが、実際には先月の定期積立約定日から昨日までの間にセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを取り巻く投資環境は結構激しく変化しておりました。具体的にはECB(欧州中央銀行)が量的緩和政策に踏み切って以来ほぼ一貫して買われ続けてきたドイツ国債の金利が急騰(金利の上昇は債券本体価格の下落を意味します)したことをきっかけに世界のマーケットは一時的にリスクオフの雰囲気に包まれました。しかしその後ドイツ国債の金利も落ち着きを取り戻し、今回の出来事は単なる行き過ぎの反動だったと分かると米国株は再び史上最高値圏に上昇し、日経平均株価も再び2万円台を回復し、為替のドル円も再び1ドル=120円を超えてきました。すなわち、昨日時点の私個人の運用成績はある意味「結果オーライ」の典型であると見ることもできそうです。結果的に今回は世界のマーケットが落ち着きを取り戻してくれて「結果オーライ」となったわけですが、私たち個人投資家はこれからもたびたび今回のような「行き過ぎの反動」に振り回される覚悟をしておく必要があるように思います。何と言っても年内(?)には米国の利上げという一大イベントが控えているのですから、「行き過ぎた楽観(悲観)」には注意が必要ですね。

ところで、今日は私の定時報告にタイミングを合わせたかのようにセゾン投信から下記のニュースリリースが出ていますね(注意:リンクをクリックするとPDFファイルが開きます)。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 純資産総額 1,000 億円を突破

おそらく昨日が定期積立約定日だったこともあり本日一気に1,000億円突破となったのでしょう。そういう意味ではこのエントリーとタイミングが合ったことも単なる偶然とは言えないかも知れません。この大台突破には、セゾン投信の努力、受益者の支持、相場環境の好転が大きな役割を果たしていることは言うまでもありません。そのどれが欠けたとしても純資産総額1,000億円突破は達成できなかったでしょう。私自身受益者の一人として今回の大台突破を素直に喜んでおりますが、セゾン投信には次のステップとして経営努力を重ねてさらに純資産総額を増やし、信託報酬の引き下げという約束(コミットメント)を果たす形で受益者の支持に報いて欲しいと願っております。

さて、下記は上記ニュースリリースより切り取ってきた「設定来の純資産総額と資金流出入の推移」グラフです。これを見るとセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの純資産額は設定以来ほぼ右肩上がりに順調に積み上がってきたことが分かります。同時に過去に4回だけ月間の解約額が販売額を上回っていることも分かります。果たしてこの時にはいったい何が起きたのでしょうか?

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私はセゾン投信の関係者ではありませんので単月の資金流出の理由が何であったかを知る由もありませんが、4月度の月報から切り取ってきた過去の基準価額の推移を見れば何となく想像することはできます。

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月間で解約額が販売額を上回った4回はいずれも2013年に集中しています。この時期に何があったかといえば、もちろんあの「アベノミクス」です。これによりセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの基準価額もリーマンショック後の長期低迷期をようやく抜け出して上昇トレンドに転換したのでした。解約額が販売額を上回った4回はちょうど基準価額が設定時の10,000円を回復して12,000円に向けて上昇する時期に一致しており、いわゆる「ヤレヤレ売り」が出たのではないか?と想像することができます。ちなみに「ヤレヤレ売り」とは株式売買でよく使われる慣用句のようなもので、大きな含み損を抱えていわゆる「塩漬け」になっていた株の価格が戻って損益がゼロになった時点で「ヤレヤレやっと塩漬けから解放されたか」という安堵感からその株を売ってしまうことを指します。私自身も過去に何度も「ヤレヤレ売り」をした経験があるためその気持ちはよく理解できるのですが、過去の経験では「ヤレヤレ売り」を出した後も株価の上昇が続いて後悔することが多かったように記憶しています。

それではなぜ「ヤレヤレ売り」は後悔することが多いのでしょうか?それは長年塩漬けになっていた株や投資信託の含み損が解消されるような明確なトレンド変化が起こったのであれば、「ヤレヤレ売り」のタイミングでちょうど値上がりが止まるとは考えにくい(=「ヤレヤレ売り」を難なく吸収して上昇トレンドが続く)ためであろうと私は想像しています。実際にセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの基準価額は2014年も2015年も上昇を続けていますしね。

先に私は相場の行き過ぎに注意が必要だと書きましたが、一方で明確なトレンド変化が現れた相場は往々にして行き過ぎる傾向があることも心の片隅に留めておきたいものですね。

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この記事へのコメント

kage

ヤレヤレ売りもあるでしょうが、2013年の軽減税率終了も要因にあるのではないかと思います。

Posted at 23:27:22 2015/05/22 by

この記事へのコメント

kage

コメントありがとうございます。

確かにご指摘の要因もあったでしょうね。
恥ずかしながらすっかり失念しておりました。

2013年末の解約急増局面では販売額も増えており、一部に利益確定→買い直しの動きがあったと推測できます。しかし結局は大幅な解約超過となっていますので、軽減税率終了と共にセゾン号から下車してしまった受益者も多かったのでしょう。下車した後で他の投信などに乗り換えたのならまだしも、長期低迷期の苦しみを二度と味わいたくないとの理由でせっかく始めた長期投資を止めてしまった人が多かったとしたら、それは寂しい限りですね。

Posted at 02:28:54 2015/05/23 by おやじダンサー

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kage


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