2017 09 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. »  2017 11

セゾン投信定期積立経過報告

kage

2015/04/24 (Fri)

一昨日はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 8,791円 (先月比33円上昇)
●約定価額 : 13,619円 (先月比69円上昇)
●騰落率 : +54.8% (先月比0.2%改善)


先月の定時報告でも触れたように、これまで世界経済を強力に牽引してきた機関車(=米国)が大きなカーブ(=利上げ)に差しかかっているため、現在の世界市場は神経質な動きが続いています。中には中国・上海株式市場のように値上がりが続いている事例もあるのですが、過去最高値圏にあった米国株や欧州株は完全に膠着状態に入った感があります。このため米国を筆頭にした先進国の組入比率が高いセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの基準価額もこのところ横ばい状況が続いており、今月の定期積立約定価額も先月比69円上昇に止まりました。従って騰落率(=私個人の運用成績)にも大きな変動はなく、先月比でほぼ横ばい状態です。これまでの世界経済はリーマンショックという非常事態に対応するための大規模金融緩和というカンフル剤により見せかけの元気を与えられてきましたが、真に体力が回復したことを示すためには利上げを避けて通ることはできませんので、私たち個人投資家も多少の波乱は甘んじて受ける覚悟が必要になるのかもしれませんね。

ご参考までにいつものようにYahoo!ファイナンスからお借りしてきたセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの直近6ヵ月チャートを貼り付けておきます。ご覧のとおり昨年末からボックス圏の動きが続いており、特に最近はほぼ横ばいの状態になっていることが分かります。

SVGBF

もっとも例え基準価額は横ばいでもその中身を見ると個々の組入資産には価格変動があるわけで、3月度の月報に掲載されていた「3月度の投資先ファンド価格の変動による影響」を見るとその実態がよく分かります。

SVGBF

ご覧のとおり3月度は利上げを警戒して米国株が下がり、金融緩和終了により投資資金が米国に回帰することで新興国株も下がったのに対して、ECB(欧州中央銀行)が量的緩和に踏み切ったことで欧州株と欧州債券が値上がりし、さらなる追加緩和も予想される日本の株式も好調で、結果的にちょうど正負の影響が相殺されてプラスマイナスゼロの状態となったことが分かります。アクティブファンドであればあらかじめこうなることを予想して米国株の組入比率を引き下げて欧州株と日本株を積み増すという判断もできるのでしょうが、市場は天の邪鬼ですので誰もがそうなると予想した状態とは逆に動くことも往々にしてありますので、将来の値動きを予想せず淡々と実態に合わせた投資を行いリスク分散の効果を得るインデックス運用の手法も長期投資においては有力な選択肢になることは間違いないでしょう。

現実に広く世界経済に分散投資を行う際には資産価値の評価に為替の動向が深く関与しますので、将来の値動きの予想が当たったとしても儲かるとは限りません。実は上記グラフは表題にあるとおり「投資先ファンド通貨建て」です。すなわち米国株は米ドルで、日本株は日本円で、欧州株はユーロやポンドで評価されているのです。これをすべて日本円の評価に換算してみるとまた違った風景が見えてきます。下記は3月度の月報に掲載された「投資先ファンドの価格(円貨建て)」で、左が「主に株式へ投資するファンドの値」、右が「主に債券へ投資するファンドの値」です。

SVGBF SVGBF

それぞれの下段にある「2015年2月27日の値を100 とした場合の2015年3月31日現在の値(3月の動き)」を見ると、株式では欧州株はほぼ横ばいで値上がりトップは日本株であったことが分かります。また債券では現地通貨建てでは大幅に値上がりしていたはずの欧州が円建てでは値下がりしていることが分かります。この逆転現象の背景にユーロ安があることは言うまでもありません。日銀が異次元緩和に踏み切って円安が一気に進行したように、ECB(欧州中央銀行)が量的緩和に踏み切ったことでユーロ安が一気に進行しているのです(実際には量的緩和決定の前にそれを織り込んだ下落が始まっていますが)。

またそれぞれの上段にある「ファンドへの組入れ開始日の値を100 とした場合の2015年3月31日現在の値」を見て驚いたのは日経平均株価が2万円を超えるほど好調な日本株が全然儲かっていないことです。そこで改めて調べてみたところ、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの設定日(2007年3月15日)のTOPIX(東証株価指数)が1,694.18ポイントだったのに対して今年3月末のTOPIXは1,543.11ポイントと、値上がりするどころかむしろ値下がりしていることが分かりました。これは日経平均株価の値上がりだけを見ていると自身の日本株投資の実態を見誤るという好例ですね。そして日本株や欧州株の評価額がほとんど上昇していないにも関わらず+54.8%の騰落率を実現できているのはひとえに米国株の値上がりと円安ドル高のお陰であることを再認識させられた次第です。

このように世界分散投資には為替の動向が深く関与しますので、将来の値動きを予想して上手に売買するには複雑な方程式を解く覚悟が必要になります。「長期投資のためにそんな面倒なことはやっていられない」と思われる方々にとってはセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドのようなバランスファンドが有力な選択肢になってくれるでしょう。

(Sponsored Link)



関連記事

コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック