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チャート鑑賞会

kage

2015/04/25 (Sat)

皆さんすでにご承知のとおり、日経平均株価は今週水曜日(4月22日)に15年ぶりに終値で2万円を超えました。そして今朝終わった米国の株式市場ではNASDAQとS&P500が史上最高値を更新しております。特にNASDAQは過去の高値が2000年のITバブル時に記録したものだっただけに、それを超えたことには大きな意義があると個人的には考えています。そこで今回のエントリーでは、各種指標の長期チャートを鑑賞しつつ改めて過去の値動きを確認してみたいと思います。

それではまずバブル時の高値を超えて史上最高値を更新したNASDAQのチャートを眺めてみましょう。なおこのチャートは本家Googleからお借りしてきたものです。

ナスダック

こうして改めてNASDAQのチャートを眺めてみると、2000年の高値は明らかにバブルであったことがよく分かりますね。バブルの特徴は最後の上昇が最も急になることです。ですからバブルの参加者は最後の最後が一番おいしいのです。しかしひとたびバブルが崩壊するとご覧のとおりの急落が待っていますので、どこで飛び降りるかの判断がその後の運命を分けることになります。前回の高値と比べると今回の高値は企業実体を反映して着実に上昇してきたように見えますね。

それでは次に同じ米国のダウ平均株価の推移を見てみましょう。なおこのチャートも本家Googleからお借りしてきたものです。

ダウ

ご承知のとおりダウ平均株価は広い業種からその代表的な企業を採用した指数ですので、2000年のITバブルの影響をほとんど受けていないことが分かります。チャート上は目立ったバブルの兆候は見られませんが、リーマンショック時にはわずか1年半ほどで直近の高値から半値に下落していますので、「○○ショック」はバブル崩壊級の破壊力があることを肝に銘じておく必要がありますね。

次も同じ米国株から日本の多くの個人投資家が米国株投資の対象にしているS&P500指数を見てみましょう。なおこのチャートも本家Googleからお借りしてきたものです。

S&P500

こちらのチャートは2000年をピークとした緩やかな山形を描いていますので、ITバブル崩壊の影響は多少あったのでしょうか?またリーマンショックで直近高値から半値に下落している点はダウ平均株価やNASDAQと同じです。

次は「過去のバブル超え」という観点から最近絶好調の上海総合指数を確認してみましょうか。なおこのチャートも本家Googleからお借りしてきたものです。

上海

こちらは過去のピークまではまだまだ長い道のりが残っており、バブル超えは容易ではなさそうです。しかし本当のバブルになれば短期間で一気に到達してしまうかも知れませんね。NASDAQのチャートと比較して個人的に印象的だったのは、バブル時の上昇とバブル崩壊時の下落の角度が比例しているように見えることです(急上昇は急落を招き、緩やかな上昇では下落も緩やか)。これもバブルのひとつの特徴なのかも知れませんね。

次は同じ中国株でも外国人投資家が多く参加している香港ハンセン指数の推移を見てみましょう。なおこのチャートも本家Googleからお借りしてきたものです。

ハンセン

外国人投資家が多く参加していることが理由なのかどうかは分かりませんが、上海総合指数と比べるとこちらは明らかにバブルのピークが急でリーマンショックの谷も深いことが分かります。リーマンショック時に中国政府が巨額の景気対策を打ったことが上海総合指数には効いたのかも知れませんね。

さて、次はいよいよ我が日経平均株価の推移です。なおこちらは本家Googleでは長期チャートが見つからなかったため本家Yahoo!からお借りしてきました。

日経平均株価

ご覧のとおり日経平均株価は2万円を超えたとはいえ、ようやくバブル崩壊後の停滞期のレベルに戻っただけです。バブル時に記録した1989年12月29日の最高値38,915円87銭を超えるためにはここからさらに2倍になる必要がありますので、日経平均株価のバブル超えは現時点では現実的ではないと考えるのが妥当でしょうね。

ここまでは各種株価指数を見てきましたが、ついでですので為替も確認しておきましょうか。下記はゴールデン・チャート社のサイトからお借りしてきた円ドルの長期チャートです。ドル円ではなく円ドルなので上に行くほど円高になります。

円ドル

このチャートを見て個人的に印象的だったのは、1ドル=80円、100円、120円といったキリのいい数字が節目というか壁になっていることです。本来は為替取引においてキリのいい数字には何の意味もないのですが、人間が注文を出すことで心理的な節目になりやすいという点は為替に限らず金融取引全般の特徴として覚えておいて損はないでしょう。

次はここにきて激しい値動きが続いているWTI原油価格です。なおこちらもゴールデン・チャート社のサイトからお借りしてきました。

WTI

改めてこのチャートを眺めてみると、最近の値動きも急ですが2008年の値動きはもっと激しかったことが分かります。原油市場は株式市場や債券市場と比べて規模が小さい(パイが小さい)ため、投機資金が一気に流入するとこのような激しい値動きになってしまうのです。現在世界的な金融緩和で市場にジャブジャブにあふれている流動性(マネー)がひとたび暴走を始めたら、またどこかの市場で同じようなことが起こる可能性があることを私たちも頭の片隅に置いておきたいものですね。

最後は原油と並んで商品(コモディティ)の代表格である金(Gold)の値動きです。なおこちらのチャートは三菱マテリアルのサイトからお借りしてきました。

GOLD

ご承知のとおり金(Gold)の国際取引は米ドル建てで行われます。ご覧のとおり、その価格は2005年頃から急上昇を始めて2011年から2012年にかけてピークを付けて現在は1トロイオンス=1,200ドル前後で推移しています。もしも2005年頃からの急騰がバブルであったのなら金(Gold)の価格はさらに下落を続けることになるわけですが、世界的金融緩和で通貨の価値が低下している現状を考えると金(Gold)の価値が簡単に下がるとも思えませんので判断が難しいところですね。あと赤色の円建て価格を見ると直近の下落を円安が相殺して緩やかな値上がりが続いている点が興味深いです。結果的に円建ての金(Gold)投資は2000年代に入ってからほぼ一貫して資産を増やす効果があったことになります。ただし過去がそうだったからといって将来もそうなるとは限らないところが投資の難しいところではあるのですが。

以上、今回は各種指標の長期チャートを思い付くままに並べて鑑賞してみました。これらのチャートを見て皆さんはどんな感想を持たれたでしょうか?その感想が多少なりとも今後の投資判断の参考になれば幸いです。

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