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いまだ高値更新に至らず

kage

2015/03/21 (Sat)

今回のタイトルが指しているのは私がSBI証券で保有しているインデックスファンド群のことです。最近の日本株や欧州株があたかも強気相場入りしたかのようにグングン値上がりを続けているにも関わらず、これらのトータル損益はいまだに昨年12月9日に書いた「一夜限りの夢」時点を上回ることができていません(下記左が昨年12月9日時点、右が今年3月21日時点の損益です)。

SBI20141209 SBI20150321

これらのトータル利益がいまだに高値更新に至らない最大の理由は、やはり先進国株式でダントツの組み入れ率を誇る米国株が昨年末以来ほぼ横ばい(=値上がりしていない)ことでしょう。さらに米国のQE(量的緩和)で市場に大量に供給された流動性(=マネー)に支えられていた新興国株がQE終了で軟調に推移していることも影響していると思われます。もうひとつ付け加えるなら、為替(ドル円)も昨年末からほぼ横ばいであることも理由に挙げてよいかも知れません。

これらのことから分かるのは、いくら広く分散された世界経済ポートフォリオであっても、その実態は米国の組入比率が突出して高く、「良くも悪くも米国次第」となってしまう現実です。組入比率を時価総額で決めるかGDPで決めるかによって多少違いはあるにせよ、米国の占有率が突出していることに違いはありません。ちなみに上記インデックスファンド群から先進国株を組み入れていないeMAXIS新興国株式インデックス以外の米国株比率を調べてみると下記のとおりとなっておりました(いずれも2015年2月27日時点です)。

・eMAXIS全世界株式インデックス:54.98%
・SMTグローバル株式インデックス・オープン:62.9%
・世界経済インデックスファンド:29.46%(債券も含む)


ちなみに投信ブロガーが選ぶ!fund of the Year 2014で第2位に選出されたインデックス投資家に大人気のバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)の米国株組入比率は2015年2月28日時点で50.98%でした。これが嘘偽りのない世界経済の実態なのですから仕方がないことですが、世界経済ポートフォリオは米国へ集中投資となるリスクを常に抱えているという現実はしっかりと認識しておく必要がありますね。このためリーマンショックのような逆風下では資産価値が暴落し、逆にアベノミクス以降の追い風を受けると資産価値が暴騰するという激しい値動きになります。私自身これからも「インデックス投資だから安心」という根拠のない過信を抱かないよう肝に銘じて参りたいと思います。

最後に日本株でハイリスク投機を繰り返している私からのポジショントークをひとつ。2015年2月27日時点の世界経済インデックスファンドにおける国内株式の資産構成比率は基本組入比率(目標のようなもの)5.0%に対して5.61%でした。ご承知のとおり世界経済インデックスファンドは株式と債券を50%ずつ組み入れていますので、株式だけを切り取ると日本株の現在の構成比率は5.61%×2=11.22%ということになります。そこでインデックス投資家の皆さんにぜひお願いしたいのがリバランスです。この機会にご自身のポートフォリオをご確認いただき、日本株の構成比率が11.22%に満たないようでしたらリバランスをお願いいたします。そこでもし「急騰する日本株を今買うのはちょっと怖い」と思ったあなた。それはもう立派なアクティブ投資家の仲間入りですよ。筋金入りのインデックス投資家ならここは黙ってリバランスしかありません。そして高値の日本株をインデックス投資家の買いで下支えしてしてくださるよう、ハイリスク投機家の端くれとして切に望むものです。

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