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HSBC投信等評価額(2006.06.16現在)

kage

2006/06/17 (Sat)

日銀の福井総裁が村上ファンドに1,000万円投資したことに問題ありと連日国会で採り上げられ、マスコミからも非難を浴びています。日本銀行総裁は公人であり日本の経済政策に多大な影響力を持つだけに総裁就任時にすべて処分しておくべきだったという指摘には私も賛同します。しかし投資したこと自体が非難されたり、巨額の利益を得たことがけしからんといった論調には投資家の端くれとして違和感を禁じ得ません。

村上ファンドが優れた運用成績を残したことはあくまでも結果論です。いかに村上氏の経歴や理念が素晴らしいものであったとしてもファンドマネージャーとしての手腕が未知数であった立ち上げ時に出資することは大きなリスクを伴います。投資における利益はリスクの対価です。村上氏の理念に賛同して応援する意味で出資したという福井総裁の言葉を信じるのであれば、その行為は株主価値の向上に間接的に寄与したと賞賛されることはあっても、決して非難される行動ではなかったと私は思います。

人気blogランキングに参加しています 人気blogランキングへ それではもし仮に村上ファンドが運用に失敗して福井総裁の出資金が1/2、1/3になったとしたら、果たして今回のような大騒ぎになったでしょうか?福井総裁は最悪出資金がゼロになることを承知の上で投資したのに、結果的に利益を得たことばかりがことさらにクローズアップされて非難されることはおかしいと思います。「庶民が低金利に苦しんでいるのに総裁は大きな利益を得て不公平だ」という論調がまさにこれで、リスクの比較がまったく欠落しています。一方で「出資した1,000万円を増やすために金融政策に手心を加えた可能性も否定できない」と語る評論家もいました。しかし現実問題として日銀総裁の年収はおそらく1,000万円を軽く越えているでしょうから常識的に考えてその評論は的はずれといわざるを得ません。

冒頭にも書いたとおり、私は公人となっても資金を引き揚げなかった福井総裁に道義的責任はあると思います。しかし堀江氏、村上氏叩きと同列に「楽をして儲けた」として福井総裁が叩かれることにはハッキリと異論を唱えたいと思います。これらの一連の事件で額に汗して働くことが正しく、投資で利益を得ることは間違っているという論調が広まっていることは日本の将来にとって誠に残念です。私は以前こちらの記事で、個人投資家が積極的にリスクを取って新興国に投資し、経済発展に寄与しつつ成功報酬としてリターンを得る「パトロン国家」が本格的少子高齢化社会を迎える日本が生き残る道であると書きました。今回の世界同時株安で私自身が身をもって証明したように、自己責任でリスクを負って投資することは短期間に大きな損失を背負うこともあるのであって、誰でもお金さえあれば楽して儲けられるような簡単なものではありません。誰もリスクを取らない社会では企業の研究開発や新規事業参入などは滞り、将来性のあるベンチャー企業も育たなくなります。リスクを負って投資することは額に汗して働くことに勝るとも劣らないとの信念の基、私は投資を続けていく覚悟です。

さてそのリスクを負った結果ですが、昨日の臨時報告と比較していただければお分かりのとおり、世界的な株価の反発を受けて含み損は一気に60万円台まで戻してきました。

HSBC026

BRICsオープンもわずかではありますが黒字に戻り、ポートフォリオの真っ赤っか状態は何とか解消されました。ここから一気に黒字転換!というような無謀な希望は持ちませんので、トータルでゆっくりと少しずつ回復してくれればと思っています。

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