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事前に良いインデックスファンドを選ぶ方法はない

kage

2015/01/21 (Wed)

えっ?それはアクティブファンドの間違いじゃないの?と思ったあなた。見事に私の術中にはまりましたね。今回のタイトルはあえてそう思ってもらえるように目論んで決めました。ただしこのタイトルにある「良い」については少々説明が必要です。一般的に良いインデックスファンドとはベンチマーク指数に正しく連動するものを指します。この場合では過去の実績を確認してベンチマーク指数との乖離が小さければ、これからも同様の成果が期待できるだろうと判断することができます。そういう意味では「事前に良いインデックスファンドを選ぶ方法はある」ということになりますね。しかし今回のタイトルの「良い」の意味としては、あえてアクティブファンドと同じ高い運用成績を想定しました。すなわちこれは、「事前に値上がりするインデックスファンドを選ぶ方法はない」という意味なのです。このように説明すると「未来のことは誰にも分からないのだからそんなこと当たり前だろう」とのご批判を受けそうですが、ちょっと待ってください。私が本エントリーで主張したいポイントはそこではありません。広い意味ではインデックスファンドもアクティブファンドの一種であるということを申し上げたいのです。

このように書くと「こいつは何を言っているのだ?」と思われそうですが、アクティブ運用の平均点がインデックス指数であるという厳然たる事実がある以上、私はインデックスファンドもアクティブファンドの一種であると考えています。実際にバブルが到来すると過度に楽観的になり浮かれたアクティブ投資家が平均点を決めることになりますし、逆にリーマンショックのような危機に直面すると過度に悲観的になりパニックに陥ったアクティブ投資家が平均点を決めることになります。また現在の国内債券市場では事実上日銀が一人で平均点を決めているようなものです。こうなってくると平均点の行方は日銀の動向次第ということになってしまいますよね。これはアクティブ運用そのものではないでしょうか?

インデックス指数は経済指標などから独自に算出される特別な存在ではありません。あくまでもアクティブ投資家の平均点に過ぎないのです。アクティブ投資家が平均点を上回ろうと頑張って運用成績を上げると皮肉なことに平均点も上がり、あたかも夏の日の逃げ水のように目標が遠ざかってしまうことになります。だからこそトータルで考えればコスト分だけアクティブファンドが不利になるわけで、これがアクティブファンドがインデックスファンドに勝てない理由であると私は考えています。逆にいえばインデックスファンドより低コストのアクティブファンド(天才的なトレーダーが一人で運用するとか開発費や維持費が低廉なプログラム売買システムを使うとか)が登場すれば、アクティブファンドが有利になる可能性もあるのではないでしょうか?もっとも優れたアクティブ運用法が登場すればするほど結果的に平均点も上がってしまういうパラドックスに陥ってしまうので、平均点を超えることはいつの時代も簡単ではないでしょうが。

事前に良いアクティブファンドを選ぶことはできないからインデックスファンドの方が有利という論調に私は少々違和感を覚えます。そもそもアクティブファンドとインデックスファンドでは「良い」の定義が違うのですから。事前に良い運用成績を残すアクティブファンドを選ぶことができないというのであれば、同様に事前に良い(この場合は値上がりを指します)運用成績を残すインデックスファンドを選ぶこともできません。以上、「インデックスファンドとはアクティブ投資家が決める平均点に投資するアクティブファンドの一種である」というのが本エントリーで私が主張したいポイントでありました。

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