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世界恐慌前夜

kage

2013/10/05 (Sat)

突然ですが替え歌です。(かぐや姫の名曲「神田川」の節で)「あなたはもう忘れたかしら?リーマン・ショックのホントのワケを」。リーマン・ショックの発端はその名のとおりリーマン・ブラザーズの経営破綻でした。しかしその後の米国株の暴落を招いたのは米議会による緊急経済安定化法案の否決でした。当然可決されるものと思われた法案がまさかの否決となり、米国株は大暴落となったのです。

下記はいつものようにYahoo!ファイナンスからお借りしてきたダウ平均株価10年チャートです。リーマン・ブラザーズの経営破綻は2008年9月15日でした。そして緊急経済安定化法案が米下院で否決されたのが9月29日。この日のダウ平均株価は777.68ドル安となり、過去最悪の下落記録を更新しました(現時点でもこの記録が過去最悪です)。そしてその後はご覧のとおり奈落の底に沈んでいくことになったのです。

ダウ10年チャート

皆さんご承知のとおり、現在米国では与党・民主党と野党・共和党が新年度予算を巡ってチキンレースを続けています。新年度予算が成立しないまま新年度入りしたため(米国は10月1日からが新年度です)、一部政府機関が閉鎖に追い込まれています。さらに深刻なのは米国の債務上限のタイムリミットが目前に迫っていることです(ルー財務長官によると10月17日とのこと)。期日までに債務上限の引き上げで与野党が合意できなければ米国は国債の利払いができなくなり、債務不履行(デフォルト)に陥ってしまいます。もし万が一そのような事態になれば米国債の信用はがた落ちとなり、長期金利(10年債利回り)は急騰(国債の本体価格は暴落)するでしょう。そうなると米国債保有額第1位の中国と第2位の日本もタダでは済みません。つまり私たちは、もしかすると世界大恐慌前夜にいるのかも知れないということです。

もちろんこれは現時点で想定される最悪のシナリオです。米国の政治家も自国を債務不履行に陥らせるほど愚かではないと思いますので、最悪のシナリオはギリギリのところで回避されると私も信じたいです。しかし考えたくはありませんが、冒頭に書いた緊急経済安定化法案のまさかの否決のような想定外の出来事が起きる可能性はゼロではないのです。米財務省は万が一米国が債務不履行に陥った場合はリーマン・ショックを上回る深刻な景気後退をもたらす可能性があると警告を発しています。そういう意味では今はまさに「一寸先は闇」という状況なのかも知れません。特に今回は大多数が「危機はギリギリのところで回避される」と信じているだけに万が一回避されなかった時の破壊力は尋常ではないでしょう。まさかまさかの世界恐慌前夜?という状況になってみると改めて万が一の事態に備えることは難しいことを痛感しますね。

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