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100-5+5=100です

kage

2014/06/08 (Sun)

相互リンクさせていただいている吊られた男の投資ブログの「毎月分配型投信の再投資にドルコスト平均法の効果はあるかをシミュレーション」を拝読して、いまだにこのような誤解が個人投資家の間に蔓延していることを悲しく思いました。ちなみに当ブログでも以前「特別分配金の罠」で今回の命題を検証してみたことがあります(筆者注:特別分配金は誤解を防ぐため現在では元本払い戻し金と呼ばれています)。

特別分配金は元本の払い戻しであるため、当然のことながら支払われると個別元本がその分だけ減少します。しかし口数はそのままです。ですから払い戻された特別分配金を再投資すれば当然のことながら口数がその分だけ増加することになります。個別元本が低下していわゆるナンピン買いと同じ効果を生み、再投資で口数が増加する特別分配金はグリコじゃないが二度美味しい、という意見がありますが果たして本当なのでしょうか?本エントリーではその真相を検証してみたいと思います。



その検証内容は「特別分配金の罠」をご参照いただきたいのですが、結論としては「分配金再投資が二度美味しいという命題は偽(=そんな事実はない)」となりました。しかしこの時の検証にしても、今回の吊ら男さんの検証にしても、正面から正論を振りかざして説明しても、かえって相手を混乱させて疑いを深くする逆効果になる可能性が懸念されます。ですから以前「ひふみ投信は詐欺?」で考えたように、もし私が分配金再投資にメリットはないことを一言で説明するとしたらどんな表現にするかを思い巡らせた結果が今回のタイトルです。

100から5を引いて(=分配して)その5を再び加えても(=再投資しても)元の100に戻るだけです。毎月分配型投信の草分けであるグローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)が誕生してから13年半、もし分配金再投資にメリットがあるのであれば、世にあまたある投資本がそれを推奨し、著名投信ブロガーの多くが実践しているはずです。しかし実際にはそうなっていません。ということは「分配金再投資にはメリットがある」という命題に誤解か矛盾か論理の破綻があると疑うのが自然でしょう。「自分だけが知っている有利な投資法がある」と信じることは個人の自由です。しかし巧妙に数字を操る投資詐欺に引っかからないようにくれぐれもご注意ください。

最後に蛇足ながら付け加えますと、吊ら男さんは「分配金は部分解約と同じです - NISAも始まったし基本に立ち返る」(※注: 税金や手数料を考慮しない場合)を書いておられますが、私は「投資信託の定期分配と定期売却は同じではありません」(※注: 税金を考慮した場合)を書いております。原理原則や主義主張は別にして、現実に分配と売却(解約)では税制上の取り扱いがまったく異なりますので、利用者が自分の都合の良いように使い分ければいいというのが私の意見です。

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この記事へのコメント

kage

荒らす気は全くないのですが、評価額×口数の面積同じ、
税金分非効率などは重々承知ですが、

下げ局面が長期化しているときの話です。
この辺、全然考慮されていないような。。。

結局、買値より基準価額が安くなっているときに、
評価額が下がっていくというハコの形が変わるのはメリット
ないことを知りたいという趣旨でした。

配当せずに中でまわしていれば、同じですかね。


ま、その配当の有無というか、スノーボールの根拠がない株とかの
インデックスは全く興味ないです、個人的に。

失礼しました。

Posted at 00:47:55 2014/06/09 by 再投資ときどき鮨代金

この記事へのコメント

kage

再投資ときどき鮨代金さん

コメントありがとうございます。

含み損を抱えている状態で出される分配金は元本払い戻し金ですので、この状態での分配金再投資は例えるなら銀行預金から500円を引き出してその日の内に500円を預け入れるのと同じです。

面積が同じ(=価値は同じ)を理解しておられるのに、なぜ分配金再投資にメリットがあると思われるのか?私には不思議です。

Posted at 07:23:52 2014/06/09 by おやじダンサー

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kage


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