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他人の不幸は蜜の味

kage

2014/10/20 (Mon)

今回はまたずいぶんネガティブなタイトルですが、ハイリスク投機家を自認している私は相場の本質はこれであると理解しております。すなわち個別株投資で例えるなら、バブルの過熱期に信じられないような高値で買ってくれる人がいるからこそ、あるいは暴落のパニック時に信じられないような安値で売ってくれる人がいるからこそ、その売買の相手側は大きな利益を得ることができるのです。また先日書いた「SBI証券の収益源」の例で言えば、ろくに儲かりもしないのに一攫千金を夢見てセッセとSBI証券に手数料や金利を支払う私のような優良顧客(=カモ)がいるからこそ、低コストインデックスファンドを保有している人にもSBIポイントの大盤振る舞いができるのです。さらにもっと分かりやすい事例はFX(為替証拠金取引)かも知れませんね。FXは基本的にゼロサムゲーム(参加者の利益と損失の和がゼロになるゲーム)ですので。このように相場の世界では、損失を被ったり合理的でない行動を取っている人たちが他の人たちの利益の源泉になっているという現実があります。

ああ、それなのにそれなのに(余談ですがこれはかなり古い歌の一節なのですが、ご存じの方はいらっしゃいますか?)、個人投資家の間では「アクティブ対インデックス」とか「無分配対毎月分配」のような論争が絶えません。まるで宗派対立と見まごうばかりのこのような論争について、私は以前から次のような考えを持っております。

相手を論破することで運用成績が上がるのであれば大いにやるべきですが、自己満足で終わるのなら時間の無駄です。

気になって調べてみたところ、3年前の下記のエントリーでこの持論を展開しておりました。

セゾン投信定期積立経過報告(2011/10/22)

ひとりごと(2011/11/04)

ところが今回改めて「他人の不幸は蜜の味」理論に基づいてこれらの「宗派論争」を考えてみると、時間の無駄どころか自分で自分の首を絞める愚かな行為ではないかと思えてきました。繰り返しになりますが相場の世界においては損失を被ったり合理的でない行動を取っている人たちが他の人たちの利益の源泉になっているという現実があるのです。すなわち、合理的でない行動を取っている人を論破して「改宗」させることは、自分の利益を考える上では「百害あって一利なし」なのではないでしょうか?

とはいえ私はこれらの「宗派論争」を止めるべきだとは言いません。なぜなら野次馬根性で傍から見ている分には面白いですし、何よりブログネタにすると集客力の高いキラーコンテンツにもなり得るからです。もし将来私がこれらの「宗派論争」をあおり立てるような記事を書いた時には、「ああ、アクセス数が欲しいのだな」と思っていただいて間違いはありません。

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