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史上空前のバブル到来に備えよ

kage

2015/02/11 (Wed)

「リーマンショック級の大暴落に備えよ」というご意見はよく耳にするのですが、本エントリーのタイトルに掲げたような「バブル到来に備えよ」というご意見はほとんど聞こえてきませんよね。そこでハイリスク投機家を自認する私が持ち前の天の邪鬼精神を発揮して声を上げてみました。当ブログをご訪問いただいた投資に関心をお持ちの方なら先刻ご承知のとおり、投資におけるリスクとは期待リターンから上下にブレる幅の大きさ指します。ですから下方向(暴落)のリスクに備える必要があるのなら、上方向(暴騰)のリスクにも備える必要があると考えるのが自然ではないでしょうか?ちなみに上方向のリスクの一例としては機会損失リスクが挙げられます。これは「リスクを取らないリスク」とか「持たざるリスク」とも呼ばれ、具体的には暴落を恐れるあまりリスクを取らず(=リスク資産を持たず)利益を得る機会(=チャンス)をみすみす逃してしまうことを指します。とはいえ私が本エントリーで申し上げたいポイントは「暴騰に備えて積極的にリスクを取れ」ということではありません。その暴騰が実体経済(例えば史上空前の好景気とか)を反映したものであればまったく問題はないのですが、実体経済から大きくかけ離れたバブルによるものであれば大問題であるということを指摘したいのです。過去の事例が示しているとおり、バブルはいずれ必ず崩壊を迎えるのですから。

それでは史上空前のバブル到来に備えて何をすべきかと申しますと、例えば資産運用で目指すゴールを具体的な金額で決めておくことが重要ではないかと思います。自分が夢見る充実したセカンドライフを送るためには具体的にいくら必要なのかがあらかじめ分かっていれば、史上空前のバブル到来で思いがけず早期に目標額に到達した際にスッパリと長期投資の旗を降ろして撤退するという判断もできるでしょう。そうすればその後に必ず訪れるバブル崩壊の大惨劇に巻き込まれずに済みます。日本のバブル崩壊は「失われた20年」を生み、日本経済を苦しませ続けたデフレは結局アベノミクスが始まるまで続きました。アベノミクスが始まっても簡単に期待インフレ率が上昇しないところをみると、もしかするといまだにバブル崩壊の影響は続いているのかも知れません。このようにバブル崩壊の打撃は深刻ですから、いくら長期投資といえどもひとたび直撃を受けてしまうと挽回は絶望的になると思われます。

「そんなことを言っても、そもそも史上空前のバブルなんて本当に到来するの?」と多くの方が思われているかも知れません。もちろん未来のことは誰にも分かりませんので私にも断言はできませんが、「原油価格下落の影響でインフレ目標が達成できそうにないから追加緩和もやむなし」というような姿勢を日本銀行やECB(欧州中央銀行)が取り続けるのであれば、「バブルへGO!!」になっても不思議ではないと私は考えています。米国の中央銀行に相当するFRBはすでに量的緩和策を終了して次は出口戦略の第一歩である利上げに踏み切ることになるわけですが、今年半ばと予想されている利上げ時期が原油安の影響で今年後半や年明けにずれ込むと、さらに「バブルへGO!!」の後押しをすることにもなりかねません。いずれにせよ巨大なダムにマネーが着々と溜まっていることは間違いありませんので、何かのきっかけでダムが決壊してマネーが暴走を始めることも一応想定しておくべきではないでしょうか?繰り返しになりますが、その暴騰が実体経済(例えば史上空前の好景気とか)を反映したものであればまったく問題はありません。しかし実体経済から大きくかけ離れたバブルによるものであれば大問題です。史上空前のバブルが到来した後に訪れるのは史上空前のバブル崩壊なのですから。

私が株式投資を始めたのは2000年の秋頃でした。ちょうどそれはITバブルが崩壊過程にある時でした(ちなみにITバブルのピークは2000年3月です)。その後15年の間に、9.11同時多発テロ、リーマンショック、東日本大震災など暴落の経験は何度もしてきました。しかしそんな私も本当のバブルをまだ経験したことがありません。これは多くの個人投資家の皆さんも同様でしょう。図らずもこれはバブル崩壊を経て生き残っている個人投資家が極めて少ないことを表しているといえるのではないでしょうか?だからこそ私は声を大にして「史上空前のバブル到来に備えよ」と申し上げたいのです。結局のところ世界経済の歴史はバブルの誕生と崩壊の繰り返しです。そしてその規模は回を重ねるごとにドンドン大きくなっているのです。次に来るバブルが史上空前の規模であれば、当然のことながらバブル崩壊も史上空前の規模になるでしょう。ですからもし本当にバブルが来たなら、その時は長期投資に執着せず売り時を探すべきであると私は考えております。しかし高値で上手に売り抜けることがいかに言うは易く行うは難しであるかはハイリスク投機家を自認する私が誰よりも理解しているつもりです。ですから先に述べたように、あらかじめゴール(目標金額)を決めておいて、そこに到達したなら淡々と売るというのもひとつの有効な手段となるのではないか?と考えた次第です。実際のところ史上空前のバブル到来の可能性は極めて低いとは思いますが、たまにはバブルの心配をしてみるのも気分転換にはいいかも知れませんよ。

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