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ひふみ投信定期積立経過報告

kage

2013/11/14 (Thu)

昨日(厳密には一昨日)はひふみ投信の定期積立約定日でした。そこでいつものようにひふみ投信設立時からの同額の定期積立を行っている私の運用成績をご報告させていただきます。なお毎回のご報告に書いているとおり下記運用成績は定期積立の他に猫パンチ投資(スポット購入)2発分を含んだ結果です(猫パンチ投資2発の詳細はこちらで公開しています)。

<ご参考>ひふみ投信定期定額積み立て+猫パンチ投資2発の指数
●取得単価 : 12,598円 (先月より87円上昇)
●約定価額 : 22,223円 (先月より583円上昇)
●騰落率 : +76.4% (先月より3.4%改善)


先月の定時報告を書いている時点では米国の与野党が繰り広げていたチキンレースはタイムリミット目前でした。その後の結果は皆さんご承知のとおり、与野党が問題の先送りで合意して米国債のデフォルト(債務不履行)という最悪の事態は目前で回避されました。しかしこの混乱が思わぬ副作用を生みました。米政府機関の一時的なシャットダウン(閉鎖)により雇用統計を始めとする重要な経済指標の発表が遅れたり、正確性に疑義が生じてしまったのです。このためこれらの経済指標を参考にして検討されるはずだったFRBの量的緩和縮小(いわゆるテーパリング)も先送りされるだろうとの思惑から株価は上昇。ニューヨークダウ平均株価は再び史上最高値を更新しました。この流れに乗ってひふみ投信の基準価額も10月24日に設定来最高値となる22,379円を付けました。ちなみに「この流れに乗って」と表現したのは10月の月報「ひふみのあゆみ」に「ひふみ投信ではこの流れを予想しており、米国の債務上限引上げが決まるまでは現金比率を下げて(株式比率を上げて)、債務上限の引き上げが決まってからは現金の比率を上昇させています」と書いてあったからです。

先月の定時報告で私は「(米国のチキンレースが万が一の事故を起こすリスクに備えてひふみ投信は)実際のところどのような対策を講じているのでしょうか?もし可能であれば次回の「ひふみのあゆみ」でその一部でもご披露いただければ嬉しいです」と書きましたが、その答えは「対策は講じていない」だったようです。今回は崖が見えている状況でのチキンレースでしたので、大多数がクラッシュの可能性はかなり低いと考えていました。そして実際に危機は目前で回避されました。だからといって次回(来年早々)も同じ結果になるとは限りません。今回の結果が変な「成功体験」にならないように私たちも気持ちを引き締めなければなりませんね。

資産形成応援団の応援金もその後順調に積み上がっています。これからは5年前の定期積立分が続々と応援金付与の対象となるため、応援金の増え方にも加速度が付いて行くことが期待されます。

応援金

インデックス投資ナイト雑感」でも触れましたが、ひふみ投信の運用責任者である藤野英人さんがインデックス投資ナイトのメインイベントである「新時代のインデックスvsアクティブ最終決戦」に出演されるとのことですので、改めて私自身のインデックスvsアクティブ観を再確認しておきたいと思います。

1.誰が平均点を決めているのかを考えてみよう。

インデックス指数はアクティブ運用の平均点です。ですからインデックス運用もアクティブ運用の一種、もしかするとアクティブ運用そのものとも考えることができるのではないでしょうか?そう考えると私にはインデックスvsアクティブという対立軸が成立しないように思えてきます。インデックス派とアクティブ派がお互いを攻撃することは、天に唾するようなものであると私は考えています。私自身はハイリスク投機家を自認するバリバリのアクティブ派ですのであえてインデックス派の皆さんに申し上げたいことがあります。投資の世界においては肉食投資家(アクティブ派)が虎視眈々と獲物を狙い続けてくれるからこそ草食投資家(インデックス派)は効率的な運用が可能になるのです。心の中では「バカな奴らだ」と思っていても表向きはにこやかに「頑張ってください」と言うのが大人の対応というものではないでしょうか?確かにアクティブ派の多くは事前に値上がりする銘柄や投資信託を探そうと無駄な努力をしているのかも知れません。しかし年末ジャンボ宝くじの1等当選を夢見て売り場に並んでいる人に向かって「宝くじはほとんどが外れる多カラくじ。どうせ当たりはしません。買うだけ無駄です。宝くじを買うお金があるのなら何かおいしいものを食べた方がいい。」と説得するのはハッキリ言って大きなお世話です。心の中では「バカな奴らだ」と思っていても表向きはにこやかに「当たるといいですね」と言うのが大人の対応というものでしょう。インデックス派の皆さんはアクティブ派にいなくなってもらいたいのでしょうか?アクティブ派がいなくなると困りはしませんか?つまり私の考えはこうです。インデックス派はアクティブ派を批判するのではなく、もっとおだてて働かせるべし。結果的にそれがインデックス運用の効率化に寄与するのですから。

2.そもそも評価基準が違う。

以前こちらのエントリーで私は以下のように書きました。

実際問題としてアクティブファンドとインデックスファンドでは「Best」の基準がまったく異なるため、同じ土俵で比較することは困難です。具体的には、アクティブファンドの優劣は騰落率で判断され、インデックスファンドの優劣はベンチマーク指数への連動性で判断されます。つまりアクティブファンドとインデックスファンドを同じ土俵に上げることは、異種格闘技のようなものですね。


ひふみ投信のファンドマネージャーたちは日々私たち受益者の資産を増やすために頑張ってくれています。もちろんこの努力は慈善事業で行われているわけではなく、受益者の資産を増やすことが結果的にレオス・キャピタルワークスの手数料収入を増やすことにつながるからです。しかしインデックスファンドのファンドマネージャーたちはまったく違います。なぜならインデックスファンドの目的はベンチマーク指数との正確な連動であり、受益者の資産が増えようが減ろうが知ったことではないからです。このようにそもそも目的が違うインデックス運用とアクティブ運用を対立軸に据えることに私は違和感を覚えます。比較対象にすることはもちろん構わないと思うのですが、住まいにおける「賃貸vs持ち家」というような排他的な二者択一とはちょっと違うと思っています。

3.投資法はライフスタイルである。

当ブログでも過去に何度か紹介したことがある「臆病者のための株入門 (文春新書)」の中で橘玲氏は「デイトレードはライフスタイルである」との見解を示しておられます。人にはそれぞれ充実した人生を送るためのライフスタイルがあるものです。アクティブ運用を選択してリスク覚悟で一攫千金を狙うのもひとつのライフスタイルであり、インデックス運用を選択して趣味や家族との時間を大切にするのもひとつのライフスタイルです。先ほど例えとして挙げた住まいにおける「賃貸vs持ち家」でいえば私は筋金入りの賃貸派ですが、持ち家という選択を頭から否定するものではありません。なぜなら現実に持ち家でしか実現できないライフスタイルがあるからです。具体例を挙げれば、三世代同居住宅に住みたいとか、極めて特殊な間取りや外観の家に住みたいとか、ピンポイントで住みたい場所がある場合などでは現実的に賃貸という選択は極めて困難です。ですから私は賃貸が合理的だと思っていても、その人のライフスタイルによっては持ち家を選択すべきであると考えています。同様に投資法の選択も橘玲氏が言われるとおりライフスタイルです。投資である特定の企業を応援したいとか、ワクワク・ドキドキしたいとか、大儲けしたいと思うならアクティブ運用を選択することになります。それはその人のライフスタイルであり、他人にとやかく言われる筋合いはありません。確かにアクティブ運用を選択することは総合的に考えれば合理的ではないかも知れません。しかし合理的な選択が必ずしも人生を豊かにしてくれるとは限りませんからね。「臆病者のための株入門 (文春新書)」の中で橘玲氏は「人には合理的でない行動を取る自由もある」と書かれていますし。少なくとも人生においては合理性の追求より各自が求めるライフスタイルの実現が優先されるべきでしょう。

文末になりましたがインデックス投資ナイトの「新時代のインデックスvsアクティブ最終決戦」が有意義な議論となりますよう、私も影ながら祈念しております。

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