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セゾン投信定期積立経過報告

kage

2014/06/24 (Tue)

昨日はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 8,479円 (先月比29円上昇)
●約定価額 : 11,839円 (先月比277円上昇)
●騰落率 : +39.5% (先月比2.8%改善)


先月の定時報告で私は「一般的に株価と長期金利は反比例するとされていますので、現状はどちらかが間違っているということになります。果たして来月にはどちらが間違っていたのか明らかになっているのでしょうか?」と書きました。しかし結局のところ今月になっても長期金利の不気味な低位安定状態は続いており、株高と長期金利低下(=債券高)のどちらが間違っているのか?という疑問の解答は得られないままです。もっともセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドのような世界経済ポートフォリオを採用しているバランスファンドにとって株高+債券高はダブルの追い風となりますので、今月の約定価額は先月より277円上昇し、騰落率(=私個人の運用成績)も+40%に迫る+39.5%となりました。私の資産取り崩し期はまだしばらく先のことですので目先の値動きに一喜一憂しても仕方ないのですが、とりあえず今は基準価額の値上がりを素直に喜びたいと思っています。

下記は前回同様ブルームバーグからお借りしてきた米10年国債利回りの6ヵ月チャートです。ご覧のとおり5月中旬から下旬にかけて米長期金利は一段安となり、一時2.5%を割り込んでいます。その後はまた2.6%水準まで戻していますが、米FRB(米国の中央銀行に相当)が粛々とテーパリング(量的緩和縮小)を実施しているにも関わらずこのように長期金利が低位安定している現状は確かに不気味です。

米国債利回10年

「株価と長期金利のどちらが間違っているのか?」という疑問に対して、前回のエントリーでご紹介した伝説の為替ディーラー・若林栄四さんは明確に「株高が間違っている」と指摘しておられました。若林さんによると米長期金利の不気味な低位安定は米国がこれからデフレ入りする前兆とのことで、これが正しい動きとのご見解でした。従って間違っているのは株高の方(=米国の景気回復は事実誤認)ということになり、米国株はこれから大暴落するだろうとの大予言でした(詳しくは前回のエントリーをご参照ください)。

しかし私が日々投資情報収集をしていると、また別の見解も聞こえてきます。曰く、米長期金利の不気味な低位安定の背景にはヘッジファンドの失敗があるのだと。具体的にはFRBがテーパリングを始めると見たヘッジファンドが長期金利の上昇を予想してこぞって債券売りを仕掛けたところ、予想外に長期金利が低下した(=債券が買われた)ため損失覚悟の買い戻しを迫られることになり、さらに長期金利を押し下げる一因になったというのです。しかし誰がどう考えてもテーパリングは長期金利の上昇要因ですし、このまま米国経済の回復が続けばいずれFRBは利上げに踏み切ることになりますので、ヘッジファンド勢は性懲りもなくまた債券売りを始めているとのこと。彼らの売りポジションはいずれ買い戻される「将来の買いポジション」ですので、売り残が積み上がれば積み上がるほど長期金利は上がりにくくなるという状況になっているという解説でした。

もっとも米国債という巨大な市場ではヘッジファンドの動向だけで方向性が決まってしまうことは考えられませんので、長期金利の不気味な低位安定の背景にはおそらく投資家が米国経済の回復をまだ信じ切れないことがあるのでしょう。株高と債券高のどちらが正しいかは分からないけれども、世界的な金融緩和で市場にはジャブジャブに流動性があふれているので、とりあえず両方にベットして(=賭けて)おこう、ということなのかも知れませんね。

ここまで書いてきてふと気になったのですが、これがアクティブ運用であればどちらが間違っているかを判断して「売る」という行動になりますよね?あるいはどちらが間違っているのか分からないけれども現状はとりあえずどちらも行き過ぎだと判断して両方売るとか。しかしインデックス運用では現在のような株高+債券高では株式と債券の間でリバランスができないという不都合が生じます。また両方が行き過ぎだと思っても簡単に一部を売却する(=現金化する)というわけにもいきません(Buy&Holdではなくなるので)。インデックス運用の本質を巷(ちまた)で流行している“レリゴー”の替え歌で表現すれば “ありのーままのー姿映すのよー、ありのーままのー世界を買うのー” になります。例え市場が一時的に歪んでいても、それをありのままに受け入れるしかないのがインデックス運用の辛いところですね。以前のエントリーで何度か書きましたが、インデックス運用はアクティブ投資家が引き起こすバブルのバカ騒ぎにも、大暴落のパニックにも、キッチリとお付き合いすることを義務付けられているのですから。

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