2017 04 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. »  2017 06

中国の不動産バブルが崩壊したら

kage

2014/10/04 (Sat)

大変なことになる、と巷間では言われております。それではここでご参考までに日本のバブル景気が崩壊した時期の米S&P500指数の値動きを見てみましょう。なお下記チャートは本家Yahoo!からお借りしてきました。期間は1985年から1995年までの10年間です。

S&P500 1985-1995

まず最初にお断りしておきますが、1987年の急落は世に名高い「ブラックマンデー」の影響であり、日本のバブル崩壊とは無関係です。当ブログをご訪問いただいた投資に関心の高い皆さんなら先刻ご承知のとおり、バブル景気の象徴でもある日経平均株価史上最高値38,957円44銭を記録したのは1989年12月29日の大納会でした(ちなみにこの日の終値は38,915円87銭でした)。そしてその後の日経平均株価は、年明けの1990年から下落の一途をたどることになるのです。

それではここで改めて上のチャートに目を向けてみましょう。日経平均株価が急落していた1990年の後半に少し大きめな調整局面が見られますが、翌1991年にはすぐに値を戻し、1994年までジリ高が続いています。このチャートだけを見ると、日本のバブル崩壊が米国株に与えた影響はほとんどなかったと見ることもできそうですね。

とはいえこの実例を根拠に「だから中国の不動産バブルが崩壊しても大丈夫」と言うつもりは私には毛頭ありません。当時と今では世界経済の相互依存の度合いが格段に違いますので、米国債保有額世界1位の中国の不動産バブルが崩壊が同2位の日本や発行元の米国を巻き込んで第2次世界大恐慌に発展する最悪のシナリオも可能性としてはあるでしょう。しかし反対に中国の不動産バブル崩壊が共産党一党独裁体制の崩壊を招き、中国の民主化が一気に進行するというシナリオも考えられます。もし仮に中国の民主化が北朝鮮にも波及して、中国と朝鮮半島の地政学的リスクが一気に解消するような状況になれば、果たして市場はどのような反応を示すでしょうか?

ですから「中国の不動産バブルが崩壊したらどうなるか?」という問いに対する明確な解答は「その時になってみなければ分からない」だと私は考えます。悲観的に考えればいくらでも悲観的なシナリオが想定できますし、反対に楽観的に考えればいくらでも楽観的なシナリオが想定できるのですから、深く考えるだけ結局は時間の無駄になってしまうのかも知れません。奇しくも今日は10月4日「投資の日」です。厳然として市場に存在するチャイナリスクに対して自分はどう備えるのか(あるいは備えないのか)を改めて考えてみるのも面白いかも知れませんね。

(Sponsored Link)

関連記事

コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック