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セゾン投信定期積立経過報告

kage

2014/05/22 (Thu)

昨日はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 8,450円 (先月比27円上昇)
●約定価額 : 11,562円 (先月比61円下落)
●騰落率 : +36.7% (先月比1.1%悪化)


先月の定時報告で私は「さて来月はどんな「モグラ(世界経済を揺るがす大きな不安要因)」が姿を現すのでしょうか?今から楽しみ恐ろしいです」と書きました。しかし結局この1ヵ月間はこれといったモグラは現れず、今月の約定価額は先月よりわずかに下落した11,562円となりました。ご覧のとおり私個人の運用成績である騰落率も先月比1.1%の悪化に止まっており、ほぼ横ばい(=現状維持)であったという判断になるのでしょう。ただし世界経済全般を見渡してみると、所々に印象的な動きが見られました。具体的には米ダウ平均株価とS&P500指数が史上最高値を更新、インドの代表的株価指数であるムンバイSENSEX指数も史上最高値を更新、一方で米長期金利(米国10年債利回り)を筆頭に英国やドイツなどの長期金利が年初来最低水準にまで低下しています。一般的に株価と長期金利は反比例するとされていますので、現状はどちらかが間違っているということになります。果たして来月にはどちらが間違っていたのか明らかになっているのでしょうか?

ご承知のとおり、米国の中央銀行に相当するFRBは粛々とテーパリング(量的緩和の縮小)を実施しています。一般的に金融緩和の拡大は長期金利の低下要因となり、金融緩和の縮小(引き締め)は長期金利の上昇要因となるとされています。ですから普通に考えて米国の長期金利は上昇はしても低下はしないはずなのですが、現実には下記(ブルームバーグのサイトからお借りしてきた米国10年債利回り半年チャート)のとおり、今年に入って米国の長期金利は低下はしても上昇する気配は見せていません。

米国債利回10年
相場解説によるとこの長期金利の低下は市場関係者に不気味な動きとして捉えられているようです(テーパリング→金利上昇という教科書どおりの動きに逆行しているので)。株価と金利のどちらかが間違っている、と言われてもどちらが間違っているのかが明確にならない以上、機関投資家などは動くに動けないでしょうね。

この米長期金利の低下は確かに不気味ですが、「金利の低下=債券本体価格の上昇」ですから米国債保有者にとってはまんざら悪いことではありません。下記はYahoo!ファイナンスからお借りしてきた5年チャートです。比較対象は無分配を続けているeMAXISシリーズとしました。まずは先進国債券と国内債券の比較からご覧ください。

海外債券VS国内債券

青:eMAXIS 先進国債券インデックス
赤:eMAXIS 国内債券インデックス

ご覧のとおり国内債券は極めて安定的で、これぞまさに「安心・安全」の資産運用方法であると思わせる値動きです。一方で先進国債券はアベノミクスを境に状況が一変していることが分かります。アベノミクス以前は円高でマイナス圏に沈み続け、アベノミクス後は一転して円安の恩恵を受けて急騰しています。長期投資の観点からこのような激しい値動きはあまりありがたいものではないのですが、結果論で言えば積み立て投資を前提にするのであれば理想的な値動きになったわけです。すなわちアベノミクス前は安くたくさん仕込むことができ、アベノミクス後の急騰で大きな評価益を得ることができたのですから。

インデックス投資家の皆さんの中には海外債券不要論を唱える方もおられるようですが、結果論では「海外債券に投資しなくて残念でした」ということになりますね。また国内債券をインデックスファンドではなく個人向け国債で代替しておられる方は「値上がり益(キャピタルゲイン)を享受できずに残念でした」ということになります。もっとも個人向け国債が値上がり益を享受できないことは値下がりリスクを回避できることと表裏一体ですので、一概にどちらが有利とは判断できませんが。

それでは海外債券不要を選択したインデックス投資家は結果的に失敗だったのかというと、もちろんそんなことはありません。要は海外債券を削った分をどこに振り分けたかによって結果は大きく違っています。ちなみに私がもしインデックス投資家であったなら、やはり海外債券不要論を唱えるでしょう。その根拠は「為替リスクを取るなら株式で」という考え方を支持しているからです。下記は先進国債券と先進国株式の比較ですが、ご覧のとおり先進国株式のリターンの方が圧倒的に高くなっています。すなわち海外債券を削った一部を海外株式に振り分けたインデックス投資家は「海外債券に投資しなくてラッキーでした」という結果になっているかも知れませんね。

海外債券VS海外株式

青:eMAXIS 先進国債券インデックス
赤:eMAXIS 先進国株式インデックス

米国の株高と金利低下のどちらかが間違っているとすれば、株価急落と金利急騰(国債価格の急落)の両方を警戒する必要があるということになります。しかしバランスファンドの定期積み立て投資においては警戒しても意味はありませんので淡々と継続するしか選択肢はありません。ただし本当に不安で夜も眠れないようなら一時撤退する自由もあることだけは頭の片隅に留めておいていただきたいと思います。長期投資は決して強制ではなく、修行でも精神修養でもないのですから。

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