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ファンドとの付き合い方

kage

2015/01/03 (Sat)

遅ればせながら謹んで新年のお慶びを申し上げます。本年もハイリスク投機家の戯れ言にお付き合いいただければ幸いでございます。

新年早々12月のひふみ投信定期積立経過報告に下記のコメントをいただきました。その返信をそのまま新春一発目のエントリーとさせていただきたいと思います。

こんちは。ひふみ投信の運用、ヘタですよね。

去年8本のファンドを持っていて、1番成績が悪かったのですが、今年も保有している5本のファンドでひふみプラスが一番成績が悪かったですね。 ひふみプラスは完全にリストラ対象です。

特に五月さん(ちょっとおたくっぽい人です)と呼ばれるカリスマトレーダーが辞められてから、目も当てられなくなりました。五月さんが社内に居場所がなくなって辞められたときに、見切り売りをすべきでした。後悔してます。

(注:読みやすくするために当方で適宜改行を入れさせていただきました。)



このコメントには記名がありませんでしたので、本エントリーでは仮に「匿名さん」と呼ばせていただきます。もし匿名さんが成績最重視でファンドを選ばれているのでしたら、ひふみプラスより高いパフォーマンスが期待できるファンドは他にたくさんありますので潔く乗り換えられることをお勧めします。不満を抱えたままでファンドを保有することは精神衛生上も良くありませんので。私たち個人投資家にはファンドを選ぶ自由があり、別れる自由もあるのですから、後は匿名さんの決断次第です。

そもそもひふみ投信(ひふみプラスも含む)の運用方針は「守りながら増やす」であり、それを実現するためにある程度の現金比率を維持しているため、常にフルインベストのファンドに比べると相場上昇局面の成績ではどうしても不利になってしまいます。匿名さんはそれをご承知の上でひふみプラスを選ばれたのではないのでしょうか?私自身はひふみ投信(ひふみプラスを含む)が常にある程度の現金比率を維持しながらこれだけの成績を残したことは大いに評価できると思っています。ただし最近は株価下落局面に連動する傾向が強まっているため、「守りながら」の部分が実現できていないことが不満だというのであれば共感もできるのですが。

片山晃さん(五月さん)がレオス・キャピタルワークスを退社した理由が社内に居場所がなくなったからなのかどうかは私には分かりませんが、片山さんを紹介したテレビ東京系のビジネス情報番組「ワールド・ビジネス・サテライト(WBS)」の特集を拝見して私は投資の目的が変わったという印象を受けました。カリスマ個人投資家だった片山さんがレオス・キャピタルワークスに入社したことで増やす対象が自分の資産から受益者の資産に変わりました。しかしその手法は従来どおりの株式投資でした。しかし現在の片山さんが実践している手法は自己資金を使ったベンチャー投資です。米国で次々に革新的な技術やアイディアが実用化される背景にはベンチャー企業から出発して大成功した大富豪がリスクを承知の上で新たなベンチャー企業に積極的に投資をするという好循環があるわけで、片山さんもそちらの方向に踏み出す決意を固めたということなのでしょう。海のものとも山のものともつかぬベンチャー企業に投資することは残念ながらひふみ投信(ひふみプラスを含む)では実現できませんので。

いずれにせよもし本当に片山さんの退社でひふみプラスの運用能力が目に見えて低下したという匿名さんのご指摘が事実であるならば、それは由々しき問題です。なぜならチームで運用するひふみ投信(ひふみプラスを含む)の成績が一人のカリスマの影響を強く受けていたことを示すことになりますので。片山さんの退職時に売れば良かったとの後悔を引きずりながらひふみプラスを保有し続けるのは不毛なことですから、匿名さんには改めて一刻も早く乗り換えられることをお勧めします。

実を言うと、本エントリーで書いた内容はブーメランのように私の心に突き刺さることになります。なぜなら過去のエントリーに書いたとおり、私自身も不満を抱えながらさわかみファンドの保有を続けているからです。そこで年の初めに当たって改めて宣言します。今年こそはさわかみファンドを売却して本年のNISA資金に充当します。売却が完了しましたら、また改めてご報告させていただきます。

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この記事へのコメント

kage

自分の投稿をもとに新規記事を作ってくださってありがとうございます。

ただ、ひふみ投信は「守りながら増やす」姿勢ではないと思いますよ。
去年のひふみ投信は、上場後まもない新興銘柄を多く組み入れました。
これらは上場後の決算を1回も迎えておらず
株式市場がなかなか正当な株価の評価ができないので、
値動きが非常に荒いものになります。

そのうえ、市場に出回っている浮動株が少ない中、
それなりに資金のあるひふみマザーファンドが買い入れをすれば、
株価にも大きな影響を受けます。
去年は、上場まもない銘柄の大量取得報告書で、
ひふみ投信という名前が良く出てきました。
そして、だいたい天井をつけた日に買っているんですね。
そして、2週間ぐらいして、株価が大きく下がっている日に、
またひふみ投信から大量売りが出たという報告書が出てくるんですよ。
本当に何をやっているんだろうと思いたくなるような投資行動でした。

真面目に投資対象を選別すべく手間のかかる企業調査なんてやりたくなく、
手っ取り早く短期でリターンを稼ぐべく、上場まもない新興に触るんです。

エナリスといった、上場前から決算をまともに出したことのない企業にも投資したり、
ひふみ投信の「守りながら増やす」なんて、大嘘つきだなと思いました。
以前のひふみ投信はこんな運用してませんでしたから、
会社の運用方針なんてのは、4,5年もすればコロッと変わってしまうんだなということを
強く経験しました。
さわかみファンドもそうですが。
そういう意味では、いい勉強になりましたよ。

このようにひふみプラスは、大きなリスクを抱えて運用をしたのに、
パフォーマンスが他のファンドよりも成績が悪いのがおかしいよねということですね。

去年、NISAでもひふみを10万円入れたので、
とりあえずイライラしながら見守らざるを得ないですね。
特定口座のほうは全部リストラしました。
NISA口座に投信なんていれるもんじゃなかったですね。
今年は個別株式だけにしようと思いますが、
100万円しか枠がないので使いにくいんです。

Posted at 22:53:28 2015/01/12 by 匿名さん

この記事へのコメント

kage

匿名さん

コメントありがとうございます。

私はハイリスク投機家を自認していますので、過度にのめり込まないのであれば直近上場銘柄を組み入れることにもまったく抵抗はありません。値動きの激しい銘柄に取り組む際には「朝令暮改」ならぬ「朝令朝改」くらいの覚悟で迅速な売買判断が必要になります。結果的にエナリスも大けがをする前に売り切っていますしね。

11月の月次報告でご紹介したとおりひふみ投信第6期の利益確定額は26億900万円で損失確定(損切り)額は4億900万円でした。私はこの実績に十分満足しております。

Posted at 22:07:20 2015/01/13 by おやじダンサー

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kage


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